第１９戦（筑波サーキット東コース）



皆様ご無沙汰です(^^ゞ
いやはや何とも長かった・・・
しかし、やっと復活です。

復帰第１戦（通算１９戦目）は
やはりホームグランドの筑波１０００に決定しました。
本気で走るのはホント久々なので結果はどうなるか判りませんが、
そこはリハビリ中って事で笑ってごまかそうかなっと(^○^)

取りあえず今回も、コソっと全力で行ってみますかぁ〜〜〜っ！

１．当日

いやぁ〜なんとも久しぶりだなぁ・・・
神様も歓迎してくれたのか、予報通りにイイ天気です。

長い長いトンネルを抜け、ようやく復帰した私とその相棒・闇剣丸。
再びココ筑波サーキット１０００へ戻って来ました。
ちょっと耳を澄まして聞いてみて下さいな。
ホラね、聞こえるでしょ？

クォーーーン、クォーーーン！！！　って相棒も喜んでるみたいです(^○^)

恒例のＹＲＳスプリント。
さてさて、今回はどんなクラスに入るのかな？？？

・・・ってオイオイ(-_-;)
何かの間違いだろ？
何だよそれは？
ＢＭＷにんな車種ねえし、絶対オカシイ。
Ｍロードと間違えてる？
ひょっとすると私では無いのかも知れない。

で、念の為オフィシャルに再確認した所・・・
「過去のタイムから考えるとこれで問題無い」と素っ気無い返事が(;_;)
で、やっぱり私の事らしいです、ハイ。

いや・・・　あの・・・　そゆことじゃなくて・・・

Ｓ２０００のクラスに入れなくたって他にＡ，Ｂ，Ｃとタイム別に別けられたクラスが有るじゃないですか。
どうしてワザワザこんなクラスに入れたりするんですかね。
別に順位はどうでもイイんですよ。

私が言いたいのは、Ｓ２０００のワンメークに入ると言う事は”Ｓ２０００を乗ってるけど遅い人”と一緒に走る事に限定されてしまうって所ですよ。
普通に車を操れるＳ２０００乗りの人は、皆ず〜っとＺ３の前を走るでしょうからね。
これだと私には何も得るモノが無いでしょ？
今までは混走だったから、前にも後ろにも目標の車がいただけなのですから。

うぅ・・半年ぶりにルンルン気分で来たのに、最悪の一日が始まりました。

うはっ！
相棒には黙っていたのですが、薄々これに気付いたようです。

ブゥゥゥゥゥン、ブゥゥゥゥン！！！　と私の隣で怒っています(>_<)



２．プラクティス＆予選

予選つったって・・・
このクラスでローリンクスタートするってのに、私にとって何の意味があるのかね？
チャッチャとやって終わらせまひょ。

結果です。

ベストタイムは”４４秒２１７”、全１３台中、第９位でした。

こんなミニサーキットのワンメークレースで
トップ４０秒台、最後尾が４５秒かよ・・・
差が大き過ぎるんでね？

俺は別にして、君ら本当ににワンメークなのか？(^◇^;)



３．第１ヒート

予選の結果通りにグリッドに並ぶ。
予選第９位、５列目イン側。

ローリングを開始しした途端、トップのペースがメチャ速い。
自分が初めてローリングの先頭を走った時もそうだったが、今日も２周を終えてもまだスタートのグリーンフラッグが振られなかった。
きっとドライバーは「何故フラッグが振られないんだろう？」って、焦ってるんだろうなぁ(^O^)
結局余計に数周を周回し、ようやくグリーンフラッグが振られた。

行けーっ！と思った瞬間、前の方で土煙が舞い上がった。
ふと見ると、先頭のＳ２０００がホームストレッチ外側に突き刺さっている！
私がコントロールラインを通過する時には、既にレッドフラッグが振られていた(;_;)

うはっ・・・可哀想に・・・

やっぱローリングスタートって、我々日本人には馴染みが無いだけにアブねーよなぁ。
気を付けよっと。
事故ったりしちゃ元も子もない。

そして数分後、同じグリッドに並び直し再ローリング開始。
今度は綺麗に２周でグリーンフラッグが振られた。

行けーっ！と思ったが、事故を見て皆用心してるのかＳ２０００なのに前と開かない^^;
闇剣丸にとっては好都合だった。
刺さったＳ２０００が欠場の為、抜きも抜かれもしないまま団子状態で８位をキープして１コーナーを通過。
その団子状態のままドサクサに紛れて７位のオレンジＳ２０００を２コーナー途中でパス。
７位へ浮上。

