ヨーロッパ旅行〜その2・ウィーン編〜



〜2005年1月29日〜

 朝4時に目が覚める。早すぎ。でも日本は今ちょうど正午だから寝すぎ。うーん、微妙。暇だからテレビ見つつ、写真整理と日記書き。テレビCMは何故かダイヤルQ2の案内。エロ映像だらけ。でも外人ねーちゃんだらけだから、微妙。萌えん。
 そんなこんなで6時に。昨日シャワー浴びなかったから朝風呂に入る。・・・シャワーの出が悪い。お湯が出ないよりましかと思いつつ、何とか浴びる。備え付けのシャンプーは予想通り微妙。プラハに行ったらシャンプーとか買い込むかな。
 朝食。客が3、4人しかいない。まだ寝てるのか?メニューはパン、ゆで卵、チーズ、ハム、ヨーグルト。パンにつけるバターかと思って取ったものは、味のよくわからない何かだった。不味い。穴開きチーズを初めて見た。味はしなかった。ヨーグルトが一番美味いと言うのは、ホテルの朝食としてどうかと思う。
ウィーンの朝食
海外初の朝食

・・・スパ?
・・・スパ?
 今日の予定を立てつつ出発の準備をして、チェックアウト。昨日のおじさんとは別の人だった。いまさら俺の機嫌を取ろうたって、もう来ないぞこの野郎!!いや、まじで。たぶん次にウィーンに来たときは他のホテルに泊まりますから。
 今日はまずSudtiroler Pl.からU1、U4経由でWien Mitte駅に向かい、City check-inを使って荷物を預ける。便利だ。日本でもこういうシステムが導入されないだろうか?無理か。ついでにCATのチケット購入。ウィーン市外と空港を結ぶ急行列車で、日本で言うなら成田エクスプレス、または名鉄のμSKYみたいなものか。クレジットカードを挿したら、なんかエラーの表示。もう一度さしても反応無いから2、3回出し入れ。そしたらいつの間にかお金が払われていた。大丈夫なのかなぁ、2重払いとかは。
 CATのホームから地下鉄駅に戻る途中にINTER SPAHというスーパーを発見。マークが日本のHOT SPAHと同じ。え?HOT SPAHって、外資系だったの?

 そのあと、U4を使ってSchonburrn駅へ。U-barnは市街地だと地下鉄だけど、郊外に行くと地上を走行する。どちらにしろ、駅は無人。日本と違っておおらかだな。そういう問題か?
 駅舎はレンガ調の落ち着いた雰囲気。駅周辺の町並みは、当初予想していたヨーロッパの町並みのイメージ。そうそう、こういう町並みが見たかったのよ、俺は。どうもウィーン市街地は近代化されすぎていて、求めていたものとのギャップが激しくてつらかった。
駅構内
Schonburnn駅構内。地下鉄ですよ

庭園
Schonburnn庭園。ゲレンデではありません
 Schonburrn庭園を見学。んー、広い。庭園部分は一般に開放されているから、地元の人々がランニングしている。とにかく沢山。みんな走りすぎ。あちこち見て回るけど、スニーカーよりトレッキングシューズか長靴がいると思った。雪が靴の中に入る入る・・・
 庭園の中はお金を払って見学する箇所もあるが、この時期はたいてい閉鎖されている。そりゃこんだけ雪が積もってたらなぁ・・・・有名な迷路庭園は見れず。残念。
 庭園の丘の上から宮殿と町を一望できる。見晴らしは最高だが、生憎の天気で景観はいまいち。丘の上から宮殿までは長いゲレンデ坂が続いていて、なんか中国人観光客がはしゃいでいる。日本人だったらちょっと俺は恥ずかしかったかなと思うが、ヨーロッパの人から見たら関係ないんだろうなと思うとちょっと凹む。

 宮殿内を見学。所要時間30分の短いコースと1時間ぐらいの長いコースが選べる。と言うわけで長いコース選択。10ユーロぐらい。で、中を見学。日本人が多い。ちょっと凹む。美術品は素晴らしい。時の皇帝が使っていたときのまま残されているらしいが、中国の家具や陶器、壁紙なんかが多い。やっぱり、ヨーロッパの人はオリエンタルな雰囲気が好きなのだろうか?
 宮殿内も外部も工事が行われている箇所があり、ちょっと見学しにくかった。宮殿内は当然写真撮影禁止。残念。が、音声ガイドに日本語もあるので安心。でもやっぱりちょっと凹む。
宮殿
Schonburnn宮殿。残念ながら工事中

美術史博物館
美術史博物館
 見学を終えて市内へ戻る。Schonburrn駅からU4、Karlsplatz駅経由でMuseums Quartier駅へ。だいたい20から25分くらい。美術史博物館、自然史博物館の外観を見つつ、通過。いや、面白そうだけどね。時間があれば見学したかったのだが。

