第13戦(筑波サーキット本コース)


しかし暑いですね〜、今年の夏は・・・
こんな暑いのに本コース走って大丈夫なんでしょうか?
と心配しつつも、BMWCUPです。

今回で第4戦目。
筑波サーキット本コースでは、本年最後のスプリントレースです。

エンジンがオーバーヒートするのも、ブレーキオイルがフェードするのも
非常にヤ!なんですけど、仕方無いですね。

どうか自走で帰れます様に(-_-;)



1.当日

朝自宅を出るときは雨は降って無かったのですが、高速に乗る頃から徐々に降り始めてしまいました。
でも谷和原インターを降りる頃にはすっかり上がり、ほっと一安心です。
ちょっと車が汚れてしまったかな^^;
まぁ雨の中でレースをやるよりはずっとマシなので我慢我慢と。

現地に着くと、事前に事務局から案内があった通り、いつもBMWを並べる場所にはGOLFが止まっていました。
その手前にBMWの集団が^^
いつもイタフラ系のカラフルな伊達車達が止まっていた場所です。
個人的には前の場所よりこっちの方が出入りし易いので大歓迎でした。

さて、受付・車検・ドラミをいつもの通り終了し、準備完了!
後は走るだけです^^

今回は車自体の変更パーツは有りません。
但し今までは助手席を積んだまま走っていましたが、前回の東コースで好結果が出たので、今回のBMWCUPからは降ろして走る事にしました。
これで約20kgの軽量化となります。
当初の計画ではこれプラス、ドライバーを数キロほど軽量化する予定でしたが、こちらは持ち越しに^^;
いやはや何とも、我ながら意思が弱い弱い(^^ゞ

あとステアリングを純正から33φのモノへ交換していますが、これが良い結果に繋がるかどうかは不明です。
もちろん気分的にはメッチャチューンですけどね(^O^)
まぁそんな訳で大したチューンでは有りませんが、これで今日1日を乗り切るつもりです。

今回は今シーズン最後の筑波サーキットという事で、我らchallengeクラスに全7台もの車がエントリーしています。
第1戦でしてやられたマルニもお見えですし、初参加の635も出場されています。

しっかしこの635、なんてカッコイイんだ!!!

実はZ3が始めてのBMW車である私は、6シリーズをこんなに間近で見るのは始めてだったのです(^^ゞ
正に”THIS IS BMW!!!”って感じです。
逆スラントの豚ッ鼻、キャビンとノーズのシルエットの割合、A&Cピラーの角度と太さ。
何より特筆すべきは、正真正銘シルキーシックスの澄んだエンジン音!!!

な、な、な、なんて美しい音なんだっ(@_@)

アルミブロックになって失ったものがこれ程大きいものだとは、正直思ってもいませんでした(>_<)
現在の車も未来の車も含めて、この6シリーズが未来永劫最高のBMWだろう・・・とつくづく実感させられてしまいました。

それとマルニのフロントサイドのウィンカー!
何とか今の車に同じデザインを用いることは出来無いものか!!!
と、マルニを見る度に毎回そう思います。

うふふふふ・・・
これだけでも今日来て良かったなo(^o^)o   ・・・ってまだ1周も走ってないんだけどなぁ^^;



2.フリー走行

空が曇っているのと、朝一パラパラと小雨が降ったお陰で、8月というのに結構涼しい^^
今の季節を考えると、これ以上の天候は望めないでしょう。

はてさて、ピットに並んでいきなり他車に感心ばかりしてしまいましたが、いよいよ自分の走行開始です。
冒頭にも書きましたが、今回のchallengeクラスは全7台の出走です。
その中にはBMWCUP第1戦でトップを独走したマルニや、BMWCUP第3戦の予選で離されてしまったアルピナも出場されています。
ま、どう考えても635のトップは揺るぎ無いでしょうから、上記の2台と三つ巴の2位争いになる事は明らかです。
助手席を降ろしただけでは、いかにも心許ない(ーー;)

もっとチューンしておけば良かったなぁ・・・

などと、ついつい楽な方法を考えながらピットロードから順にスタートしました。
バックストレッチまでの半周は、どの車も左右に車体を振ってタイヤを暖めているようです。
が・・・

この時期にタイヤ暖めてどうすんのかなぁ^^;

幸いするか災いするかは判りませんが、私はゆっくり真っ直ぐ走って出来るだけタイヤの消耗を押さえながら約半周。
バックストレッチに入り、各車本気モードで最終コーナーへ突っ込んで行く。

んだば、行くべっ!!!

