〜台湾ポップスとほほレポート〜

 皆さんはせっかく買った台湾ポップスCDが「期待はずれ」だった経験はありませんか?日本にいるとなかなか台湾ポップスの情報が入ってきません。いきおい半ばギャンブルのような気持ちでCDを買ってしまうのですが・・・。ここではxinjieの「期待はずれ」でちょっぴり「とほほ」だったCDの数々をご紹介します。


齋秦「我掌什麼愛[イ尓]」
 
 骨太のロックを聴きたい・・・と思い、どこかのレビューで”骨太の台湾ロッカー”という一文を頼りに聴いてみました。なんでもこのアルバム、録音エンジニアに映画タイタニックのサントラを手がけた人物を迎えて録音されたという触込みが。その通り初っ端から骨太ギターサウンドが鮮明に聞こえてきます。スローなテンポながら歌声も期待通り、太く低めの声で「おおっ、ロックしてるじゃん!」と思わせてくれました。が、しかし、2曲目、3曲目とスローバラードが続きます。そろそろノリのいい曲が・・・と思っているうちに全曲終了。ツラかったのです。何がって延々60分以上同じ曲調のスローバラードが歌われることが・・・。
 
 類似アーティスト及びCD:ディック&カウボーイ


Fantasy「Fantasy

 私は男の子のせいか、CDのジャケットを見て、そこに写っているのがキレイな女性、またはカワイイ女の子だったりすると思わずそのCDを会計に持っていってしまいそうな衝動に駆られることがあります。この「Fantasy」もその一つでした。「Fantasy」はかわいらしい女の子3人のグループ。エイベックス・アジア所属のグループです。3人のかわいさについフラフラッと購入してしまいました。帰宅し、ケースを開けます。すると現われたジャケットには片仮名で「ファンタージ」と!!なんとトホホな日本語なのでしょう。「Fantasy」ならば「ファンタジー」と表記されるはずなのに。肝心なのは音楽です。気を取りなおし、ミュージック・スタート!・・・・え〜とですね、・・・・最近日本に多いですよね、女の子グループ歌手。あんな感じでした。歌は上手くありません。元気一杯歌っているのがせめてもの救いです。でも、「スピード」っぽい歌い方が好みだったらハマる事、間違いなしでしょう。ちなみに、Every Little Thingの、”Time goes by...”をカバーしてます。で、ところでこの「Fantasy」、台湾の歌手って分類でいいんですかね・・・。一応北京語だったんで載せてみたんですけど・・・・・。


黒珍珠(Black Pearl)

 CDショップのグループのコーナーを何の気無しに眺めていたら、何となく気になって悩んだ末に購入したという一品。総勢4人。全て台湾原住民。しかも、由緒ある家柄の方々のようです。ジャケットの雰囲気は「真っ黒」。R&Bテイストむんむんです。メンバーの精悍な顔つきがより一層その雰囲気を高めています。
 で、肝心の音楽ですが・・・。全員原住民に出自があるということである程度予想はしていましたが、原住民の民謡と洋風R&Bのミックス・・・。が、しかし、音が中途半端です。原住民の民謡とR&Bの融合がうまくいっている例として、張惠妹や民雄などが思い浮かぶのですが、黒珍珠の場合、民謡歌手が無理やり民謡の歌唱方法をそのままでR&Bを歌っているという表現がぴったりです。また、R&Bが1に対して民謡が9ではないかと思わせてしまう曲の作りにも問題があるのかもしれません。それだったら、100パーセント民謡の方が良かったのでは・・・?次作はもっとポップに作ってください。


侯湘[女亭]「イ尓愛我[口馬]?」

 これは「とほほ」のコーナーに置こうかどうしようか、とっても迷った一品です。本当に迷いました。顔と姿形、歌声はとっても私の好みです。告白します。「私と付き合ってください!」あ、そういうコーナーじゃありませんでしたね。初めて彼女の歌声に出会ったのはネットの試聴コーナーでした。最初は好みの顔だというそれだけで試聴したその曲は「秋天別來」という、伍(あら、こんなところに)思凱作曲の雰囲気たっぷり爽やかアコースティックバラードでした。透き通ったそのヴォーカルにすっかりヤラレてしまった私はCDショップで彼女のアルバムを買って聞きました。・・・が、全曲アコースティックものというわけではなく、シンセのリズムのものがあったりして、そのせいかどうか分かりませんが肝心の彼女の歌がどうも平板なものに聞こえるんです。抑揚が無いというか・・・。先入観無しに聴けば悪くはない作品かな、とも思いますが、とっても期待していた私にとって、その歌声は「ドラマやCMで売れたので歌でも歌ってみました」というようなものに聞こえてしまったのです。と、いうわけで勝手に期待しすぎたボクがいけないんです。ごめんね。


藍心[シ眉]「[イ尓]開心了[シ眉]」

 これも、「私が悪いんです、本当にゴメンナサイ」な一品。迷って迷って悩んだ末に「とほほ」入りさせてしまいました。
 司会業のみならず、最近はその先進さとポップさを上手く取りいれたアルバムを発表して歌手としての評価も高い、シンメイ姐さんの2000年最新作。2枚組でボーナスCDとして過去の曲から3曲クラブミュージックのアレンジを施して再録したものがついています。
 これが台湾で発売された当初、ネットで試聴したときは、「おお!!これだ、これ!さすがはシンメイ姐さん!」と「ビビビッ(古い)」ときたワタクシでしたが、日本でなかなか入手できず、数ヶ月経ってようやく入手、早速聞いてみると・・・あれ?・・・あれあれあれ??・・・なぜだ?あの頃はあんなに心トキメいていたのに・・・なぜあのトキメキが感じられないんだ?アルバムを通して聞いた後、全然引っかからないんです。個別の曲では「おっ!」と思わせられるのですが、なぜかその後アルバムに手が伸びない・・・。ヴォーカルにエフェクトかけたりして小技に頑張ってはいるのですが、全体的に平板な印象を私は受けてしまいました。印象的な一曲が無かったというか、きっと私の感性が変わってしまったんでしょう。ゴメンね、シンメイ姐さん。ケイ・ホアンや、サンディ・チェン、伍佰、トラック、ディック・リー等が曲を提供しています。ポップで、先取り感もあって、悪くない出来なんです。初めて彼女のアルバムを聞きたいという人には良いかもしれません。でも、私の心には引っかかりませんでした・・・・。

 皆さんの「とほほCD体験(笑)」お待ちしています。


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