インフィールドで６位を追うが、追い付けなかった。
最終コーナーを抜けた途端、さっき抜いた後ろのオレンジＳ２０００にホームストレッチ上で抜き返される。
８位転落。
再び追走開始。

とっくの昔に順位は落ち着いているので、もうドサクサに紛れる事も出来ない^^;
が、後ろのＳ２０００も直線以外は然程速くは無いので、追いつかれる心配も無いようだ。
って事は、前に集中出来る！

追い付きさえすれば何とかしてやる！

そう思って必死に追った。

さて、ココでインプレッション！！！
オレンジＳ２０００じゃないよ、闇剣丸のね。

実はこの闇剣丸、８月に車検を行った際にファインチューンを実施したのでした(^O^)
それ以降で今日が初サーキット走行日。
大したものは換えてませんが、アライメント調整・ブッシュ交換・マウント交換・プラグ交換等を行いました。
で、その結果は？

やはり違いは明らか！
いつでもどこでもクイクイ曲がってくれます。

�@ハンドリングはよりクイックに！
�A吹け上がりも悪くない。
�Bでも、ちいとばかしオーバーステアに戻っちゃったかも^^;

ま、�Bがあるにせよ以前よりは断然乗り易い(^^)v
どれほど違いがタイムに現れるかは判りませんが、乗ってる本人にはかなり向上していると感じました。
ブッシュやマウントの交換って雑誌等ではよく目にしますが、「実際は何にも変わらないのでは？」と半信半疑だったのでちょっと安心しました(^○^)
余り高価なものでは無いので、少しお小遣いが余った方はやってみては？
ホント車がステアリングにダイレクトに反応してくれるので、乗ってて楽しいですよん♪

なんかこう、いかにも”自分が操ってる”って実感出来ます。

おぉっと！　オレンジＳ２０００を追わなくては！

で、必死に追いましたが、結局ゴールまで追い切れませんでした。

ま、次があるわさ。

結果です。

全周回５周中、ベストラップは３周目、タイムは”４３秒８５５”
全１２台出走中、第８位　でした。

やたっ！
自己ベスト更新〜〜〜

ファインチューン侮るべからず！



２．第２ヒート

さてさて車の挙動も確認したし、いよいよ半年ぶりに闇剣丸再始動！！！
ファインチューン後、初走行で自己ベスト更新。
もっと走れば必ずタイムも上がる筈。

絶対オレンジＳ２０００に追い付いて、最低一度は仕掛けたい。

そう思いながら第１レースの結果通りにグリッドに並んだ。
第８位、第４列目アウト側でローリング開始。
今度は予定通り２周目にグリーンフラッグ！
思い切り闇剣丸のアクセルを踏みこんだ！！！

ぐあっ！(>_<)

スタートのホームストレッチで、オレンジとの間に９位だった銀のＳ２０００が割って入ってしまった。
１００馬力も差が有ると、さすがにプラグを換えたくらいじゃ全然ストレートは押さえられない(^◇^;)
ったく、Ｓ２０００てアホらしくなる程速え〜な。

早く抜いちまってオレンジを追おう！

そう考えて１周目のインフィールドから早速アタック開始。
お前に関わってる暇は無い！とばかりにインフィールドで銀Ｓ０００に仕掛けた。
その途端・・・

な、な、やめろっ！！！(＞。☆)

なんと、こちら側に車を寄せて来るではないかっ！！！

インを突けばイン、アウトを突けばアウトへ車を寄せて来る。
しかもこちらの前後２輪がコース外へ脱輪するまで止めない。

「こいつ、正気か？？？」

最初は操作をミスってるのかとも思ったが、何周回って何度やっても同じ事の繰り返し。

「ワザとやってやがる・・・」

しかもこの銀Ｓ２０００、前のオレンジＳ２０００へ詰める気配さえ見られない。
もうすっかり諦めきっている。
コースのど真ん中を走り、後続の闇剣丸の動きに合わせてステアリングを切っているのだからオレンジに追い付ける筈は無い。
その後も何度かチャレンジしてみたが、一向にやめる気配が無い。

数周走った時点で、無理だと判った。
もう車を近付けるのも恐ろしい。
ブラックを振ってくれるかもと期待したが、それも全くの無駄だった。
仕方なく車間を開けて流す事に。
そのままフィニッシュ。