4速全開から3速へシフトダウン、アルミブロック・シルキーシックスを唸らせながら、他車に紛れて最終コーナーへ突っ込んで行った・・・

始めてココを走った頃は、この最終コーナーがキライで嫌いでしょうがなかったが、最近では「ここが勝負の別れ道!」とさえ思えるようになった。
特に大幅な軽量化もエンジンチューンもしていない闇剣号は、このコーナーでの余計な減速が致命的な敗因に直結するのだ。
もちろんコントロール不能に陥っては元も子もないが、ある程度の”度胸試し”は仕方ない。

行け行け行けぇーーーっ!!!

何度も何度もこの最終コーナーで恐い目に逢ったが、懲りずにアクセルを踏み込むのを止めなかった。

その結果です。

全10周中、ベストラップは5周目、タイムは”1分12秒446”
全出走23台中、総合第10位、クラス第3位 でした。

うぉ〜〜〜っ!
怒涛の自己ベスト更新っ!
しかも真夏も真夏、夏休みのど真ん中っ!!!

Po. No. クラス ドライバー 車両名 ベストタイム トップ差 ベスト周回 平均速度 備考
1
20
BMW
わんこ BMW635
1'10.885
4/9
103.858
2
10
isN
オーリー fix K-Force is
1'11.035
0'00.150
9/10
103.639
3
4
isN
佐藤慎介 SUNRISE Z3
1'11.127
0'00.242
10/10
103.505
4
8
isN
BEEMER-T MIRACLE SPL-N2
1'11.605
0'00.720
6/6
102.814
5
11
isN
Toshi 場違いなis号
1'11.735
0'00.850
10/10
102.628
6
13
isN
BAN ワインちゃん
1'11.753
0'00.868
10/10
102.602
7
1
isN
ケースケ プリティ号
1'11.859
0'00.974
4/10
102.451
8
21
BMW
金子州 BMW2002
1'12.332
0'01.447
4/9
101.781
9
9
isN
宮崎秀一 jfactory with team3814is
1'12.392
0'01.507
9/10
101.696
10
22
BMW
闇剣 BMW Z3 2.0
1'12.446
0'01.561
5/10
101.621
11
25
BMW
沼田広志 BMW ALPINA
1'12.493
0'01.608
7/9
101.555
12
5
isN
JERK?K MIRACLE SPL-N
1'12.896
0'02.011
3/4
100.993
13
16
isN
Pega BMW 318is
1'13.067
0'02.182
6/10
100.757
14
7
isN
Kan 318is
1'13.129
0'02.244
9/10
100.671
15
3
isN
MVR野郎 BMW E36IS
1'13.236
0'02.351
9/10
100.524
16
12
isN
Mr.そよ風 SB☆いろものis
1'13.786
0'02.901
6/10
99.775
17
24
BMW
イシイマン1号 BMW2002
1'14.125
0'03.240
3/10
99.319
18
14
isN
あっくん MVR2号
1'14.360
0'03.475
4/10
99.005
19
18
isN
トッド BLUE THUNDER号
1'14.493
0'03.608
6/9
98.828
20
15
isN
コバ 318is
1'15.036
0'04.151
5/10
98.113
21
17
isN
多田浩之 多田塗料店sunteamいろもの318is
1'15.691
0'04.806
5/10
97.264
22
19
BMW
ヤチコー 通勤NO30号
1'18.402
0'07.517
7/9
93.901
23
6
isN
ノザ編 AJ ls
1'20.508
0'09.623
7/8
91.444
2
isN
おじゃまんが E36-318is
DNS
23
BMW
奈良善之 art-n BS102
DNS
注)ブルーが闇剣号
       
オレンジが同クラス車両

くはっ!
自己ベストをもってしても”マルニ超え”ならず(;_;)
やはり「助手席降ろし」だけでは無理だったか・・・。




3.予選

しかし、クラス2位のマルニとの差はわずか1000分の114秒。
ステアリングを2,3度切り直さなければ、、、またはアクセルを1,2度踏み直さなければ、叩き出せるタイム差。

予選はずぅえったい追い越してやるっ!

