電話公司


事の進展?(前)


午後4時30分頃、電話機会社の工事の人がきてくれました。
KDDへ電話をしている最中(午後2時30分頃)主人が帰ってきましたの
で、二人でもって臨みました。いろいろと見ていただきましたが、
結局異常は見つかりませんでした。
午後5時頃、母が帰宅、続いて父が帰宅し、家族全員が揃ったところで、
工事の人は、我が家の電話に接続している周辺機器の状況、状態を調べて
くれました。電話のそばには母が使用しているMACがあるのですが、
電話機からMACまで、接続しようにもコードの長さが届かず使用不可能。
FAXも見てくれましたが、KDDに教えてもらったIRANへの番号が
記録に残っていない、それどころかFAXが利用された形跡もないという
ことから、我が家に非はないということを電話機会社の人はわかって
くれました。正直なところ、疑われても仕方がない状況と言えば、
そうなんです。以前、インターネットに一般の人も
プロバイダーと契約することで参加できるようになった頃、
セットアップの失敗、間違いから、とんでもないところへ
電話が繋がっていて、後からきた請求書に驚くと
いったことがあったと、私の身近でもよく話を聞きました。
そういった可能性がゼロというわけでもないからです。しかし、少なくとも
電話機会社の人にはわかってもらったわけです。ですが、私たち家族と工事
の人、そして電話機会社の担当の人、みんな途方にくれてしまいました。
原因がわからないのですから。

すると工事の人は、おもむろに外に出て、電話線のボックスを見に行きまし
た。「なんや、、、これ、、」呟くように言いながら我が家へと入ってきまし
たので、「どうかしましたか?」と聞くと、「電話回線のボックスの中が
めちゃくちゃですわ」といいました。始めはなんのことかさっぱり
分からなかったのですが、「これは綺麗にしておかないといけないものなん
ですよ」とおっしゃり、その理由を説明してくれました。

電話というのは、電話線に電流を流して声を運ぶもの。そのため、各家庭
から集められた回線を綺麗に整理しておかないと、接触した電話線から
混線がおき、その結果電話料金さえも変化してしまう。だから綺麗にされて
いて当たり前のはずなのに、すでにどこからどう来ているのかさっぱり
わからないほどごちゃごちゃになっている。あってはならないことだし、
信じられない。そう話してくれました。

工事の人はとてもいい人でした。どこへ連絡をとろうとしても、まったく
埒があかず、いらいらしていた母の愚痴を、嫌な顔もせず聞いてくれて
いました。「NTTから発信記録をとってもらえますか?そこから何か
わかるかもしれないし、こちらの会社としてましても追跡調査の依頼が
出せますから」とおっしゃって下さり、それに従うことにしました。
それ以上は、現状ではどうすることもできないので、
工事の人はそれで帰ることになりました。
その時、午後6時を廻っていました。
すでにNTTの受付は終了していることから、その日はそのまま
食事をすることになり、私と主人もそのまま実家にいることにしました。

すぐにKDDに連絡をいれました。担当して下さったオペレーターの
お姉さんは、当然ながらすでに帰宅されており、話を通しておいて
くださった方に回線の調査の結果を報告いたしました。
「もう一社の電話会社の調査の結果が出ましたら、
またご連絡下さい。請求はそのまま凍結します」とのことで電話を切り、
食事を取ることにしました。

「今度のことは、釈然としないし憤りも収まらないし、
                  なにより長丁場になりそう」

お金も絡むことですし、なによりもこちらの主張は頑としても通さなけれ
ば。そのために、この時点から、全ての流れを掴むため、メモを取り始めま
した。そして、両親と主人に「何月何日何時頃、どこの誰からどういった
内容で電話があり、どういう話になって電話を切ったか」を徹底して残す
よう通達しました。もし、悪意のある第3者が回線をいじっていたとした
ら、それは犯罪行為であり、警察にも届けなければならないから。
それに、こっちは悪いことしてないんだから、
出るとこ出ても決着つけてやると思ったから。
泣き寝入りだけはしたくなかったので、余計にそう思いました。

メモをつけていると、電話が鳴りました。午後7時。
母は洗濯物の干し忘れに気づきいませんし、父と主人は
お酒を飲んでいましたので、私が出ました。
相手は、一番最初に請求のきた国際電話会社でした。
「以前、覚えのない請求がきたということで、ご連絡頂きましたよね。
申し訳ありませんが、その時電話に出た担当者の名前を
覚えてらっしゃらないでしょうか?」と言われました。
母に聞いたところ「そんなん、覚えてない」。
そのまま担当者に伝えました。(笑)
「あのぉ、調査の方はどうなってるんでしょう。」と聞いたところ、
「そのことなんですけれども、調査自体は正直なところストップして
おります。大変申し訳ないのですが、こちらの会社の方でもその時、
担当していたものが誰であるのかわからないのです。ですので、そちらの方
で覚えていないかと思い、連絡させていただいたんですよ。」

その時の私の頭の中→「あ、KDDからなんか連絡いったんかな?」→
「やっぱりなめてかかってたんやな」→
「馬鹿が付くほど正直やなぁ。わざわざ自分たちのほうから、
そんなもん知るかいって思ってた事、ばらすんやもんなぁ。
正直、言葉も出ませんでしたよ。請求しっぱなしかい!
段々怒りがこみ上げてきました。

こすみ(以下こ)「そんなん、こっちが100%責任もって覚えてな
           あかんことですか?
                  第一、そちらの会社で調査するっておっしゃったのに、
                  今更担当者もわからへんなんておかしいんとちゃいます?」
担当者(以下担)「申し訳ありません。全く持ってその通りです。」
こ「いや、謝られてもねぇ。結局調査の方は何もわかってないんですか?」
担「担当者がわからないということは、調査がどの程度まで進んでいる
  かもわからないということなんで、もう一度調査し直すということに
  なります。」
こ「それって、めっちゃ時間掛かりますよね?とりあえず一度ご報告を受け
  たんですが、 まぁ、私が直接受けたのではなく、母が受けたんです
  が、その時には1件だけ結果が出たということで、こちらの名前も電話
  番号も出した上で確認を取った所、覚えがないという事だったんです。」
担「そうですか。こちらには記録もないもので。。そういうことでしたら、
  こちらも会社でちょっと協議致します」

ここまでは、なんだかこの会社、めっちゃくちゃ悪者ですよね(^_^;)
しかし、このあと、水が流れ出すように話が進むのでした。


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