コンピュータに作業をさせるための命令を書くことを言います。コンピュータに命令を書くには
コンピュータにわかる言葉で書かないといけません。日本語で説明して理解してくれると楽なのですが
そうも行きません。ここでは、HSPという言語を解説しています。(本当はHSPでもコンピュータ
は理解できないです。コンピュータにわかる言語に翻訳する必要がありますが、気にしないでいいです。)
たとえば、人間に対して、「牛乳持ってきて」と命令すると、ふつうはすんなり持ってきてくれますが、
コンピュータには、「台所にある冷蔵庫の真ん中の扉を開けて、棚にある、牛乳を手にとって、扉を閉めて
ここまで、牛乳をもってきて」これくらい説明しないと動いてくれません。さらに、「扉を閉めて」
という説明を忘れると、扉を開けたまま戻ってきてしまいます。慣れないと大変かもしれません。
でも、少しずつやっていけば間違いなく覚えられます。
いわゆる、修正です。プログラミングの説明で書いた例でいうと、「上の扉」と書いてしまうと その中には牛乳がないわけですから、それでコンピュータはその命令はできません!!と 知らせてくれます(これがエラー表示というものです)。これをなくす作業がデバッグです。 このようにできない命令はすぐに修正できますが、例えば「扉を閉めて」の命令を 忘れた場合には、きちんと目的の牛乳が手に入りますが、大変なことになりますね。 このように目に見えてこないものも修正しなくてはいけません。
イメージ的には”箱”です。この中に必要なものを入れます。プログラムでは数字と文字を入れます。
この箱の特徴は、一つのものしか入らない、新しいものを入れると古いものは消えてしまう、ということです。
きちんと自分でどの箱に何を入れたかを覚えておきましょう。箱の区別は
名前を付けて行います。基本的にはアルファベットで名前を付けます。例えば、
名前の文字を入れる箱にはnamaeとかnameとつけるといいでしょう。なるべくわかりやすくつけましょう。
(HSPでは日本語で変数に名前をつけることができますが、僕は逆に見にくくなると思うのでおすすめしません。)
変数の拡張として配列変数というのがあります。これは、100人分の名前を箱に入れるときなどに
使用します。例えばnameの2番目という風に番号を付けて管理することができます。これだと
簡単に多くの変数を用意することができます。
ボタンや、チェックボックスなど、ツールによく見られるものをまとめてオブジェクト といいます。
HSPではウィンドウやオブジェクトを複数作成することができます。一度作成した後に それらを管理するための番号です。ウィンドウIDはウィンドウに対しての番号です。 どのウィンドウに表示するか、どのオブジェクトに文字列を表示するかなどの 命令を使用する場合にこのIDの考え方が必要です。
HSPでは、画像を扱うときによく使用するものです。画像用の変数だと思ってもいいでしょう。
これは非常に便利で、画像の一部をコピー(表示)することができます。つまり
小さな画像を集めて一枚の大きな画像としてファイルに保存。
バッファその画像を開いてから、必要な部分だけ表示することが可能になります。
また、毎回ファイルを開いて画像を表示することができますが、閉じているものを開くと言う作業があり
動作が遅くなってしまいます。バッファーを用いると、常に開いた状態でおけるので
処理が高速になります。
ウィンドウやバッファーを作成する際にこのどちらかを選ぶことができます。
パレットモードは、画像などを表示する際に、0〜255までの番号がふられたパレット
を用いて表示します。パレットとは、色を管理するもので、0番には黒、1番には赤、
2番には青・・・の用に、色が入っています。つまり、パレットモードでは、パレットの数
256色しか、使用することができません。
フルカラーは、一つの点を表すのに光の三原色(赤緑青:RGB)で表します
つまり、一つの点で3つの情報があるわけです。少なくてもパレットモードの
3倍は、コンピュータが覚えるのが増えるわけです(メモリーの使用頻度)。
256色の画像だけ、または、画像を使用しない場合には、パレットモードをおすすめします。
もちろん必ずそうしないといけないと言うことはありません。よほどでなければ
気にしなくても問題はありません。