あっけら貫刃帖 | 小林ゆき | |
2001年11号〜2002年01号(12週打ち切り) | 前作: | |
江戸時代、町には「刀魔」と呼ばれる妖刀が人に取り付き人をあやめるという事件が続発していた。 幕府はこれに対抗するため、「刀狩衆」と呼ばれる武士集団を組織する。 そして、父を刀魔に殺された「山本青葉」はひょんな事から 見た目は子供の最強刀狩り「裂鬼助」と出会う。 父親のかたきをとるために青葉は裂鬼助に刀狩衆へ入隊したいと請うが……。 | ||
ありがちなストーリーではあったがキャラの個性が出ていた良作。 話の展開がやや遅いのが難か。まだストーリーがほとんど進んでいない段階だったので あまりつっこんだことはいえないけど……。普通に面白いのだが飛びぬけて面白いわけではなかったか。 | ||
関連サイト: Google 検索: あっけら貫刃帖 意外と多いぞファンサイト。なんと即売会まで開催。 |
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オススメ度:★★★★★★★☆☆☆ |
少年エスパーねじめ | 尾玉なみえ | |
2002年13号〜2002年33号(20週打ち切り) | 前作:純情パイン | |
古来より続く白エスパー(秩序)と黒エスパー(混沌)との戦い……。 街角で行われる白エスパー「ねじめ」と飼い猫「すぱな」と週代わりの 「暗黒エスパー」とのはちゃめちゃではた迷惑な小戦争。 のはずが後半ではほとんど暗黒エスパーと戦わず……。 | ||
昭和を彷彿とさせる独特の絵柄や古臭い擬音と、ブラックと下ネタを含んだ
マニアックなギャグで読み手を選ぶ癖の強い作品であったが、ジャンプのメイン購読層である
小・中学生はほとんど受け入れられなかったようで、惜しまれながらも打ち切りに。 | ||
関連サイト: 尾玉なみえはん 尾玉なみえのファンサイト。「パロリズム大辞典」片手に女史の作品を読み返すのも一興。 |
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オススメ度:★★★★★★★★☆☆ |
NUMBER10 | キユ | |
2002年24号〜2002年34号(10週打ち切り) | 前作:ロケットでつきぬけろ! | |
親の転勤でアルゼンチンへ転校した少年「テンマ」。 日本人という理由で差別を受け友達のできない彼は、毎日たった一人でサッカーをしていた。 だが引退したかつての名選手「ピエトロ」との出会いがテンマの運命を大きく変える。 はたしてテンマの持つ「ファンタジー」とは? | ||
前作「Live Like A Rocket!」でのその電波な巻末コメントで一部で有名になった
「打ち切りの神様」キユ氏の連載第二段はワールドカップブームに便乗したサッカーモノ。 特徴的な太い枠線や変なアイキャッチ(?)は無くなり、巻末コメントも至極まともな ものばかりと、大幅なキャラチェンジを果たしたキユ氏だが、 大方の期待通りにふたたびロケットでつきぬける結果となった。 前作とまったく同じ10週打ち切り、前作と同じ キングクリムゾンな展開 などある意味見ごたえのあるラストではあった。 | ||
関連サイト: Kiyu Link 少年漫画板で一時期猛威を振るった「キユスレ」への全リンクや業績をたたえるFlashなど。 |
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オススメ度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆ |
SWORD BREAKER | 梅澤春人 | |
2002年35号〜2002年51号(16週打ち切り) | 前作:無頼男 | |
伝説の勇者の生まれ変わりである「ミコト」はどんな剣でも破壊できる 「無敵の盾」を手に、全ての人類を生贄にささげて魔法使い「アバル」の 復活をもくろむ「アバル信徒」、そしてその最高幹部「六剣邪」と戦う……。 | ||
「デストローイ!」でおなじみのロックな作家 梅澤先生の伝説的作品。
オリジナリティあふれる梅澤ワールドはさらに高まり、第一話から「俺達は無敵の未成年様だぜ!」等
歴史的セリフを連発、そして伝説の「魔城ガッテム」。
敵キャラ達の独特すぎるデザインもあいまって一部のマニアの間では神格化されるものの、
やはり一般読者には受け入れられなかった……。
最終回では感動的にまとめて涙を誘った。 | ||
関連サイト: アバル信徒と魔城「ガッデム」 連載終了にも関わらず衰えの気配を見せないアバル信者の布教活動の軌跡と奇跡がここに。 日々是好日 天からカジメ! スキャン画像も交えたわかりやすい全話レビュー有。初心者はここへ。 |
