電話公司


事の重み(前)


10/3
この日は、主人が友達と大阪にある大きな電機屋街
(東京でいうところの秋葉原のような感じです)へ行くということを聞き、
暇だったので一緒についていくことにしました。
この時は、NTTへ行こうなんて全然思ってませんでした。
結婚した頃ですから2年ほど前からですね。
極端な夜型と朝型の生活を繰り返していて、この時は夜型になっていました。
主人が出かける時間に合わせて起きられるとは思ってませんでしたし、なにより
土曜日だったのでNTTが開いているなんて全然思っていませんでした。

主人の友達を待ち合わせ場所まで車で迎えに行き、そのまま電機屋街である、
目的地へ向かいました。
「そういえば、あそこにはNTTあったよなぁ」と私も主人も、
どちらともなしに思い、「開いてたら、一回話しにいってみよか。」
ということになりました。

電機屋街には我が家も実家も担当するNTTの支店があり、そこはただの
電話局とは違い、マルチメディア関連のPRを行っているフロアがあるのです。
電話局が閉まっても、そこは開いているということを数度見かけていたので、
だめもとでいってみようかと思いました。
電機屋街はすごい人出で、車を置く場所を見つけようにもなく、電機屋街の通り
をくるくると車で廻って止める場所を探していました。ふと見るとNTTのPR
フロアが開いていましたので「行くなら今日やなぁ」と主人に言いました。
「NTTに用事があるっていうことで、車止めさせて貰われへんかなぁ」と甘え
たことを主人は言ってましたが、冗談やろうと、、と思っていました。
すると本当に裏道にまわり、NTTの駐車場の方へ車を進めていくので、
とても驚きました。
「どうするつもりやろう」と思っていると、NTTの駐車場入り口前に車を
止めました。「え!?冗談やなかったん??」と思う間もなく、主人は車を
降り、警備をされている方のところへ行き、なにやら話していました
。戻ってきて、「なぁ、何話とったん?」と聞くと、
「今までのことからみて、今日、
ここへ言いにきてどうにかなるとは思われへんから、
万が一の時のために、『ここより上へ苦情を言いに行くと
したらどこになりますか?』って聞いてきてん。」

私もかなり、カッと来たら怖い性格やなぁと思っていましたが、
一番怖いのは主人だったようです。

なんとか、車を止めるスペースを見つけ、主人と友人が本日の目当てのものを
見に行くというので1件目のお店へ入りました。私もそれに続きました。
そこで30分ほど商品を見、主人と友人は2件目へと移るということでした。
NTTの閉店時間も気になるので、2件目へは一緒に行かず、
私一人でNTTへ行くことにしました。
でも、本当はPRフロアへは行きたくなかったんですよ。

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随分と前、まだ結婚前だったと思います。インターネットに興味はあれど、
なかなか踏ん切りがつかなった私は、たまたまPRフロアが開いていたので中を
覗いてみました。そこに置いてあるパソコンでインターネットが出来るようです
が、さっぱりなんのことかは判らず、ただむやみにそこらへんを
クリックしているだけでした。
「これはおもしろそうやなぁ。やってみんと判らへんやろう」と
思い、NTTの商品について尋ねようと思いました。
その時、中は結構な人数の人がおり、お店のスタッフの方は
来店者にアンケートをお願いしていました。
半数以上が男性で、女一人で来店しているのは私だけでした。
「すみません」と声を掛けましたが、無視。
「すみません、聞きたいことがあるんですけど」無視。
忙しいのだろうと思い、しばらく経ってからもう一回「すみません」
無視。
はい、どうもありがとう。二度と来るか!
ちなみにアンケートをお願いするのに、人を選り好みして
質問を受け付けてくれないPRなんて始めての体験でした。
今はかなり改善されたのか、上記のようなことが特殊だったのかは
知りませんが、全然対応が違います。感じが良く、歩き回って疲れた人たちの
オアシスの様になっています。
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以上のような敗北(?)経験のため、今まで極力、出来るだけ、最大限の配慮を
もって避けてきた場所なんです。ここは嫌な思いをするところっていう印象が
強すぎたんでしょうね。実際、中に入るまでしばしためらいました。

でも、「ちゃんと言わなければ」と思い、中へ足を踏み入れました。


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