今でこそ多数の素体を抱え込んでいる私ですが、リカボディから27cmボディに乗り換えた当初は、ボークスのビューティ素体を主に使っていました。他の素体ではどうしても関節部分が目立って感じられ、質感を重視したい私としては違和感があったためです。後に、やはりいろんなポーズを取らせてみたいという思いが優先するようになって、エクセレント等を用いるようになりましたが、可動性に加えて、できる限り質感も求めたいという思いは変わらずあり、それだけに、質感と可動性を兼ね備えたシームレス素体のフォトジェニックジェニー(以下、PG)は私にとっては待望の品でした。
PGがついに一般販売されたその週末、私は所用で東京にいました。そして、久々に訪れたTOTOCOでPGを発見。ブリスターパックが今風です。余所ではなかなか品薄(ガングロ除く)のようですが、さすがに問屋だけあって大量に並んでいます。白肌とノーマルのどちらが初音ちゃんの肌の色に合うか思案した結果、ノーマルを購入しました。
帰宅して、早速パッケージから出してみます。なるほど、なるほど…。ソフビの中には骨組みが詰まっていますから、ABS製素体に比べるとやや重いです。ソフビの質感も上々です。リカやジェニーに比べるとかなりやわらかく、肌触りは人の肌さながらです(^^; ABSのようなテカリがないのも嬉しいですね。
さて、それでは初音ちゃんに換装してみましょう。ジェニーの頭をもぎとるべく、頭と胴体を掴んで力を込めます。…うう、何度やっても嫌な作業です。PGの場合、なまじ人肌に近い感覚なだけに、従来のもの以上に気が進みませんが、この際、仕方ありません。
……表現しがたい音と感触の末に作業終了。ジェニーをそのまま生首状態で放置するのはあまりに気の毒ですので、PGの導入により出番がなくなるであろうビューティBに換装。付属の水着(下着?)も着せてあげて押入の中で休んでもらうことにします。
下準備も完了しました。いよいよ初音ちゃんのPGデビューです。デビューを飾る衣装、それは…
…裸エプロンです!!(^^;;;;;
嗚呼、裸エプロン…。男の浪漫にして我が積年の野望をついに実現する日が来たのです。以前から構想だけはありましたが、裸エプロンの真髄である後ろ姿が、従来の素体ではぱっとしなかったこと、適当なエプロンを見付けられなかったことから実現できずにいました。
しかし、PGを手にした今、素体の問題は解消されました。また、TOTOCOに続いて訪れたコルセアでこれはと思えるエプロンを発見し、障害は双方ともになくなりました。あとは実行するのみ。PGの真価を知る上でも、裸エプロンは最適の衣装(?)になるはずです。
PGにエプロンを着付け、初音ちゃんにチェンジします。そして…
……あああ、マジっすか(^^;;;;;
さすがはPG! さすがは裸エプロン! これまでに80着近い衣装を着せてきましたが、これほどにダメな気分にさせられたのは初めてです。ここに断言しましょう。この世で最もきゅーきょくむてきな衣装(?)は裸エプロンです!!
…この写真ではエプロンなんだか下着なんだかわかりづらいんですが、うなじや脚の肌の質感、そして何より後ろ姿にPGの真価を感じました。従来の素体では脚を可動させるため、どうしても脚とお尻の間に継ぎ目ができてしまいますが、シームレスのPGにはその継ぎ目はありません。その違いは通常の衣装では問題とはなりませんが、裸エプロンにおいては非常に重要な差となって現れます。ああ、やはりPGと裸エプロンはベストマッチでした。実のところ、この前からの写真だけではその真価の1%も表現できていないんですが、さすがにこの後ろ姿ばかりは公開するわけにはいきませんので(^^;
それにしても、考えてみれば元のジェニーが着ていた水着のほうが露出度は高いはずなんですが、ジェニーには何も感じなかったというのは、私の初音ちゃんとジェニーへの思い入れの差でしょうか。それとも裸エプロンというシチュエーションにふぇち心をくすぐられるからでしょうか(^^;
で、裸エプロンに続いては、これまた男の浪漫であり我が煩悩のひとつ、裸シャツに挑戦。
本来であれば、男物のぶかぶかワイシャツであるべきところなんですが、とりあえず手持ちのものでやってみました。う〜ん、これもなかなか良いですねぇ。…って、我ながらホント、しょうがないお兄ちゃんです。ごめんね、初音ちゃん(^^;
(2000/04/02)
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