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オススメ度:★★★★☆☆☆☆☆☆ |
A・O・N | 道元 宗紀 | |
2002年44号〜2003年1号(10週打ち切り) | 前作:大好王 | |
最大手プロレス団体「赤鴉」の看板選手は小さな体で巨大な相手を投げ飛ばす 覆面レスラー「アオン」。しかしアオンは交通事故を起こし逮捕されてしまう。 これをもみ消すために赤鴉は15歳の少年「ギュン」に覆面をかぶせ、 一時的なアオンの代理としてリングに上がらせる。 しかしアオン(中身はギュン)は赤鴉を裏切り、 「日本中のレスラーと戦い、もしアオンが負ければ覆面を脱いで引退する」 と宣言。さらに自分の首に6億円の賞金をかける。 これを機にレスラー達はアオンを狙って彼のもとに集まりはじめる……。 | ||
過去数回の打ち切りを食らい、ジリ貧で迎えた道元宗紀入魂の作品。 無闇に熱い展開となかなか中身のある主人公の主張(というか説教)は良かったのだが、 肝心の格闘パートが見づらくて何がなんだか。個人的には好きだったのに……。 そして最終回欄外には「道元宗紀先生の次回作にご期待ください。」の文字は無かった。 | ||
関連サイト: A.O.N同盟 コミックだけではほとんど意味不明なアオンの必殺技を解説したTECHNIQUEは必見。 |
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オススメ度:★★★★★★★☆☆☆ |
グラナダ -究極科学探検隊- | いとう みきお | |
2003年01号〜2003年16号(14週打ち切り) | 前作:ノルマンディーひみつ倶楽部 | |
昔、地球には現代科学の限界を超えた究極の科学を持つ超古代文明「グラナダ」が存在した。 分子を原子単位に分解・構築するグラナダの遺産「アトムリング」をもつ「二神ジュゲム」と 天才的頭脳の持ち主である「森太郎」の二人の少年は、 かつてジュゲムを救おうとその身をアトムリングで分解されるまで戦った「バカフェッサー」 ことワイリー フィリッポ博士に再び会うために、彼が残した研究成果を元に グラナダの科学のすべてが記された「グラナダの正典」を探して今日も世界を駆け回る……。 | ||
「科学」をテーマにした漫画の主人公としては、このジュゲム君はちょっとひどい。
普通そういう漫画では、ドラえもんよろしく、
「私欲のためだけにオーバーテクノロジーを使えば結局自分が痛い目にあう」というオチで終わるのが定番だが、
この漫画の主人公といえば、人前で能力使い放題だわ、相棒のアドバイスはまったく聞かないわ、
挙句の果てには「人類を滅ぼす」といわれたスイッチを平気で押して万里の長城を壊滅させるわと
やりたい放題。その上本人はまったく悪びれる様子もなく、別段それが悪いこととも描かれていない。
こんな主人公が毎週暴れまわる漫画なのだから、人気が出なかったのも当然といえば当然かもしれない。 また、頻繁に挿入される回想シーンでは、枠外を黒くするなどの対応が施されていないので どこまでが回想でどこまでが現在なのか非常にわかりにくくて、 そのせいで第一話から「バカフェッサーは今はいない」という大事な情報が十分に伝わってこない。 このことが よりストーリー全体をわかりづらいものにしてしまっているように思える。 ところで、あらすじの後のストーリーでは、力を使い果たしたジュゲムの心の走馬灯、 という形で過去への回想が始まるのだが、この回想シーンが異様に長い。 14週間の連載のうち、なんと8週間がこの回想シーンに費やされているのである。 さらに驚くべきことに、この回想は最後の最後、最終回の最終ページ6P手前まで続くのだ。 打ち切られる前にネタを出し尽くしたかった気持ちはわかるが、もう少し何とかならなかったのか…。 が、この8週間分の回想シーンは無理してまで入れただけあって、なかなか面白い。 貶してばっかりなのにこの漫画のオススメ度が高いのは、この回想シーンの存在と いとうみきおのセンスが個人的に好き、という理由によるものだ。 | ||
関連サイト: いとうみきおデータベース 漫画作家としてはパッとしないが、脇役としては引っ張りだこのいとうみきおの芸暦を掲載。 |
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オススメ度:★★★★★☆☆☆☆☆ |
TATOO HEARTS | 加治佐 修 | |
