libjpegメモ
作成日:2005年06月15日



libjpegとは
Independent JPEG Group (IJG)が公開しているjpegファイルの圧縮,解凍用ライブラリ. ただし,ソースコードでの公開となっているため,libraryへのコンパイルは自分で行う必要がある.



libjpegビルド方法

・Visual Studio 2003 .net使用の場合

0.[$(VCInstallDir)bin]にpathを通しておく.
 (普通にインストールしたなら[C:\Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\Vc7\bin])

1.IJGのウェブサイトより,最新のソースファイルををダウンロードし解凍.
 (2005年6月現在,最新版はjpegsrc.v6b.tar.gz)

2.jconfig.vcとmakefile.vcのコピーを作成し,ファイル名をjconfig.hとmakefileとする.

3.コマンドプロンプトを起動し,カレントフォルダを解凍したファイルのあるフォルダとする.

4."vcvars32"とタイプし実行.
 (vcvars32はコマンドラインからビルドできるようにするために適切な環境変数を設定するバッチファイル.詳細はmsdn参照.)

5."nmake clean all"とタイプし実行.
 (nmakeはmakefielを読み込み,makefileの記述どおりにコンパイラなどを動作させるためのツール.linuxのmakeか.)

6.作成された次のファイルをVC7のincludeフォルダとlibフォルダにそれぞれコピー
  include : jpeglib.h, jerror.h, jconfig.h, jmorecfg.h
  lib : libjpeg.lib

これでとりあえず使えるはず.


・Visual Studio 6.0使用の場合

0.[Visual Studioをインストールしたフォルダ\VC98\bin]にpathを通しておく.
 (普通にインストールしたなら[C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VC98\Bin])

1.IJGのウェブサイトより,最新のソースファイルををダウンロードし解凍.
 (2005年6月現在,最新版はjpegsrc.v6b.tar.gz)

2.jconfig.vcのコピーを作成し,ファイル名をjconfig.hとする.

3.コマンドプロンプトを起動し,カレントフォルダを解凍したファイルのあるフォルダとする.

4."nmake makefile.vc"とタイプし実行

6.作成された次のファイルをVC98のincludeフォルダとlibフォルダにそれぞれコピー
  include : jpeglib.h, jerror.h, jconfig.h, jmorecfg.h
  lib : libjpeg.lib

多分この方法でOKのはず.環境が2003 .netなので未確認.


libjpeg.libの使い方
jpegsrc.v6b.tar.gz同梱のexample.c参照.そのうち書きます.



注意
・libjpeg.libを使用する時は,jpeglib.hをインクルードする時に次のように記述する(libjpegはC用ライブラリなので).
extern "C" {
#define XMD_H // INT16とINT32の再定義エラーを防ぐ
#define <jpeglib.h>
}

・libjpeg.libの宣言はプロジェクトの設定からではなく,[#pragma comment(lib,"libjpeg.lib")]にした方が楽(かも).





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