 そのまま王宮の脇を抜けて、Stephanspl.方面へ歩く。途中馬車とか石畳の道と昔ながらの建物とかがあって美しい。この辺りとシュテファン寺院周辺は多くの店と観光客で賑う、ウィーンの観光客向け繁華街といった感じ。
 シュテファン寺院到着。馬鹿でかい塔が目印。ただ、周りの建物が全部近代的で、ものすごく違和感を感じる。さらに、塔自体も工事中で、足場に広告まで入ってるから違和感バリバリ。この辺の近代化された雰囲気が今回ウィーンでは不満だった。
 寺院の中にも入ってみる。外の雰囲気はアレだったけど、中は美しいステンドグラスとパイプオルガンの調べ。確かにこれは、荘厳な雰囲気だね。無宗教の俺でもちょっと祈りたくもなりました。
シュテファン寺院
シュテファン寺院。ステンドグラスが凄い

昼食
サンドイッチ。やっぱりチーズ
 このあたりで昼食。メニューはエスプレッソとサンドイッチ。パンがやたら固い。モッツァレラチーズとトマトがなかなかのハーモニー。でもちょっと足りなかった。んでしばらく歩いているとマクドナルドがあったので入る。ビッグマックとやっぱりエスプレッソを注文。ビッグマックは何故か2つ出てきた。いや、1つって言ったつもりなんだが。謎だ。値段は多分1つ分だと思ったけど。全部食べる。気持ち悪くなる。

 Stephanspl.駅からU3で1駅、Stubentor駅に到着。結局この乗車U-bahnに乗った最後だけど、検札等は一切なかった。下手するとチケット買わなくても大丈夫なんじゃないか?
 市立公園の中を散策。いろいろ像がたってるけど、知らない人ばかり。ヨハン・シュトラウス像の近くにはヨーロッパ系の変なおばちゃん集団が記念写真中。なぜか大騒ぎしてるし。凹む。
公園
市立公園案内図

CAT
CAT車内。ガラガラ
 歩いてWien Mitte駅へ。ここからCATに乗り、空港へ。9ユーロ。ちょっと高い。客がいないのも納得。でも快適。音はU-bahnに比べると遥かに静か。いつ出発したのか気づかなかった。

 空港到着。時間ちょっと余りすぎ。出国審査はパスポートとチケット見せて終わり。・・・簡単すぎ。暇なので免税店をちょっとのぞく。本屋も覗いて見る。何が書いてあるのかぜんぜんわからない。Gayが1つのコーナーを作っていた。日本だと同性愛者はまだまだ少ないけど、ヨーロッパではしっかり認知されているのか?
 暇なのでカフェに入り写真整理と日記書き。使用したPCは助教授の先生に借りたDynabookSS。バッテリーは5時間ぐらいは持つらしい。素晴らしい。羨ましい。
  出発1時間前になって手荷物審査場へ。パスポートとチケットを見せて、手荷物をX線へ。何処に行くんだ?と聞かれたのでプラハって答えると、飛行機は1時間後だぞ、いいのか?と聞かれる。気にするなオッサン。出発ロビーでまたPCを開き、今度はPowerPointの編集。
空港内
写真に名前付けてます

DASH8-400
DASH8-400。日本でも就航中
 出発時刻に。ゲートを通るときにチケットを渡すと、何故か搭乗券でなく引換券の半券をよこしやがった。これには座席が書いてない。座席を覚えてたから事なきを得たけど、チェックしてなかったらどうするつもりだったんだ?
 今度はボーディングブリッジを通っての搭乗じゃなくて、バスに乗って飛行機まで運ばれる。バスに乗り込んで、しばらくすると日本人も乗り込んでくる。へー、日本人もいるんだと思ってたら、ぞろぞろぞろぞろ・・・・日本人団体客でした。ここまで来て、日本人に会いたくないというのが正直な感想。自分は日本人なのに。わがままな俺。
 で、搭乗。飛行機はDASH8-400というプロペラ機。知らない。後で調べてみたら、最近日本でもYS-11に変わって導入されてきている短距離向けレシプロ機だった。この機体のプロペラの羽は6枚で、それが左右1基ずつ付いている。座った席はプロペラの真横。プロペラピッチが変わるところを見れたのは楽しかったけど、とにかく音がデカイ・・・・離陸のときは意外と加速がすごかった。まー飛行機だからね。


 ウィーン総評。思ったよりも先端設備が多い近代都市だった。しいて言うなら、古いお寺の隣に雑居ビルが立ち並ぶ京都の街並。もっと古い文化を大事にしてくれないだろうか。しかし、郊外のSchonburrn宮殿は素晴らしかった。自然と文化が一体となり、非常に美しい世界を作り出している。確かに1国の首都が全部こんなのでは困るだろうけど、こういう場所があることは非常にうれしかった。




つづく
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