2003年02号〜2003年17号(14週打ち切り) | 前作: | |
少女「花音」は 父親から受け継いだつぶれかけの刺青屋「花彫」を切り盛りする若い彫り師。 ある日、彼女がオークションに出した、倉庫から出てきた古い墨に3000万玄もの値がつく。 店の借金を返せると喜ぶ花音は、落札した「マスクの男」の背中にその墨で刺青を彫ることを約束する。 その時、「粋な男」を目指す体力馬鹿「莫山」が針治療と間違えて花彫を訪れる。風邪用のマスクをかけて。 そんな莫山のことをマスクの男と思い込んだ花音は、彼の背中に例の墨でタトゥーを彫り込んでしまう。 そこへ覆面マスクをかぶった本物の「マスクの男」が現れる。 戸惑う花音をよそに「タトゥーハーツの回収」と称して莫山と花音を殺そうとするマスクの男。 しかし、彼が花音に襲い掛かったその瞬間、莫山の背中のタトゥーが光り、タトゥーハーツの力が解放される。 タトゥーによる人外の怪力でマスクの男を倒した莫山だが、その衝撃で花彫の店を壊滅させてしまう。 店と家を失った花音は、店の修理費とタトゥーの施術代の3000万玄を取り立てるため、 この不思議な男莫山についていくことに……。 | ||
「NARUTO」の岸本斉史のアシスタントを務めていたという加治佐修の初の連載作品。 絵に関してはキャラクターがよく動いてる感じがして楽しいし (特に第2,3話のトラクターを投げたり電信柱をぶん回すページはがんばってると思う) 背景も丁寧で好感が持てるのだが、 ストーリーにはオリジナリティがまったく感じられないのが悲しい。 四週目になるまで まともな敵キャラが登場しなかったのもマズかった。 さらに後半に入ると、ハンターハンターの「幻影旅団」の劣化コピーと言われている ブラックキャットの「星の使途」のさらにパクリというどうしようもない集団が登場。 そのままずるずると何の個性のないフツーの超能力バトル漫画と化し、 結局「最初だけ面白かった漫画」という印象のまま打ち切りに。 連載化される前の「TATOOHEARTS」(読みきり版)も、その後本誌に掲載された読み切り「NOW AND ZEN!」も 面白かったので、長期にその面白さを持続できるようにさえなれば人気が出るかもしれない。 | ||
関連サイト: |
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オススメ度:★★★★★★☆☆☆☆ |
★SANTA!★ | 蔵人 健吾 | |
2003年19号〜2003年31号(12週打ち切り) | 前作: | |
世界の半分を滅ぼした魔人が倒されてから五年、人々は魔人によって生み出された動物の進化系である「獣人」と、 魔人の108の能力「魔呪力」の一部を受け継いだ獣人「魔呪力の後継者」の脅威にいまだに脅かされ続けてれていた。 そんななか、人間でありながら魔呪力"No.0 魔人の口"を持つ少年「サンタ」は、生き別れになった兄と交わした、 「獣人に奪われた村を奪い返して自分たちの物にし、世界征服をする」という約束を果たすため、一人獣人と戦う 日々を送っていた……。 | ||
打ち切り漫画の重要な法則のひとつに「新連載は××に似てると思われたら大体アウト」というものがある。
これは当たり前の話で、マンガ家がどんなにその漫画が好きでこんな漫画が書きたいと願ったとしても、
読み手は、有名で人気のある作品とマイナーな模造品を並べられれば、当然有名なほうを選ぶのである。
そしてこの「SANTA!」の場合は「ONE PIECE」に似ていると判断されて消えていったわけだが、
各地を旅して泣ける話をやる、という話の骨組が同じで、そのほかに個性を感じさせるような部分が希薄だった以上、
そう思われてしまうのも仕方がないのかもしれない。 ではなぜ、主人公の目標が世界制服であったり、腹にもうひとつ口があったりと、目新しいものを出そうと 努力しているにもかかわらず、それまでの漫画との差別化ができなかったのだろうか。 それは、蔵人健吾がそれらのアイディアを、なんのひねりや意味づけも行わずにそのまま漫画に出してしまっているからだ。 それが一番良く見て取れるのが、敵キャラの造形である。「SANTA!」の敵キャラは、昔の鳥山明を意識してか、 動物が二本足で歩く奴なのだが、なんと牛のキャラなら鎧の肩に「猛牛」、豚のキャラクターなら額に「piggy」と書いてあるのだ! これならまだ裸のほうがましなくらいだ。 詰めの甘さは絵だけの問題ではない。 話の根幹を担う「魔呪力」という超能力にしたって、 「世界を滅ぼした魔人の力」とたいそうなことをいっておきながら、その攻撃力が異常にしょぼい。 