昼に近くなるにつれ、段々雲も無くなり晴れ間が広がってきました。
朝一と比べると、気温も路面温度もかなり上がっている筈です。
車には非常に条件が悪い。
ただ、それは自分だけではなく他の車も同じ条件。
むしろ年式が新しい分、自分に分が有る筈です。
そう自分に言い聞かせて、ピットロードから順にスタートしました。
最初の約半周、他車はみんな車を左右に振ってタイヤを暖めています。

だから、何で暖めるかなぁ・・・^^;

私は出来るだけタイヤに負担をかけずに、半周をゆっくりと走行。
バックストレッチに入り全開走行開始!

行けぇ〜〜〜っ!!!
何が何でも1000分の114秒をゲットするのだぁ〜〜〜っ!!!

各コーナーを自分の限界ギリギリでクリアする。
指標としてダンロップコーナーをうまくクリア出来れば、その先の左高速コーナーでは3速が吹け切れる。
そして、4速へシフトアップ!

さて、そこで問題!
ホントに4速へシフトアップして良いのだろうか?
もし4速へアップしても、直ぐに2ヘアの為にブレーキが必要となる。
その間、たったの2〜3秒。
150psの4速で幾ら目一杯アクセルを踏み込んでも、全く加速している実感は得られない。
各ラップをリアルタイムで計測出来れば自分なりに比較出来るのだが、残念ながらそんな術は持っていない。
ラップコムが欲しい・・・。
結局いつもどちらが良いのか判らないまま、とりあえずシフト練習(実際はブレーキング時の4→3→2速)の意味も込めて、4速へシフトアップする方を選択しているのだが・・・。
果たしてコレは功を奏しているのだろうか???

毎周疑問に思う・・・(ーー;)

結果です。

全10周中、ベストラップは9周目、タイムは”1分12秒927” でした。
全出走24台中、総合第13位、クラス第4位。
スターティンググリッドは7列目イン側と決まりました。

ぐぅ〜〜〜っ!
駄目だった・・・(>_<)

Po. No. クラス ドライバー 車両名 ベストタイム トップ差 ベスト周回 平均速度 備考
1
20
BMW
わんこ BMW635
1'09.610
9/10
105.761
2
4
isN
佐藤慎介 SUNRISE Z3
1'10.938
0'01.328
8/9
103.781
3
10
isN
オーリー fix K-Force is
1'11.075
0'01.465
3/10
103.581
4
9
isN
宮崎秀一 jfactory with team3814is
1'11.346
0'01.736
8/10
103.187
5
8
isN
BEEMER-T MIRACLE SPL-N2
1'11.509
0'01.899
4/10
102.952
6
13
isN
BAN ワインちゃん
1'11.530
0'01.920
5/10
102.922
7
5
isN
JERK?K MIRACLE SPL-N
1'11.554
0'01.944
4/10
102.887
8
11
isN
Toshi 場違いなis号
1'12.035
0'02.425
7/10
102.200
9
1
isN
ケースケ プリティ号
1'12.045
0'02.435
5/10
102.186
10
21
BMW
金子州 BMW2002
1'12.585
0'02.975
9/10
101.426
11
2
isN
おじゃまんが E36-318is
1'12.699
0'03.089
8/10
101.267
12
25
BMW
沼田広志 BMW ALPINA
1'12.926
0'03.316
9/10
100.952
13
22
BMW
闇剣 BMW Z3 2.0
1'12.927
0'03.317
9/10
100.950
14
16
isN
Pega BMW 318is
1'13.130
0'03.520
3/10
100.670
15
12
isN
Mr.そよ風 SB☆いろものis
1'13.168
0'03.558
5/9
100.618
16
18
isN
トッド BLUE THUNDER号
1'13.189
0'03.579
9/10
100.589
17
7
isN
Kan 318is
1'13.448
0'03.838
5/10
100.234
18
3
isN
MVR野郎 BMW E36IS
1'13.762
0'04.152
8/10
99.807
19
24
BMW
イシイマン1号 BMW2002
1'13.931
0'04.321
6/10
99.579
20
17
isN
多田浩之 多田塗料店sunteamいろもの318is
1'14.206
0'04.596
7/10
99.210
21
14
isN
あっくん MVR2号
1'14.254
0'04.644
7/10
99.146
22
15
isN
コバ 318is
1'15.542
0'05.932
9/9
97.456
23
19
BMW
ヤチコー 通勤NO30号
1'17.433
0'07.823
5/9
95.076
24
6
isN
ノザ編 AJ ls
1'17.584
0'07.974
5/9
94.891
23
BMW
奈良善之 art-n BS102
DNS
注)ブルーが闇剣号
       
