タイトル通りです。つまり、"習うより慣れよ"、"百聞は一見に如かず"ということです。 では、以下のプログラムを使ってDirectX最初のプログラムを作ってみましょう。DirectXを使うといっても、特に何かを使うわけではなく、DirectXでメッセージボックスと簡単なウィンドウを作るだけです。気楽にいきましょう。 プログラムは100行程度の短いものです。まずは以下のプログラムをじっくり眺めましょう。
プログラムの解説は・・・省略しましょう。と、いうよりは、筆者がプログラムを全く理解していません(苦笑 しかし、全く解説が無いとこのページの意味が無いので、少しだけ解説しましょう。 まずはWinMain関数よりInit関数が呼び出され、ウィンドウの初期化が開始されます。このInit関数自体はウィンドウ作成の基本なので、VC++をやった事のある人はこのような物を見た事があるかも知れませんね。 続いてWindowProc関数がInit関数より呼び出されます。WindowProc関数ではDirectDrawの初期化、及びメッセージボックスの作成を行っています。 WindowProc関数から戻ってくるとInit関数でウィンドウの作成。それが終わると、WinMain関数でプログラム終了までメッセージループが繰り返されます。 以上、簡単ですがプログラムの解説をしました。この説明でわからない場合は、筆者にメールをください。もっとわかるようにこのページを書き直します。なにぶん、素人なもので・・・(汗 それでは早速、上のプログラムを実行させてみましょう。 [ファイル→新規作成]と選び、[プロジェクト]タブを選択。下の画面を表示させましょう。 この中から、画面中で選択しているように、[Win32 Application]を選択します。プロジェクト名は適当でいいですが、このページのタイトルにちなんで、[dx02]としておきました。 OKを押すと、下のような画面になります。 この中から、[空のプロジェクト]を選択しましょう。OKを押すと、下の画面に移ります。 これで、プロジェクトが完成します。プロジェクトを作らずに、ソースファイルのみから作ろうとすると、外部リンクが出来ずにプログラムが実行されません。空のプロジェクトを作り、ワークスペースが作られないとプログラムは実行されないようです。 続いて、プロジェクトに空のソースファイルを追加します。[ファイル→新規作成]を選び、[ファイル]タブを選択します。下の画面が表示されたら、リストの中から[C++ソースファイル]を選択しましょう。 出来た空のソースファイルに上のソースをコピー&ペーストしましょう。これで準備完了です。 それでは早速、プログラムを実行してみましょう。プログラムの実行は、[ビルド→実行]、又はF5キーを押しましょう。 さて、実行結果は・・・あれ?エラーが発生しています。 dx02.obj : error LNK2001: 外部シンボル "_DirectDrawCreateEx@16" は未解決です Debug/dx02.exe : fatal error LNK1120: 外部参照 1 が未解決です。 ・・・どうやら、プロジェクトにライブラリを追加するのを忘れていました。プロジェクトに[ddraw.lib]を追加しましょう。詳しくは前回「1.DirectXプログラムのビルド方法」を参照して下さい。ちなみに、今の失敗はわざとです。ライブラリの追加を教えるためにやったものです。いや、本当に。勘弁して下さい。 さて、気を取り直していきましょう。今度こそ、プログラムが実行できるはずです。実行すると、まず最初に左のようなメッセージボックスが表示されます。 これが表示されたという事は、実行したパソコンで正しくDirectXが動いているという証拠です。OKを押すと、次の画面に移ります。 真っ白な画面が表示されました。今回のプログラムはここで終わりですが、次回はこの画面にBMP画像を表示させて、簡単なイメージビューワーを作ってみましょう。 まとめ ・DirectXは簡単だ(と信じ込む) ・人のプログラムを見て勉強する ・プログラムの実行はプロジェクトの作成から ファイル
電脳館 written by みや First Write : 2000.11.01 Last Update : 2001.03.06 |