「こいつ、気が狂ってるよ・・・」

結果です。

全周回８周中、ベストラップは４周目、ベストタイムは”４４秒３９１”
全１２台出走中、第９位　でした。

え？　ベストタイム？
無事生還する事の方が大事ですから(;_;)

７位のオレンジなんて見えやしねぇ・・・。



３．決勝レース

今まで混走レースで出走し、その後方集団で赤ロドスタや銀シルビアと争っていました。
でも彼等と一緒に走っていると、結果的に抜けようとも抜けなかろうとも「また走りたい」と思わせてくれましたよ。
次ぎは抜きたいとか、１年後でも２年後でもいいから・・とかね。
幾ら車を近付けても、ちっとも危険は感じなかった。
前走するドライバーの腕がイイのが、後ろから追っていて判ったからね。

遠い昔、峠を走っている時もそう。
殆どの車が数珠繋ぎで全てのコーナーを抜けて行きますよね。
傍から見ると恐いらしいのですが、実際走っていると全く恐くない。
前も後ろも見知らぬ他人なのに、峠を１往復もすると腕がイイのが判りますから。
それと一緒。

で、今回の彼。

ハッキリ言って、抜くには下手過ぎます(>_<)

リスクが大き過ぎる。
スポンサーでもいなけりゃ、１回接触すると自腹でン十万円も飛んで行くのですからね。
ある程度の腕が”抜かれる側”にも無いと、無謀な賭けなど出来ませんよ。

皆さんもホントにサーキットを走る際は気を付けてね。
抜くのを覚える・覚えないは本人の勝手ですが、抜かれる術くらいは最低限身に付けてからにして下さい。

よく”後続をブロックする”って簡単に使いますが、ＴＶゲームの様に車を寄せてブロックするのとは違うんですよ。


�@インを刺された！　　　→　抜かれたく無い！　→　ブレーキングをしながらインをブロック！！！
or
�Aアウトに被せられた！　→　抜かれたく無い！　→　加速しながらアウトをブロック！！！


こんな事やってたらいつか絶対事故ります。
相手がブレーキを踏んでくれる事を前提にコーナリングしちゃダメ！
自分がどうしたいのかを、事前に後続に知らせてやるのが基本です。
例えばインをブロックする場合・・・

�B後ろが自分のインを狙っていると気付いた　→　ブロックすると決めた　→　ストレートの終盤であらかじめ車をインへ寄せておく

こうする事によってストレート上で相手は自分のアウトに被せるしか術が無くなります。
あらためて相手がアウトに寄ったら「自分がインを締めるって事を相手が認識した」と判る。

それでも自分を抜こうと思うなら相手はアウト側に被って来るでしょう。
だからと言ってココでアウトに車を寄せてもダメ。
もうあなたはインをブロックすると決めたのだし、相手もその認識なのだから。

必ずイン・イン・インのラインを取って真っ向勝負！
例え抜かれても気にしない。
自分の得意のコーナーで再度抜き返せばいいだけの事。

すなわち最初の例�@では、インを刺された！と気付くのが遅いって事。
コーナー直前でホントに刺されてからラインを変えてどうすんのよ。
ぶつかるに決まってるっしょ。

ブロックすると決めたら、ストレート終盤でイン側に寄っておく！
それをせずにインを刺されたからといって、気付いてからラインを変更するのは以っての外。
これが鉄則！！！
守れない奴は去れ、だよ。

�Aも一緒。
被せられてからアウト側にブロックなんて無茶苦茶な操作するんじゃねえべさ。

要はね・・・

下手な人は、次のコーナーを自分がどう抜けるべきなのか”決定するのが遅い”のですよ。

ワザとそうする人は論外。
そいつに何を言っても無駄。




で、決勝レース。

こんな危ねえ車、追う気も無ければ抜く気もない。
当たっても車直す金ねーし。
どちらかと言うと、関わりたく無い。

何が悲しくてこんなＳ２０００のワンメークの後方集団にお金払って出なきゃなんねんだよ。
後方集団で走るのはいいのよ、ってか今までずっとそうだったし。
ワンメークの後方集団なのがイヤなだけ。
このレベルじゃきっとストレート以外で１回も他の車を抜いた事が無いんでしょう。
リスクを知らない。
自分が背負った事が無いんだから。

毎周ストレートで離されインフィールドで詰めるが、ブレーキを踏める車間だけは残してついて行くだけ。

しかし・・・
こんなミニサーキットで、ストレート以外は常にコースのど真ん中を走行し、後ろに合わせてイン・アウトに寄せている。
前を追う気が有れば絶対に取らないライン。
そう、私がＴＶゲームでトップを取った時に使う必勝テクと一緒^^;
今、実車でソレやる馬○が目の前を走っている。

しかも８位で(^◇^;)

一体何を考えてるんだろう？
今日のグリッドを見ればＳ２０００のワンメーク＋Ｚ３の混走って事くらい誰だって判るっしょ？
いわば俺は別クラスなのよ？
総合８位なんぞに全く興味は無い訳。

ひょっとすると、こいつは本気で総合順位に拘っているのだろうか？？？
何の得が有るのだろう？

「今日おとうちゃんはＢＭＷに勝ったんだよ〜」って子供に自慢したいのかな？
それならそう言ってもいいから、ちょっとソコ退いとくれよ^^;

ところで、なんでこんなにコースの真ん中を走るんだろう？
こいつはオレンジＳ２０００と１秒／周の差が有った。
なので、てっきり前を追うのを諦めてるのだと思った。
が、ホントにそうなんだろうか？
もしかして・・・
本気で必死に走ってる、とか。

ホントはアウト・イン・アウトでコーナーを抜けたいが、後ろから俺が追って来てる（と錯覚してる）のでインも締めたいと迷う。
で、迷った挙句に真ん中を走ってるだけ、とか・・・
そんな、あーた・・・

おばちゃんじゃ無いんだから（￣□￣；）！！

いずれにせよ、超危険人物には変わり無い。
前に追いつかない様に、後ろに追いつかれない様に。
タイムアタックなど論外。
オレンジＳ２０００など遠の昔に見えなくなっている。

うぅぅ・・・なんかムカついて来た！ヽ(`´)ノ

おいＹＲＳ！
俺を常連客の踏み台にしてねーか？
これじゃお前にお金寄付したのと一緒じゃねーかよ。
何でＳ２０００が１３台に、Ｚ３が１台なんだよ！
走る前からこうなる事くらい判ってただろ！
ふざけんじゃねーよ！！！

お前等いくら走ってもタダなんだから、お前が後方集団と一緒に走ってやればいいじゃねえか！
スタッフも一杯いるんだろ！
お前が教えてやれよ、こういう奴によ！
客から金取っといてコソっと使ってんじゃねえよ！

自然にそうなったんじゃ無く、オフィシャルが意図して現状になってる事が許せねえ。
俺の金かえせっ！！！
ってか、この状態だと俺が金貰ってもおかしくねーぞ！！！

ふと、バックミラーを見ると後ろの青のＳ２０００がホームストレッチで１コーナーのインを狙っていた。
ストレート終盤で闇剣丸をインに寄せ、「俺はブロックするよ」と教えてあげる。
すると後ろの青Ｓ２０００が１コーナーでアウトに被さって来た。

サイド・バイ・サイド！

・・・って俺よりラップタイムの遅いＳ２０００が直線以外で俺を抜ける訳ねえだろ・・・。
理由は後に書いてやるから１００回音読しなさい。
ま、こんなＢＭＷの零細サイト、読んでねーだろけど(^^ゞ

しかし困った。
前と離れて走っていると、後ろからもウザッたい車が近付いてくる。
俺より後ろにいるＳ２０００でアウトに被せてくるのだから、正直こいつもスキルは低い。
自分がどうやったら前のＺ３を抜けるか、全然理解していない。
ったくもう、こんなクラスに入れやがって！

いい加減にしろよ、ＹＲＳ！！！

ウォーーーッ！！！
満月でも無いのに頭の中で暗黒の渦が巻いた。

レースも終盤にさしかかり、とうとう冷静な判断も出来ずに超危険ゾーンへ再突入する大人気無い私に変身してしまった(｀´)
その代償が幾らになるかも考えずに・・・。

相変わらず前は必死にＴＶゲームのブロックを繰り返してくる。
危険極まりない・・・。

アホかっ！
それはブロックじゃなく幅寄せっつーんだよ！
お家でグラツーでもやってろ！
１ミリでも俺に当たったらレース終了後ぶん殴ってやるっ！

そう叫びながら目を瞑ってインフィールドでアウトから被せてやった。

俺は目一杯アウトを走っている。
当たったら殺してやる！

・・・・・・

そのまま抜けた。
大きく深呼吸。
俺は生きている。
闇剣丸、おまえは大丈夫か？？？

前に出た時点で、危険を承知で銀Ｓ２０００にお返しの幅寄せをする事も忘れない。
再度前に出られると再びこちらが危険にさらされるからだ。

結局俺も危険極まりないアホやな・・・

優勝争いならイザ知らず、８位争いでこのザマ。
逆にワンメーク８位争いだからか。
そこはスキルも何も無い世界だった。
低レベル過ぎてお話にならない。
レースなんてしていない、これじゃ子供の喧嘩だ。

