プログラミング初級1
文字数カウント・プログラム(ステップ1)


入力した文字数をカウントする。


初級編へようこそ! みなさま、こんにちは。(^^)
ここ初級編は、入門編を終了した人を対象にしています。 入門編を終了していない人は、わからないところがあれば、まず入門編を見てから質問して下さいね。

入門編までとは、やり方が違いますので、まずその説明から始めます。

初級編では、具体的な機能を持ったプログラムを1つずつ作成していきます。 第1作目が「文字数カウント・プログラム」です。 このプログラムは、完成まで7つのステップを踏みます。 それぞれのステップで1つのプログラムになっていますので、 実行して動作を確認しながら、次のステップへ進めるようになっています。

「やってみよう!」は、ありません。やっていただくのが、当り前になりますので。(^^; 仕様ソース (プログラムの原文)を表示しますので、 サブルーチン を作成して動作確認(実行して仕様通りかどうかみること)をしてください。 コピー&ペーストしていただいて構いません。

それと同時に解説を読んで、プログラムの1行ずつ、何をしているのかを理解してください。 わからないところは、遠慮なくご質問ください。

ステップ1が納得いけば、次のステップ2に進んでください。 こうして、最終ステップまで行けば、みなさまは「文字数カウント・プログラム」が どういう仕掛けで出来上がっているのか、わかるはずです。 「なんとなくしか、わからない」と言う方も出てくることでしょう。 プログラムに限らず、何でも「慣れ」というものがあります。 何回か繰り返すうちに分かってくることも多いのです。 あせらずに、1つずつやってみましょうね。




ステップ1の仕様


  1. 「何か入力してください」と表示して、文字列の入力を受け付けます。

  2. 入力した文字列と文字数をメッセージボックスで表示します。




ステップ1のプログラム・ソース



  1. Sub Count1()
  2. '文字数カウント・プログラム
  3. 'ステップ1:入力した文字数をカウントする
  4. Dim moji As String
  5. Dim moji_su As Long
  6. moji = InputBox("何か入力してください")
  7. moji_su = Len(moji)
  8. MsgBox moji_su
  9. MsgBox moji_su & " 文字"
  10. MsgBox moji & " は " & moji_su & " 文字"
  11. MsgBox "「" & moji & "」" & " は " & moji_su & " 文字"
  12. End Sub




解       説


できるだけ、ソースの1行ごとに説明していきます。

  1. 1行目は、Count1() というサブルーチンの開始です。
    初級1のステップ1〜7を、それぞれ Count1 〜 Count7 という名前にしてサブルーチンを作成しています。


  2. 2〜3行目は、コメントです。
    コメントとは、プログラムの実行とは関係の無いメモのようなものです。 「実行とは関係が無い」というのは、F8 キーを押していったときに、飛ばされてしまうことです。 このステップ1を、一度F8 キーを押していってみてください。
    行の先頭でも、途中でも、' の後はコメントと見なされて、色が緑色に変わって実行されません。
    プログラムは完成後もメンテナンスのために変更されることが多く、 時間がたってしまうと自作のプログラムでも中身を解読することが難しくなります。 あるいは、作成者以外の人がメンテするかも知れません。 そういう場合に、ところどころに何をしているところかというメモを残すことは、 メンテを効率よく行う助けになります。 是非、皆様も、プログラム作成中にメモをたくさん残すように心がけてください。


  3. 4行目は、変数の宣言です。
    Dim は「 変数 の宣言をやるよ」という意味です。 「Dimension」の略のようです。
    Dim の次が変数名で、4行目は、moji という名前を付けています。
    変数名の次の As は「予約語」で、これは一種の形式なので、変更できません。
    このまま書きましょう。 As の次が変数の型です。4行目は、String(文字列型)にしています。
    Dim 変数名 As データ型
    が構文です。 この変数 moji は、入力された文字列を入れるために用意しました。
    (変数とは、なにか値を入れるものでしたね。)


  4. 5行目も、変数の宣言です。
    5行目の変数は、moji_su という名前で、Long(長整数型)で宣言しています。
    この変数 moji_su は、入力された文字列の文字数を入れるために用意しました。


  5. 6行目は、仕様の 1.の部分にあたります。
    「何か入力してください」と表示して、文字列の入力を受け付けます。
    そして、入力された文字列を moji という変数に入れます。
    InputBox は、ダイアログボックスに メッセージを表示して、テキストボックスへの入力を受け付けます。 テキストボックスに入力された文字は、指定した変数に入れられます。構文は、
    変数名 = InputBox(メッセージ)
    です。


  6. 7行目は、入力された文字列の文字数を計算するところです。
    入力された文字列は、6行目で moji という変数に入れました。 だから moji の長さを出せば、それがつまり入力された文字列の文字数になります。
    文字列の長さは Len() という 関数 を使います。Len は length の略です。
    変数名 = Len(文字列)
    が構文です。 Len() の括弧 () の中に、長さを出したい文字列を入れます。→ Len(moji)
    その結果(長さ)を、moji_su という変数に入れます。→ moji_su = Len(moji)
    = は ← の意味でしたね。つまり、= の右の値を、= の左に代入するのです。 よろしいですか? (^^)


  7. 8行目以降は、仕様の 2.の部分にあたります。
    入力した文字列と文字数をメッセージボックスで表示します。
  8. 8行目は、文字数だけを表示します。
  9. 9目は、文字数と「文字」という文字を表示します。
    文字数と「文字」を & でつないでいます。
  10. 10行目は、入力された文字列と、文字数と「文字」を表示します。
  11. 11行目は、入力された文字列とをカギ括弧でくくり、文字数と「文字」を表示します。
    実行して、その違いを感じ取ってくださいね。


  12. 12行目は、サブルーチンの終了を表します。
    プログラムは、ここまで。



実       行


    では実行してみましょう!!!

  1. カーソルの位置を確認してから、F5キーを押してください。

  2. 入力を促す画面が出ましたね。

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  3. 何か適当に入力して、エンター(リターンキー)を押してください。

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  4. ちゃんと正しい文字数が表示されましたか?

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    半角や全角を混ぜたり、スペースだとどうなるか、いろいろと試してみてくださいね。
    エラーが出た人は、そのメッセージを書いて、遠慮なくメールしてください。

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