「世界を火の海に変えた炎」は服を焦がしてやけどさせる程度、「万物を切り裂く最強のつめ」は家を真っ二つにするも、 人に使えばカッターナイフみたいな切り傷しか付かないなどの平凡な威力を見せられると、 「魔人の力」という設定は思いつきだったのではないかと思えてくる。 中でも主人公の魔呪力「魔人の口」は特にひどい。主人公は腹に大きな口がくっついているのだが、 口でありながらしゃべるわけでもなく、「あらゆる武器を吐き出す能力」であるにもかかわらず、 連載を通して出した武器は剣を一本だけ。これなら最初から「スゴく強い剣を一本手に入れた」でかまわないはずだ。 ただ、この漫画には良いところもある。見せたいところをはっきりと見せる力量はあるし、 話もベタなお涙頂戴だがまずまずの出来だ。ねずみの「チュー太」もキャラとしておいしい。 もし上記の点を克服できれば、今よりも評価は上がるかもしれない。 たとえ超人気漫画家とまではいかずとも、であるが。 ちなみに、この漫画の第一話では、主人公とその義理の兄が「愛してるぜ!」「ボクも!」とか言ってて若干引いたが、 そっち系のお姉さんたちにもイマイチだったのか、あまり盛り上がることはなかった。 | ||
関連サイト: 蔵人健吾作品データ 初期の読みきりについて言及してる貴重なサイト。 |
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オススメ度:★★★★☆☆☆☆☆☆ |
闇神コウ -暗闇にドッキリ!- | 加地 君也 | |
2003年18号〜2003年35号(17週打ち切り) | 前作: | |
まがったコトが大嫌いな高校生「コウ」は突如現れた鬼から幼馴染の少女 「茜」をかばって命を落としてしまうが、「骸錬師」を名乗る少女「路陰」によって、 骸錬師の使役する鬼「闇神」として復活する。鬼を百匹倒しその魂を吸収すれば 再び人間に戻ることができると聞かされたコウは路陰の僕として鬼と戦うことを決意するが…。 | ||
連載は初めての加地 君也だが、読みきりでのデビューは1997年と実はその漫画家歴は長い。
その読み切りから数年後にジャンプ本誌に掲載され「ここ数年で一番つまらない読みきり」
とまで言われた「暗闇にドッキリ」が、どこで道を間違ったのか連載化。舞台がなぜか平安(?)から現代へ移るが、
読み切りから連載までのたった数ヶ月の間に漫画が上手くなるはずもなく、
結局そのまま「ここ数年で一番つまらない連載漫画」としてスタートしてしまう。
しかし「両目の焦点が合わせられない」という素人目にもあきらかにヤバすぎる画力、
ゲームか漫画でも参考資料にしてるんじゃないだろうかと疑いたくなるような設定の薄っぺらさ、
ギャグにしか見えない圧倒的ボリュームを誇る説明口調などなど、
漫画家としてのすべての技能が商業誌に乗せられるレベルに達していない……
というか「落書きのうまい中学生」レベル、という悲しいまでのとりえのなさから
連載2週目にして早くもだれもが10週打ち切りを確信していた………。 が、奇跡は起きた。 ジョジョ、ヒカルの碁の突然の終了、プリティフェイス、UltraRed等の中堅の打ち切り、 ルーキーズの休載などが重なり、なんと「暗闇にドッキリ!」は10週の壁を越えて生き残ったのだ。 その後ドッキリは風馬小太郎や織田信長が登場して「あいかわらず」に話を展開、 最後の四神 朱雀などの複線を順調に消化し、ついに17週目に「途中経過を省かずにハッピーエンド」 という打ち切りマンガではめったにお目にかかれない見事な着陸を遂げて終了した。 だが連載が終わってからがこの漫画の真骨頂である。 連載中からすでに、「 (笑) 」などを使いまくり,打ち切り寸前なのにほかの漫画家をがんばれと励ます などの 巻末コメントのあまりの痛さから「リアルハマー」の称号を得ていた加地君也だが、コミックではその超絶センスがさらに濃縮。 カバー裏のコメントからオマケのキャラクター解説にいたるまで1Pも余すところなくその激痛文章で埋め尽くされ (特に2巻末の作者プロフィール〜オマケ漫画の寒さは壮絶。ぜひ一度その目で確かめてほしい)、 「暗闇にドッキリ!」は一介の打ち切り漫画から 鳥肌と変な汗 なしには読むことのできない伝説の迷作へと昇華されたのである。 | ||
関連サイト: 暗闇にドッキリ! 用語集、巻末コメント一覧、2ちゃんねるでの過去ログ倉庫など。裏ページあり。 |
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オススメ度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ |