文化人類学的東西比較論 |
この研究にとりかかる際、わたくしは1つの仮説を打ち立てていた。 その仮説を立証するために、この研究を始めた、と言っても過言ではない。 それこそは、 「東日本かつおぶし文化」論である。 かつおぶしの主産地は西日本、昆布の主産地は東日本にそれぞれある。しかし主たる消費地については逆転現象が起きている。関東のかつおだし、関西の昆布だし。日清「どん兵衛」ですら東西でかつおと昆布の配合を変えるというほどの繊細さが存在する。 研究室は西日本に存在する。 大々的に調査は開始された。 なお、ここでは愛知県以東を「東日本」、愛知県より西を「西日本」と仮称する。最終的には「ネコまんまライン」を確定し、それにより東西日本を分割する。 |
では、ご覧いただこう。
東日本における「ネコまんま」
2002/05/11 現在
わたくしの仮説からすれば当然のごとく、「かつおぶし派」が多数のはずである。 結果は上図のとおり、過半数がかつおぶしを支持している。 これに対して |
西日本における「ネコまんま」
2002/05/11 現在
こちらもほぼ予想どおり、「味噌汁派」が過半数を占めつつある。 東西とも、「その他」の存在が気になるが、これについては項を改めてご説明する。 |
なお、データとして「かつおぶし派」「味噌汁派」それぞれの東西比率も |
現時点において、わたくしが発表できることは
「『ネコまんま』はカルチャーである。」