オレンジが同クラス車両

クラス第3位のアルピナと1000分の1秒差。
うぅ〜、あの石コロ1つさえ踏まなければ・・・(T_T)




4.決勝レース

時間も13時をまわり、ますます暑くなって来ました。
闇剣号のメーターは純正のままですので、水温計しか付いていません。
しかもこの水温計、購入時から今まで半分以上に上がった事は1度たりとも無いので、ちゃんと計測しているのかさえ不安です^^;
少なくとも油温はかなり上がっている事でしょう・・・。
アクセルを踏み続けて大丈夫なのだろうかと、ウォーミングラップ中にタイヤを労わりながらそう考えてました。
しかし周りの車はお決まりの様に、大きく左右に車体を揺すってタイヤを暖めています。

ま、マジっすか?
陽炎が立ってんですぜ、旦那(^◇^;)

と思いながら、「もっとやれ〜〜〜」って見ていました(^O^)
そのままゆっくりと自分のグリッドへ。
さぁ、いよいよスタートです。

さて決勝レースですが、相変わらずの7列目からのスタートです。
先頭からはメチャ遠い。
全然前に行けません・・・。

318isの中にはボアアップしている方も数人いらっしゃるようです。
もちろん通常のチューンだけで滅法速い腕利きの方も多勢いらっしゃいます。
その方達は、本当に尊敬に値しますよね。

ただ、外見だけからは誰が何ccなのか判らない所が、このBMWCUPの最大の欠点でしょう。
レギュに”排気量を問わない”って記載されていますから、出場者自身は全然悪くは無いのですけどね^^
せめてエントリーリストに322isって書いてくれれば、自分との差がハッキリして良いのですけど。
ちなみに、そ〜ゆ〜事もあって私は毎回”BMW Z3 2.0”って車名で出走しているのですよ。
1.9でも、2.2でも無い、M52型6気筒エンジンの2.0です!
抜いた方にも抜かれた方にも、判り易いでしょ。
ま、あくまで個人の勝手なコダワリなんですけどね(^O^)

一つだけ悲しいのは、そゆ方のお陰で前へ行けず、いつまでたってもキャンギャルのおね〜たまが遠くて見れないんですよね〜
たまには10位くらいの所で、ボードを挙げて貰えないだろうか^^;

とか何とか考えながら、その替わりに左斜め前のアルピナのお尻を見る。
う〜ん、感慨深い・・・。
アルピナの前にはマルニのお尻が。
こちらの丸テールは、チットばかりセクシーだ^^;
本日最後の決勝レース、総合13位、クラス4位からのスタート。
もう後が無い。

スタートで並びたい・・・。
そして、あわよくば抜きたい・・・。

クラストップの635は、総合トップでポールポジションだ。
現実的に考えて、それを抜くのは不可能。
という事は、斜め前の2台を抜いて2位をゲットするのが今日の目標となる。

シグナルレッド点灯!
周りから一斉にエグゾーストノートが唸り出す。
シグナルグリーン点灯!!!
物凄い爆音と共に全車一斉にスタートを切った。

うわっ、出遅れたっ(>_<)

数秒後、2〜3台のisが自分を追い抜いて行く。
痛恨のスタートミス。
仕方なく1コーナーにはインベタで入り、まだかまだかと前車のスピードが上がるのを待った。
コーナーを抜けると同時にアクセル全開!

スタートで抜かれた数台のisを1〜2周で抜き返すと、すぐにクラス3位のアルピナに追い付いた。
しかも、その少し前に2位のマルニが走っているのが見える。

うりゃぁぁぁ〜、行くぜよぉ〜〜〜っ!

まずはアルピナから。
第3戦ではなかなか抜けなかったアルピナだったが、今回は前回の反省を活かして難無くパスする事が出来た。
私に抜かれたアルピナが、コーナーをクリアしない内にアクセルを踏んで大きくフラ付いているのがミラーに映る。
長い時間ミラーを見る事が出来なかったが、かなり大きく揺れていた。
側面が見える程に。

その後ホントに持ち直せたのだろうか?
結構危険な感じがしたが・・・

続けてマルニへ襲い掛かる。
しかしなかなか抜けない。
と言うより、なかなか追い付けない。
車間は余り無いのだが、もう一歩詰め切れないのだ。
ずっとマルニの後ろに張り付いて行き、じっとミスしてくれるのを待つ。
すると2台揃って前のisに追い付いてしまった。
嫌な予感がする・・・。

マルニだけがこのisを抜いて、自分が抜けないような事態になると非常にマズイ・・・。

2つのクラスが混走している為、他クラスの車に間に入られると非常にうざったい事になる。
が、そんな不安とは裏腹に、チャンスは突然訪れた。
2ヘアを回ったバックストレッチで、マルニが前のisのスリップに入ったのだ!

