〜台湾旅行記〜
(台湾2日目その3〜電話編〜)

 ホテルへ戻ってホッと一息。食事を取るために近くのショッピングモールやら映画館などが入ったデパート(?)の地下へ向かいます。洋服やらカバンやらがぶら下がっているショッピングモールを抜けると視界が開けてレストラン街というより屋台街に入ると呼びこみの攻勢が。目が合うとすかさず「こっちおいで!」と手招きします。なんともエネルギッシュ。生活かかってるから当然といえば当然ですが。フロアを一周してとあるカウンターに腰を降ろして炒飯を注文。結構美味しかったです。日本で食べるものより若干味濃いめでしょうか。
 
 ホテルに戻り、しばらくボーッとテレビを見て、時計を見て・・・いつも日本から彼女に電話する時間になったのを見て彼女の家に電話します・・・が、電話がウンともスンともいいません。外からかけるか!と、なぜか外の公衆電話から再び電話・・・「ウェイ?」・・・あ、ちょっと声が違う・・・。お姉さんかな・・・?四声が全く分からないので会話集の符号を見て勘を頼りに発音します。「ハ?」・・・え・・・、やっぱりダメ・・・?数十秒間沈黙が続きます。めげずにもう1回。・・・沈黙・・・。・・・・・ブツッ、ツー、ツー、ツー・・・・・・切れた、っていうか切られた・・・。全身の力が抜けます。でも彼女に会うには今電話するしかない!と気を取り直してもう1回。「ウェイ?」またもやお姉さんらしき人。またダメか・・・と思っていたら電話の向こうで妹さんの声が。妹さんはちょっぴり英語を解します。今度はなんとかお互い拙いながらも英語でやり取りをして、彼女の携帯電話の番号を聞き出します。お礼を言って、彼女の携帯に電話します・・・。あれ?出ないっていうか、繋がらない・・・。ちゃんとメモしたのに・・・。もう1回確認の為に彼女の自宅に電話。お姉さんが妹さんの助けを借りつつ、電話番号を・・・あれ?さっき教えてくれた番号と全然違うじゃん!何やってんだよ、もう。改めてお礼を言っていよいよ電話です。・・・・「ウェイ?」・・・・あれ?・・・・声が違う・・・。間違い電話???「あんた誰?」「***の友達。」・・・友達・・・?なんで友達が電話に出てんだ?「***は?」「どこか行った。」「どこか行った?どこ行ったの?」「分からない。ここにはいない。」「・・・・。」「大丈夫?」・・・・大丈夫なわけないだろ・・・。またもや全身の力が抜けた私は取り合えずお礼を言って電話を切りました。
 頭の中をいろんな妄想が駆け巡ります。誰か他の男とどこかへシケこんだとか・・・。血の気が引いて倒れそうになるのを堪えて取り合えず部屋に戻り、30分後に改めて電話しなおす事にしました。

 30分後・・・・。「もしもし」「もしもし」・・通じた!・・「今、台中にいるんだけど、明日会いたい。」「夕方大事な授業があるからその時間までだったら良い。」「(まあいいや)O.K..じゃ、寶島ホテルの前で。」

 いよいよ明日は初デートです。ドキドキしながらベッドに入りました。

〜続く〜


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