全く自分でも呆れたよ。
読んでる人もそう思うだろうが、我ながら馬鹿だなと思う。
ベストの選択はリタイヤする事だったと・・・終わってから気付きまひたさ(v_v)

そのままチェッカーを受けてゴール。
良い悪いは別にして・・・なんて後味の悪いレースなんだ。

もう二度とこんなヤツラと一緒に走るのは御免被りたい！

で、銀Ｓ２０００の君に一言。
せめて、ルールくらい勉強してから来い！！！
いいか？
お前がインをブロックするのか、アウト・イン・アウトで前を攻めるのか、後続の車に教えてからコーナリングしろ！
インを刺されてからインを締める、アウトに被って来たらアウトに寄せるって・・・お前、死にてーのかよ！

あーもう！
どーでもいいけど、結果です。

全周回１１周中、ベストラップは５周目、タイムは”４４秒３７７”
全１２台出走中、第８位　でしたとさ！

え？　タイム？
どーでもいいさぁ〜

あぁ生きてるっていいよなぁ(T-T)



４．反省会

有り得ないけど、例えばＺ３にターボやスーパーチャージャーをボルトオンして、同時出走車の中で直線最速車両になったとする。
その場合、同タイムで競う別の車はコーナーリングスピードはＺ３より速くなければならない筈だ。
でないと結果が同タイムにはならないから。
ストレートもコーナーも両方速いのだと、もっとタイムアップする筈だからワンクラス上と戦わないといけなくなる。

で、あくまで同タイムの車と競うのを前提で考えると、厄介な問題が出て来る。
走るレース走るレース、争うべき車と比較して常に自分は直線が速く、コーナリングが遅くなってしまうのだ。
だからいつも自分は直線勝負、他はコーナリング勝負する図式となってしまう。

初めて買った車や、まだ腕もままならない状態でこんな車に乗ってしまったら・・・
いつまでたっても上手くならない。
ず〜っと自分は直線で勝負するしか無いからインフィールドで他車を抜く経験が積めない。

唯一の解決方法は、同じ車か自分よりもっと直線の速い車を見つけて同タイムを叩き出し、そいつと勝負する以外無い。
実際今回一緒に走ったＳ２０００の上位の人はそうしているのだと思う。
今日はワンメークだったが、彼らはきっと筑波２０００や茂木へ行っては、大排気量外車スポーツカーや国産２８０ｐｓクラスと勝負している筈だ。
軽量かつ２５０馬力のＳ２０００より直線で速い車ともなると、そんなクラスの車両しか無いからね。
そういう相手だと相手の方が直線で速いのだから、ラップタイムが同じ車両をコーナーでブイブイゆわせて抜く技術も磨く事が可能だ。
彼らはあくまで、その覚悟があるからＳ２０００に乗っている。

で、問題。

逆にその覚悟が無いのにＳ２０００なんてメチャッ速やの車を買ってしまった人は・・・

私が見る限り、今日の”後方集団”はソッチの人達ばかりなんだと思う。
彼等はほぼ全ての車に対してストレートでアドバンテージを取ってしまう。
イヤだろうが何だろうが、アクセルさえ踏んでりゃ車が勝手に取ってしまうのだ。
ストレートであれだけ速いＳ２０００で、ラップタイムが４４秒以上／周で走るという事は、同じタイムで走る別の車から見るとコーナーでは尋常でなく遅い。
当然だ、同ラップタイムなのだから直線があれだけ速い分、コーナリングはそれだけ遅いのだ。
ましてやラップタイムの遅いＳ２０００だと、「こいつホントに本気で走ってるのか？」ってくらいにさえ思える程に。