神様有難う(v_v)

マルニがisのスリップから出ない内に、すかさずマルニの右サイドへ鼻先を入れる。
彼から見ると、前にはis、左はコース外、右は闇剣号。
逃げ場は後ろしか無い筈だ!
このまま前のisへ付いて行くだけで、マルニ本来の軽さを活かした”ストレートエンドの伸び”を使わせない事が出来る。
その上、最終コーナーでこのisを抜きさえすれば、自動的にマルニも置いて行けるのだっ!!!
その為には最終コーナーへの進入で、isがイン側に車1台分のスペースを開けてくれる事が絶対条件となる。
闇剣号がレイトブレーキで突っ込むスペースが必要だからだ。

たのむ!
開けろっ!
開けろぉ〜〜〜っ!
開けてくれぇ〜〜〜っ!!!

バックストレッチを疾走する間、ヘルメットの中でそう叫び続けた。
すると、願った通りにisがインを詰めずに最終コーナーへ進入してくれた。

仏様も有難う(^O^;)

isの後ろからマルニを出さない様に注意しながら、isに続いて最終コーナーへ進入!
一瞬のレイトブレーキでisの横に並ぶ。
シビレを切らせたマルニが、isの後ろから闇剣号の後ろにラインを変更するのがスローモーションの様にミラーに映った・・・。

やたっ!
遂に抜いたっ!
isとマルニを2台まとめてゴボウ抜きっ(^O^)V

喜ぶのも束の間、ホームストレッチに入ると自由になったマルニの”怒涛の逆襲”が始まった。
右へ左へラインを替えて各コーナー、両ストレートで前を伺って来る。
元々ラップタイムはコンマ数秒相手の方が速い為、全く後ろから離れてくれない。
全コーナーでミラーを確認しながら、絶対にインを取らせない様ブロックを繰り返す。
俺だって馬鹿じゃない。
再度抜かれてしまえば最後、あんなチャンスは二度と来ない事は判っている。

悪いけど絶対譲らねぇよ( ̄ー ̄)

何十のコーナーをブロックし続けただろう。
数周後、マルニが徐々に離れ始めた。

あきらめたのか?
それともトラブルか?
いや、isが後ろから追って来る。
その後ろにマルニが見える。
抜き返された様だ。

おぉ!またまたラッキー(^0^)V

とりあえずこれで前に集中出来るようになった。
同クラストップの635は、遥か彼方で独走中だ。
今となってはもう、影も形も見えない。
ましてや今の自分は目標のクラス2位を確保している。
635を追う必要など何も無い。

あとは総合順位を上げるのみ!

新たな目標が目の前を走っている。
別クラスのisだ。
これまたなかなか追い付けない。
しかしクラス順位には全く関係無いが、やはり逃げる車を追うのはメチャ楽しい^^

ホント、悪い奴っちゃな(^_^メ)

本気で絶対抜いてやるつもりで追ってやった。
そして数周後・・・

2ヘアで追い付き、F1の見様見真似でisのスリップストリームへ滑り込んだ。
バックストレッチを最後まで影の様にへばり付き、最後の最後でレイトブレーキ!
isのイン側にナダレ込んだ。

うっしゃ、これで抜けるっ!!!

このままホームストレッチで並び、1コーナーでインを取る!
・・・その予定だった。

しかし必死で逃げるisが、最終コーナーの途中で一瞬アクセルを戻してしまったのか、大きくバランスを崩してコース外へ吹っ飛んで行く!
高速”複合”コーナーの罠にハマったのだ!

あっ、危ないっ!!!

大きく外側にコースを外れたisが、そのまま物凄い土煙を巻き上げて横転、そしてクラッシュ(>_<)
直ぐさまレッドフラッグが振られ、そのままレースが終了した。
後で聞いた話だが、ひっくり返ってAピラーも半分位まで折れ曲がっていたらしい(@_@)

中のドライバーは無事だったのだろうか・・・?

