ギリシア神話に出てくる怪物。美しい歌声で船乗りを誘い寄せ、
船を難破させた半人半鳥の海の精。サイレン(警笛)の語源。
<oreの蛇足的雑談>
>セイレーン
先に描いたカリュブディス、スキュラのいる近海にいる怪物としてギリシャ神話に登場。
サイレンの語源としても有名。
当初は三羽(?)いて、それぞれにハープ、笛、歌声を担当していたらしい。
絵は其の中のハープを奏でるモノを描いた。
姿格好は鳥の体に綺麗な女性の顔。
アンバランスなこの格好で、いかに笛、又はハープを奏でたのか、と想像すると愉快でたまらない。
セイレーンも時代によって姿形を変えていく。
美しかった顔が醜怪なモノに変わる事や、水の属性からか、鳥の部分が魚に変わり、人魚になった(ジュゴンっていうな!)
時に、セイレーンには三種いると書いた人まで出てくる。
時が流れても、たくましく生きている様だ。
姿格好、時代が変わってもあまり変化をみせないのがセイレーンの持つ特性である。
美しい歌声で船乗りを誘い、惑わせ、死に至らしめる。
ギリシャ神話には、この歌声に対抗する為、竪琴の名人が勝負し、見事打ち負かす話がある。
負けを悟ったセイレーン達は次々と海に落ちたそうだ。
彼女らにもプライドがあったという事か・・・武士?
|