2000/4/某日D8 For Slae...
2000年4月、KORGのD8を売り、代わりにCubaseVSTとDigigram VXPocket(PCMCIA用のAD/DAコンバータ)を購入して、全面的に音楽制作環境をパソコンのハードディスクレコーディングに移行することを決めた。
きっかけは昨年末にカメオインタラクティブから届いた、OPCODE社及びVISION DSPの先行きへ不安と、CuBaseVSTへの優待乗換案内の通知だった。CuBaseVSTは、プロでも愛用者が多いクォリティの高い音楽制作統合ソフトである。CuBaseVSTを使うのであれば、D8を使わなくてもPowerBookにDA/ADコンバータを装着することで十分ハードディスクレコーディングが可能だ。デモソングを制作してMP3に変換してインターネットで配信するのであれば、全てをパソコンで作業した方が効率もよいだろう。Macを使って再び音楽を作ろうと思い立ってから随分と色々研究したのだが、結局パソコンでハードディスクレコーディングと言う極めてオーソドックスな形に落ち着くことになったのだった。
このページは「MacでMIDIでD8でMP3!」と言うタイトルで連載してきたのだが、D8を売ってしまった以上このタイトルでの連載は今回を持って終了とさせていただきたい。KORG D8の顛末だが、結局私の曲を一度もレコーディングすることなく手元を離れたD8は、出品したYahoo!オークションで幸いにも比較的良い値段で、本当に欲しい人に落札され貰われていった。新しいオーナーの元で、十分活用されることを祈りたい。
さて私の音楽制作計画だが、今後は「Julian's PowerBook & Music」で引き続き公開して行くつもりである。こちらも是非チェックしてみて欲しい。
最後に、短い間でしたがご愛読いただいた皆様、ありがとうございました。