今回同時出走のZ3は2台。
もう1台はis-Nクラスに参加されている方で、毎回優勝争いを演じるメチャっ速のSUNRIZE Z3さん。
彼がこんな位置にいる筈は無いのに、私をその方と間違えたのだろうか?
筑波の最も危険な最終コーナーで、別クラスの私を限界を超えてまで逃げる必要は全く無かったのに・・・。

可哀想に・・・(T_T)
早く直してね。

結果です。

全10周中、ベストラップは6周目、タイムは”1分12秒865”
全出走24台中、総合第10位、クラス第2位 で、本日のBMWCUP第4戦は終了しました。

Po. No. クラス ドライバー 車両名 周回 トータルタイム トップ差 平均速度 ベストタイム ベスト周回 備考
1
20
BMW
わんこ BMW635
10
11'59.582
102.309
1'10.784
2
10
isN
オーリー fix K-Force is
10
12'04.167
0'04.585
101.662
1'11.356
6
3
4
isN
佐藤慎介 SUNRISE Z3
10
12'09.326
0'09.744
100.943
1'11.284
3
4
8
isN
BEEMER-T MIRACLE SPL-N2
10
12'18.998
0'19.416
99.621
1'12.336
5
5
5
isN
JERK?K MIRACLE SPL-N
10
12'19.498
0'19.916
99.554
1'12.369
10
6
1
isN
ケースケ プリティ号
10
12'20.390
0'20.808
99.434
1'12.562
10
7
11
isN
Toshi 場違いなis号
10
12'22.599
0'23.017
99.138
1'12.475
7
8
9
isN
宮崎秀一 jfactory with team3814is
10
12'25.548
0'25.966
98.746
1'12.704
2
9
2
isN
おじゃまんが E36-318is
10
12'27.872
0'28.290
98.439
1'13.039
8
10
22
BMW
闇剣 BMW Z3 2.0
10
12'28.528
0'28.946
98.353
1'12.865
6
11
13
isN
BAN ワインちゃん
10
12'30.885
0'31.303
98.044
12
21
BMW
金子州 BMW2002
10
12'34.567
0'34.985
97.566
13
12
isN
Mr.そよ風 SB☆いろものis
10
12'45.107
0'45.525
96.222
1'14.232
10
14
7
isN
Kan 318is
10
12'45.807
0'46.225
96.134
1'14.567
7
15
3
isN
MVR野郎 BMW E36IS
10
12'46.265
0'46.683
96.076
1'14.532
7
16
17
isN
多田浩之 多田塗料店sunteamいろもの318is
10
12'46.500
0'46.918
96.047
1'14.271
8
17
16
isN
Pega BMW 318is
10
12'49.313
0'49.731
95.696
1'14.163
10
18
14
isN
あっくん MVR2号
10
12'50.676
0'51.094
95.527
1'14.530
10
19
18
isN
トッド BLUE THUNDER号
10
12'52.602
0'53.020
95.288
1'14.465
7
20
15
isN
コバ 318is
10
12'52.956
0'53.374
95.245
1'14.997
3
21
24
BMW
イシイマン1号 BMW2002
10
13'09.692
1'10.110
93.226
1'14.803
2
22
19
BMW
ヤチコー 通勤NO30号
9
12'09.090
1Lap
90.878
1'18.340
8
23
6
isN
ノザ編 AJ ls
9
12'11.029
1Lap
90.637
24
25
BMW
沼田広志 BMW ALPINA
6
9'38.114
4Laps
76.407
1'13.817
2
23
BMW
奈良善之 art-n BS102
 
DNS
注)ブルーが闇剣号
       
オレンジが同クラス車両

少しの間でもいいから、635の後ろで走りたかったなぁ・・・




5.反省会

またまた表彰台をゲットする事が出来ました^^
今回は真ん中ではなかったけれど、相手が635では到底太刀打ち出来ませぬ^^;
しかし、予選でやられたマルニ&アルピナを決勝レースで抜いたのはメチャクチャ嬉しいo(^O^)o
スタートで遅れてしまった分、余計に車を抜く事が出来ましたしネ。
全部で5〜6台は抜いたんじゃないでしょうか。
って訳で、今回のレースが自分の数少ない経歴の中の”ベストレース”だと思っています。
結果は2位でも、予選からゴール迄の経緯が全然違いましたからね!
最高にエキサイティングな1日でした^^
それに今までの3戦で、大きなカップ2つと小さなカップ1つを頂きましたから、今回中くらいのカップで丁度イイかな、な〜んてね(^O^)

