裁判レポート・第1回(最終更新: 2001年10月20日)
 
※このレポートは闘将ジュピターさんの協力を得て作成してい ます。
なお、録音や裁判所の公式な速記等に基づいているものではな い為、
実際の法廷内のやりとりとは若干、異なる場合があります。
サーチ:

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本文中の敬称は一部省略しています。
 
  • 2001年9月13日(木)13時30分・開廷
  •  
    傍聴者は30名ほど。
     
    他の裁判を並行して実施していた為、実際に審理が始まったのは13時35分頃。
     
裁判官「(被告・eb側に対し)原告側が主張している争 点のうち、民法及び有限会社法上の争点について何か主張はありませんか?」
eb側代理人(以下「eb」)「その点については争いま せん」
裁判官「次に、証拠物件として『ファミ通』(任天堂側が問題視しているインタビューが掲載された2000年1月21日号以 外の号と思われる)を始めゲーム雑誌や攻略本を数多く提出されていますが、これに対応する準備書面の記述が不十分ではありませんか? そちらが希望している立証趣旨を誤って解釈してしまう恐れが有るかも知れないので、もう少し準備書面で立証趣旨を詳述されるようお願いします」
eb「わかりました。御指摘の点については次回の準備書 面で説明します」
裁判官「(原告・任天堂側に対し)準備書面の中で『FE シリーズは5作品累計で200万本以上を売り上げ、極めて高い周知性を有している』と書いておられますが『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』ほど売れている訳じゃないんでしょう?」
任天堂側代理人(以下「任天堂」)「確かにゲーム単体の 売上本数では御指摘のようなシリーズと比較された場合、見劣りはするでしょうがFEシリーズの関連書籍やグッズの点数は過去に国内で発売されたゲームの中 でも上位に入り『極めて高い周知性』と言う表現が不適切であるとは思いません」
裁判官「原告が類似点として指摘しているうち『主人公の 容姿(ES発表時に主人公・リュナンの髪がFE暗黒竜〜聖戦の主人公達と共通する青だったが、 後に茶色に変更された点など)』と言ったものを挙げておられますが、そもそも こうした西欧風の『騎士物語』的な世界観は海外のゲーム(Ultima・Wizardryなど)を媒 介して我が国に入って来た『普遍化・一般化されたイメージ』と考えることも可能だと思われますし、裁判所としてはもっと具体的に類 似点を摘示していただかないと検証は困難だと言わざるを得ません」
任天堂「御指摘の点については、次回提出の証拠と準備書 面で具体的な立証に入る予定です」
裁判官「それでは、出来るだけ迅速に審理を行いたいので 次(第2)回期日は10月18日・木曜日の1時30分からで双方ともよろしいでしょうか?」
eb「次回提出予定の証拠の準備に時間がかかりそうなの で、もう少し余裕をいただきたいと思います」
裁判官「では、次(第2)回期日は10月25日・木曜日 の1時30分からとします。次回の準備書面提出期限は同18日」
eb「準備書面提出期限の方ももう少し猶予をいただけま せんでしょうか」
裁判官「では、19日と言うことで双方よろしいですか」
任天堂eb「問 題有りません」
裁判官「本日はこれにて閉廷」
 
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