つまり、闇剣丸と同ラップタイム位下である内は、どうメクジラ立ててもＳ２０００で闇剣丸にコーナリングで勝てる筈は無い。

もしも闇剣丸よりも速いコーナリングが出来るようになれば、当然ラップタイムは上がる。
って事は、私のず〜〜〜と前を走って別の車と勝負しなければならなくなる。
結局その時は、Ｚ３など眼中に無くなる訳。

で、本来Ｓ２０００が相手をするのはもっと速い車。
乗りこなせないと、こんなレベルまで落ちてくる・・・。
Ｚ３にコーナリングで”遅い”って思われるＳ２０００も、まぁ可哀想と言えば可哀想なんだが・・・。

あれほどＨＯＮＤＡが気合を入れて作ったハンドリングマシンにも関わらず、ラップタイムを相当上げなければ”只の直線ドラッグマシン”と化してしまう。

絶対的にナンバーワンになって大きな大会で優勝を狙うなら一番有効な車かも知れないが、そこそこ楽しむサンデードライバーには絶対的に速過ぎる。
速すぎて低速の車には相手がいない、正真正銘の”一人勝ち”って所。
それが故に乗りこなせなければ「腕も無いのに直線ばっかでブッ千切って、そんな車買っても面白くないでしょ？」って状態になってしまう。

軽量かつ２５０馬力も有る以上、超ハイパワー車を相手にする覚悟を決めなければ、本来待ち望む”コーナリング勝負の世界”はＳ２０００乗りにはやって来ない。
いくら本人がコーナー勝負を望んでも、決して低レベル帯では車がそれを許さないのだから。
きっと何百周走っても１度も同タイムの車をインフィールドで抜く経験は積めないだろう。
本人達がそれを判っているのかどうかは知らないが・・・。

まぁ、判らないんだろうなぁ〜

他クラスが出走中、私に後ろから１コーナーで被せてきた青のＳ２０００のドライバーと話していたのだが・・・
「ロードスターと走ったって面白くないでしょ。Ｓ２０００クラスの方に入った方が絶対面白いよ」って・・・

思わず絶句

ええ、私もこれを読んでる人と同様、「あなたよりロドスタの彼等の方がずっと上手だよ」って喉の先まで出かかったんでさ。
でも話しを聞いている限り、当の本人には全くその自覚が無いみたいだから手におえない。
もしこの人が今のまんまロードスタークラスに入っても半分位下の順位でしょうに、ホント判ってるのかね・・・。
って言うか、”インフィールドでロドスタの皆に追われ、焦って事故る”に、１，０００，０００ギル賭けてもいいですぜ、旦那。

それより何より、私は金輪際Ｓ２０００の後方集団とは一緒に走りたく無いんですけどね^^;

この人は私に何を求めてるんだろね？
「同じＳ２０００は抜けそうに無いけど、Ｚ３なら抜けるかも？？？」とかだろうな、きっと。
普通なら、「Ｚ３なのになんでＳ２０００クラスにいるの？邪魔だから他行ってくんないかな」でしょ？
もちろん私は何も言わなかったけどね。

君達ちょっと情けねーよ、って思ったな。

日常の高速道路で、すっかり”俺って速いんだ病”に冒されてしまっているんだな。
口で何を言っても無駄。
誰が上手くて誰が下手なのかは、見てりゃ簡単に判りますよ。

まぁそんなイイ車を買っちゃったんだから、相当な覚悟をしないと楽しく無いって事ですよ。
もっとレベルアップしてＧＴ−Ｒやスープラをインフィールドで追い掛け回すか？
もしくはこのまま同ラップタイムの低速コーナリング車両を直線で抜いて喜ぶか？
全ては貴方の選択なのですよ。

ホントに前者を選んでＳ２０００で楽しみたいなら、もう３〜４秒ラップタイムを上げなされ。
そしたら自然に相手が直線勝負、自分がコーナリング勝負の世界に入れますわね。

前方集団の４０秒そこそこな方を見てみなはれ。
彼らは大排気量外車や２８０馬力国産ターボ車相手に、「世界に冠たるＨＯＮＤＡ製ハンドリングマシン」としてＳ２０００で思う存分楽しんでいる事でしょう。
Ｚ３乗りの私には想像を絶する超ハイスピードの世界でね。
あなた、ホントにそんな覚悟があってソレ買ったの？

そうは見えないんだけど(ｰｰ;)

まぁ後者を選ぶなら、Ｓ２０００だけでお互いに抜くなり抜かれるなりして下さいな。
別に私はオフィシャルでは無いので止めはしませんが、たった一つだけお願いしておきますよ。