ま、順位については私一人で勝手に喜んでおくとして、肝心の反省会をば。

本文中にも書きましたが、ダンロップを抜けてから2ヘアまでの左高速コーナーについてです。
果たして3速ホールドで走った方が良いのか?はたまた4速へシフトアップした方が良いのか?について書きます。
ちなみに全くの素人考えですので、実際に走る方はくれぐれも参考にしないで下さいね(^^ゞ

私は4速に入れる方を選択しています。
理由も本文に書いた通り、その方が速いと思うからでは有りません。
あくまで練習、練習^^
ですから必死で追ったり追われたりした時は、3速のままホールドする事もあります。

でも実際は「あぁ、シフトアップしとけば良かったなぁ」とか「しなければ良かったなぁ」などと感じた事は有りません。
したがって、どちらもあまり変らないのでは?と思っています。
少なくとも今回はそうでした。

でも・・・
冬になれば少しは変るかも。
BMWCUP第一戦(2月)に走った時はSタイヤにも慣れていなかった為、ダンロップコーナー自体のクリア速度が遅く、ここの高速コーナーも4速をほんの少し使うくらいでした。
丁度今と同じような感じですね。
しかし、絶対速度は冬の方が上がる筈ですので、今度の冬はかなり4速を使う時間も増えるのではないか?と思っています。
その際に「あぁ、やっぱ練習しとけば良かった・・・」と後悔するよりも、「やっぱ練習してて正解だった」と思う方が絶対良いと思えるのです。

もちろん、リスクも有ります。
3速ホールドなら速度は絶対に落ちないですが、4速へ入れると言う事は一瞬でもクラッチを切る訳ですから、その間速度は落ちる筈です。
その上4速で加速しているかどうかも判らない。
ましてやブレーキング時にもクラッチを切る回数が増える訳ですから、ホントに巧く操作しないとエンジンブレーキが利用出来ずに、なかなか止まれない・・・なんて事になってしまいます。
うん、どちらかと言うと後者(ブレーキングのリスク)の方がずっと大きいかな。

さらに、4速へ入れる方が良いと思うもっと大きな理由が有ります^^
実際、サーキットって筑波だけでは無いのですよね。
TIサーキット英田を走った時も、バックストレートエンドではやはり2段階シフトダウンが必要でした。
今後、他のサーキットへ行っても絶対必要になるでしょう。

そして最大の理由が!
何より、決まればカッコイイのですよ!

フォォォォーン、フォォォーーーン って(^O^)

なんか上手く見えます。
実際は誰も聞いていませんけどね。
そう、気分ですよ、気分!
休日ですから、楽しく行きましょうねっ(^_-)

〜と言う訳で、今後も4速を使うつもりです。

さて、2002年度BMWCUPも全5戦中、4戦が終了してしまいました。
残るは最終戦、エビスサーキット・西コースです。
・・・って一体どこにあんねんなっ(^◇^;)

ま、未知のサーキット巡りも結構楽しいし、良しとしようか^^
今回出走の皆様、並びに次回出走を考えている皆様、それでは11月にお会いしましょう(^O^)/~~~

そしてこれを読んで下さった心優しい皆様!
どうぞ次回もお楽しみに!


では〜

筑波サーキット本コース
スプリント 本日ベスト 自己ベスト
総合 クラス
10位/24台 2位/7台 1’12.446 1’12.446


BMWCUP表彰式


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注)

本文中に書きましたボアアップの件ですが、もちろんエンジン内部を調査した訳では有りませんのであしからず。

事実を言えば単にピットで待機していた際に、「お前、あんな走り方したらボアアップしてるのバレバレじゃねえかぁ〜」と、車の脇で応援の方と戯れているisのドライバーさんがいただけです。
それを偶然隣で聞いていて、σ(^^)が勝手に「あぁ、そうなのか」と思った訳です。
今思えば”ボアアップしてるのがバレバレの走り方”って、一体どんな走り方なんだろ?
はははははっ(^O^)

何にせよ事実は単にそれだけですので、ホントかウソかも判りませんし、出場者の皆様は余り気にする事も無いかと。

私の場合まず自分が速くなるのが先決ですので、実際はどっちゃでもイイんです。
自分の事で精一杯で、他人の事なんてイチイチ気にしてられますかいな。
くわっ くわっ くわっ(^○^)


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