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TL-01

 TL-01は初心者用の入門機でありながら、ボディ剛性は高く、サスアーム類もTA-03よりもしっかり作られており、なかなかのポテンシャルを秘めた車です。
 しかしサーキットでは、上手い人はかなり速く走らせているのですが、自分の場合ハイサイドばかりで全くまともに走らせることが出来ませんでした。ハイサイド防止の方法は主なところでは、低重心化、ロールセンターを上げる事などがありますがTL-01の場合、低重心化も限界があり、ロールセンターの変更は事実上不可能です。
 そこで着目したのがバッテリーの搭載方法です。横積みされてるバッテリーをシャーシセンターに縦に搭載できればロール特性は大幅に改善されるはずです。なんて思ったのは随分前のことで、実際に作業するのが億劫でずっと手を着けずにいたのですが、TB-01が発売されて左右の重量バランスの悪そうなシャーシデザインを見て、製作に取りかかることにしました。


数あるツーリングカーの中でもここまでタイトなシャーシは無いんじゃないでしょうか?


アンプはモーターとの重量バランスを取るため右側に設置。


ステアリングサーボはとりあえずF1用の足を切った物を使用。かなり左にオフセットしてます。マイクロサーボを使えばもう少し改善できるかな。


バッテリーの搭載位置が解りますか?シャーシ底面にぴったり搭載することによってノーマルの搭載位置より2mmほど下がっています。底面のネジを外すことによる剛性の低下が懸念されましたが、問題なさそうです。

足廻りもTA-03等に比べればガタが少なく、結構カッチリした走りを見せます。
TLでハイサイドに悩まされている方、工作がちょっとメンドイですが特別な工具は必要ないので、一度試してみては。

バッテリーホルダー等余計な物がなくなり、シャーシも結果的にかなり肉抜きされてシャーシの重量はRS4とほぼ同じです。
1月14日、ホームコースの田無サーキットで走らせた結果は非常に満足のいく物でした。この日はとても暖かく、タイヤはD25.037M、オイルF/R共に900、スプリングF.HPIゴールド/R.HPIホワイト、ダンパー長F.58.5mm/R.60.2mm、デフF.ベベル/R.ボールのセット。
以前走らせたときはハイサイドの嵐でとてもまともに走る事なんて出来なかったのに、今回は車高の高いインプレッサのボディでもハイサイドはほとんどなく、GT系などの車高の低いボディを載せればハイサイドは完全に解消されると思います。

3/9のデイレースに出たときはひどいアンダーステアに悩ませれました。上記のセットではサスが柔らかすぎてタイヤがグリップせづに逃げてしまっていたようです。
また、トレッドの狭さのせいでSOREXなどのハイグリップタイヤを履くとまたハイサイドを起こします。そこで車高をギリギリまで落とし、スプリングにもテンションを強く当ててリバウウンドを規制します。
車高:F2mm/R3mm
ダンパー:F900/R900
スプリング:F TAMIYAブルーショート/R TAMIYAブルーロング
スペーサー:4mm/R.4mm
キャンバー:F 2.0°/R 2.5°
キャスター:F 10°
リバウンド:F0mm/R0mm
デフ::F ワンウェイ/R ボール
ハイサイドも無くなり、クイックに走るようになりましたが、トレッドの狭さは変えられないので高速コーナーでラフな操作をするとハイサイドになります。

デフの調整
この所、あまりまともに走らせることもなく、たまに走らせては酷いアンダーステアに悩ませれいたのですが、ニューボディ(と言ってもNSXですけど)をおろしたのを期に、マシンもオーバーホールすることにしました。
まず、足回りのガタ取りです。長いこと走行させていたせいで、サスピンの穴が拡がってしまい、かなりのガタツキが出ています。本来ならシャーシを新しくしてしまうのが一番いいのですが、あれだけの加工をもう一度するのは気の遠くなる作業なので、田宮車で昔から行われている瞬着の流し込みでサス穴を詰めます。やり方知ってますか?
この加工だけで新品以上に遊びを少なくすることが出来ます。
次に肝心のデフの調節を行います。田宮製のボールデフは調整が難しく、かなり堅めの設定にしていたのですが、これがターンインでのアンダーステアに繋がっていたようです。
よく言われることですが、4WDのボールデフは滑らないぎりぎりの所まで緩くした方が綺麗に走ります。
このふたつの加工と、ダウンフォースの強いボディを用意することによって、これまでのダルな走りが一変して、非常にきびきびと走るようになりました。今まで走らせていたところとコースが違うので単純に比較は出来ませんが、、、
後、気になるのが、田宮車に共通した事ですがギヤ鳴りが非常にうるさいこと。ギヤ鳴りがうるさいと言うのは、それだけ駆動ロスになっている事になるので、これを出来る限り下げるような加工を考えたいと思います。

