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初音 「巫女さんの羽織と袴なんだけど…」 イオ 「…ダメだね。全然ダメ」 初音 「やっぱり?」 イオ 「近いうちにちゃんとした巫女装束を着せてあげるから、 そんなのはもう脱いじゃいなさい、ね」 初音 「う、うん…」 イエローサブマリンで買った巫女装束です。これも6800円という洒落にならない値段だったんですが、サンタ服やバニースーツは値段は高いながらも、作りはしっかりしていましたから(ノアドローム製ですから当然ですね)、買うことへのためらいはありませんでした。しかし、これは…。ショーケースの奥のほうに置いてありましたのではっきりとは確認できなかったんですが、どうみても作りが甘いんですね。そのくせ値段は6800円。どう考えても高い。…高いんですが、結局、初音ちゃんの巫女さん姿の誘惑には勝てずに購入、家に帰って着せ替えようと袋から出してみて… なんじゃあ、こら〜〜〜っ!!! 羽織と袴が一体になっています。帯は単なる飾りです。襟は布を切っただけです。背中をマジックテープでとめる作りです。6800円もするというのに! ノアドロームならその半額で本物同様の品を作ることでしょう。 そこまでならリカやジェニーの600円の服と同レベルですから、11倍以上もする値段を度外視すればまだ許せなくもありません。しかし、しかしこれは縫ってさえいないのです! 最近、縫うのではなく、瞬間接着剤で張り付ける製法が広がりつつあると聞いたことはありましたが、これはいくらなんでもちょっと…。もちろん、接着剤を使うこと自体が悪いわけではないんですが、この作りで6800円はボりすぎでしょう。ちゃんとモノを確認せずに買った私がバカなんでしょうが、それにしてもねぇ…。 写真でみる限りではそれほど酷くもないようにも見えますが、実物をみれば一目でおわかりになることでしょう。現在、私が持っている50着以上の服の中でも最低の出来、リカちゃんの実売400円の服以下です。値段は上から2番目だというのに…。 ともあれ、こんなものを大事な初音ちゃんに着せていたのでは、お兄ちゃんの名折れ、来る冬コミでは何としてもまともな巫女装束を買うことを、また今後はモノをしっかりと吟味してから買うことを心に誓った私なのでした。ああ、いい勉強になりました… …ちきしょうめ!! ちなみに、まともな(というか最高の出来の)巫女装束は、“巫女さん(アトリエWITHYOU)”を御覧あれ。 (1999/02/02)
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