計測用バッテリーはRC2400とRC2000、共にSANYOセル。使用する充電器はKO
BX212とOrbit MICROLADER。KO
BX212は最大電圧の5.05A充電、Orbit MICROLADERはオートモード。今回はKO BX212の-Δピーク値(100mV)に合わせる目的で、MICROLADERの-Δピーク値は90mV(1セル当たり/15mV)に設定。
測定条件はメモリー効果の影響を避けるために、前日に同じ充電器の同一モードで充電後、15A放電を行っています。。放電はKYOSHO DIGITAL POWER CONDITIONERにて15A・セルあたり0.9Vカット放電。気温24℃。
2400.2000、それぞれaがKO BX212で充電、bがOrbit
MICROLADERで充電した時の放電データになっています。
まず、RC2000ですが、a,bとも、ほとんど同じグラフを描いています。bのOrbit MICROLADERで充電したときの方が、放電開始直後と終了間際で若干数値が高くなっていますが、ほとんど同じと判断して良いと思います。
逆に言えば、RC2000迄の使用であればBX212で充分であることが解ります。
そしてRC2400です。正直ほっとしています。
世間一般に言われている、ニッカドバッテリーの充電は5Aで良しとされている事に異議を唱えたものの、数値にキッチリ表すことが出来るのか、かなり不安があったので。。
KO BX212で充電した時は、240秒付近までRC2000よりも電圧の低い状態が続きます。5A充電ではRC2000よりもRC2400の方が眠いと感じるのが数値の上でも証明されたと思います。
Orbit MICROLADERで充電した時は、放電開始直後の電圧もRC2000と同等となり、KO BX212で充電した時と比べると全域に渡って電圧が上がっているのが解ります。
結論
RC2400の充電にはKO BX212ではちょっときついかな。。。
もちろん、普通のスポーツ走行で問題になることはありませんが、使用できるバッテリーに制限が掛かっているようなレースでは(例えば定価6,800円迄のバッテリーに限定されるレースなど)充電器でアドバンテージを稼ぐことも可能になると思います。
で、なければ、KOがBX213で、わざわざ8A迄充電電圧を上げられるようにする必要も無いですからね。ニッケル水素に対応するだけなら-Δピーク値の変更だけで済みますから。
010511