晴海AWサーキットセットアップデータ
8/18の走行ですが、かなり調子が良かったのでデータを残しておきました。
走行前に、だいぶ柔になっていたカーボンドライブシャフトをトビークラフトの軽量ドライブシャフトに換装、TLのセッティングにおいてドライブシャフト内側のベアリングを外すことが行われますが、大きいトルクが掛かったときにシャフトが捻れて弓なりにしなります。
内側のベアリングはこれを押さえることが出来るので、外さない方が良いと思います。
更にリアボールデフが滑り気味だったので調整しなおします。しかし田宮のボールデフは調整が面倒ですね。
これらの対策によって、モーターのパワーをダイレクトに伝えることが出来るようになり、加速にパンチが出ました。
モーターはアトラスの19T、ピニオンも19T、熱対策としてトビークラフトのモーター前面に付けるタイプのヒートシンクを取り付けました。モーターが2mmほど外側に出たのと、軽量なアンプに換えた事で若干左よりのウエイトバランスになりました。
車のセットは
車高:F2.5mm/R3mm
ダンパー:F900/R900
スプリング:F 田宮イエローショート/R 田宮イエロー
キャンバー:F 1.0°/R 2.0°
キャスター:F 10°
リバウンド:F0.0mm/R1.0mm
フロントワンウェイ
タイヤは晴海にベストマッチのG32でスタート。ノーメッシュのタイヤで路面に引っかかるような特性の為、ゴロゴロ転がります。フロントのキャンバーを2.0°にしてスプリングを田宮ブルーショート換えたことで、慎重にドライブすれば走れるようになった物の、他社ツーリングのようにステアを残したまま加速に移るような走り方をすると、とたんに限界を超えて転倒します。
そこでタイヤをシミズのD20インナーメッシュに換装します。メッシュ入りなのと、コンパウンドがちょうどいい具合に合ったのか、実に快調に走ります。
ちなみにG32をTB-01のカーボンシャーシ車に付けたところ、これもハイサイドの嵐でした。
田宮車はトレッドが狭いので、他社のツーリングよりも一段タイヤグリップを落とさないと、転倒してしまってまともに走らないようです。
秋にTB-01のロングサスアームが発売されるようなので、これを取り付けてみたいと思っています。

3.25 ロングサスアーム
ようやくTLにもロングサスアームセットが発売になったので、久々にTLを復活させてみました。

ロアアームの延長に伴って、ダンパー取付位置も外側に出たため、通常の長さのダンパーが使用できるようになりました。

メカ類も軽量なアンプを使用して、メカレイアウトを変更し低重心化を計りました。

ノーマルのロアアームがフロント28mmリア38mmなのに対して、ロングサスアームではフロント・リア共に46.5mmに延長されますが、トレッド自体はノーマルと変化がありません。この車ではフロントにトビークラフトのワイドユニバーサルジョイントと川田のスーペリア ハブ(0オフセット)、リアにロングアスクルとトビークラフトのアルミハブを組み合わせてワイドトレッド化しています。これに0オフセットのホイールを付けるとモデナが面一になります。R34ははみ出します。
Cハブ・ナックルはTB長足のものと同形状ですが、ベアリングのサイズが1150タイプになっています。TB長足を使用している人で軽量化をしたいと思っている事があれば、このナックルに変えてみるのも良いかもしれません。
サスアームは非常に剛性の高いものです。またシャフトの経も非常にタイトで、キッチリ仕上げるためにはストレートリーマーを使用する必要があります。
スタビライザーは2種類の経のものが用意されていて、サスアームへの取付も高い精度で装着できますが、シャーシ側の取付がグラグラでこのままでは機能しません。
HPIが誰でもきちんと作れる車を目指している(そう感じられます)のに対し、タミヤは益々マニアックな車作りの方向に突き進んでるようです。

晴海サーキットでPRO3と共に走らせてきましたが、ロングサスアームとワイドトレッド化の恩恵で、非常に素直な走りになりました。PRO3の地面にへばりつくようなグリップ感はありませんが、並のTLとは明らかに違うコーナリングです。


立て積みセンターバッテリー搭載の2車です。一番の重量物であるバッテリーをシャーシセンターに搭載する。自分が理想と考えているレイアウトです。

4/1 スタジアム1
この日のスタジアム1は、とにかく混んでいて、まともにセット出しを出来るような状態にありませんでした。持っていったままで2パックほど走らせただけだったのですが、これが良く走ります。
ちなみに車の状態は
車高:F3mm/R3.5mm
ダンパー:F400/R400
スプリング:F ヨコモイエロー/R ヨコモイエロー
キャンバー:F 1.0°/R 2.0°
キャスター:?
リバウンド:F2mm/R2mm
フロントワンウェイ
大体こんな感じです。

サーボホーンを延長してアッカーマンとバンプイン対策をしました。これによって直進性も確保され、サーボが左にオフセットしていることも問題なくなりました。
ロングサスアームにしたことの他に、トレッドの拡大、確実な減衰力を得られるダンパーを使えるようになったこと、駆動系のチューニングなどが相乗効果となって、非常に安定した走行特性になりました。D25のハイグリップタイヤを履いても、ハイサイドを起こすこともありません。タイムを計らなかったのですが、下手するとPRO2よりも良いタイムを出すかもしれません。

使用するギヤの多いTLは、ギヤの不要な部分をカットし(M04参照)、HPIのスーパーコーティングを塗ってやると良いです。走行時のギヤノイズも確実に少なくなります。

前回でも書いているように、スタビはシャーシ側の取付がグラグラで機能しません。
どんなやり方でも構わないので、ガタ付かないように工夫しましょう。

010628 HONさんのTL01

このH.P.を見ていただいたHONさんから、TL縦積みバッテリー仕様のマシンの画像を送っていただきました。なかなかよくまとまっていますね。
ほんさんからマシンのスペックもいただきました。
ロングスパンサスアーム、ハイスピードチューンギヤ、TA03オイルダンパー、軽量アルミシャフト(クロスかな?)フタバミニサーボ(FP-135S)アンプKFC-1000(ヒートシンクはパソコン用を加工)モーターは今はカワダV-STOCK(23T)フロントワンウェイリアボールデフ、フロントユニバーサルなどなどです。

モーターハウジングにクーリングホールが開いています。これは良さそうですね、自分のマシンにも加工したいと思います。
HONさんも、スタジアム1に行くことがあるようなので、機会があれば是非、ご一緒したいと思います。

010628

 

 

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