「危ないから、コース上では二度と私の車に近寄らないで下さいね」


いじょ。





気ー悪いので話を変えますが、もう一つ気になる事があります。
単に私が馬鹿なので判らないだけなのですが・・・。
何故かこのＹＲＳに参加の車両はラジアルタイヤを履く人が多いのです。
以前（と言っても半年前なんだが）Ｓタイヤを履いていた車両でも、最近になってラジアルタイヤに履き替えてる車さえある。
どうしてもその理由が不明なんだなぁ・・・

「ある程度走れるようになったらＳタイヤに変えないと、いつまでたっても上手くならないよ？」と思うのだが、皆が皆ワザとそうしているみたいに見える。
スプリントレースやるくらいだから決してドリフト族ではないだろうし。
ましてや各メーカーの最高性能ラジアルに履き替えてるようなので、値段が理由だとも思えない。

スピンするのが恐いのかな？
これだけ多勢が？
みんな？

まさか・・・ねェ(ｰｰ;)

タイヤってね、滑って使うものなんですよ。
ラジアルであれ、Ｓタイヤであれ、それが大前提。
で、ラジアルタイヤは滑り始めるのは早いが誰でも走れる様に、なかなかスピンしない設計になってる。

ゴムの成分とか難しい事は全く判らないが、使ったインプレッションは判る。
ヤバイ！と思ってアクセルオフすれば、タイヤが勝手にグリップを取り戻してくれるのだ。
なので、限界は低いがスピンもしない。
言わば、いつでもどこでも安全・安心。

Ｓタイヤはその逆。
なかなか滑り始めないが、無理をすると直ぐに限界を超えてスピンしてしまう。
なので、スピードは乗るがスピンし易い。
滑って使うのを大前提に考えると、コントロールの幅が狭いって事。
言わば、”タイヤが使う人を選ぶ”設計になっているんですね。

なのでそれを、「上等じゃねえか！」と思う人しか使えない。

グリップで走っても、もちろんスピンしてもダメ。

「俺はＳタイヤを使えるぜ！」つって、どグリップ走行してもお笑い種。
人はそれを「使えてる」と言わないからね。
「あいつ、タイヤに運んで貰っちゃってるよ〜」って笑われちゃうよ。

その狭いコントロール幅の中で、自分が一体どれだけ走れるか？が全ての鍵となる。
つまり、どれだけ滑れるか？って事ね。

ある者はグリップ走行しか出来無いし、ある者は限界を超してスピン！コース外へ飛んで行ってしまう。
その狭いコントロールの間をアクセルとブレーキとステアリングを使って、一体自分はどれだけ走れるか？
慣れないとナカナカ出来無いのだよ、コレが。
今、ラジアルで走っている諸兄！

「選ばれし者」になりたいと思わないか！（￣+ー￣）ｷﾗｰﾝ

冗談はさておき、「自分はラジアルタイヤで滑りながら走れる様になった！」と自覚したら、恐がらずに是非Ｓタイヤへステップアップする事をお勧めします。
最初はきっと超どグリップ走行しか出来無いと思うけどね。
かく言う私も始めてＳタイヤを履いた時、ブリッブリ！の超どグリップ走行になりましたから。

嬉し恥かし、オン・ザ・レール！

徐々に抜け出したつもりではいるけどネ。
まだまだ修行中の身ですから、これからも徐々に精進するつもりです。

ラジアル履いている人が実際Ｓタイヤを履いてみると、限界が高いだけに確実にタイムアップするだろうけど、話しの趣旨としてはその先の事ね。
複数人で一緒にＳタイヤに換えても、ある人は少しだけしかタイムアップしないし、ある人は大幅にタイムアップするって意味。
タイムが上がる事を横に置いておいて、ちょっとずつ難しい事にチャレンジする意味でやってみてはいかがかな？

少なくとも一つだけ言える事は、いつまでもラジアルタイヤで限界を攻めてるつもりになってちゃダメよん♪って事(^_-)

慣れれば確実にスキルアップするでしょう！（タイムアップじゃないよ、スキルの方ね）
慣れないと確実にオン・ザ・レールするでしょう！（もしくはスピンするかも）
もちろん私は何の責任も持ちませんから無茶は禁物ですよ。

一歩づつ確実に進めば良いんじゃないでしょか〜

んでは！ヽ('ー`)/

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