文化人類学的光熱論


なんとなく、鰹節のせ冷やご飯に冷めたおみそ汁をかけたモノかなと思っておりました。

児嶋都氏(漫画家)

「ネコまんま」である以上、その温度についても考慮するべきなのではないか、という意見も数多くいただいている。

 

我が家では、冷やご飯好きの父がよく食しておりました。
あと、我が家の裏の家で飼われていた犬のブラッキーが食べてました。
父は好きで食べているけれど、それしか食べさせてもらえないブラッキーは可哀想だ、と思っていました。

ちなみにこのお手軽ご飯に犬・猫などの名前がつくというのは、やはりあくまでも「冷や」ご飯・みそ汁の場合なのでは?
あつあつのだと動物は食べれないです。

児嶋都氏(漫画家)

 

私の記憶が確かであるならば、ネコまんまとは。

まず、冷たいこと。
うちのネコは暖かいメシと、それにかけた暖かいさんま蒲焼きカンヅメを食べられなかった。よって、ネコでも食えるメシとは冷たいものをさす。

冷たいメシに冷たい豆腐のみそ汁、これに冷酒がネコまんま革命児であろうか。
 

通りすがりのMac使い氏(Mac使い)

 

と、「ネコまんま=冷たい」説に納得しかけていたところに、

 

昨年他界したウチの愛犬の好物は、ホテイの焼き鳥缶詰ご飯でした。
あれをホカホカの白飯と混ぜてやると、それはもう美味しそうに食べていました。

ちょっと味が濃いかとも思いましたが、それでも17歳(?)での大往生でしたから、以外と大丈夫なものなのでしょう。

あ、あと玉子雑炊も良く食べておりました。

めぐむ氏(Studio Media代表)

 

たしかに食べていたのはイヌかもしれないが・・・・

あるいは「例外」なのかもしれない。更なる研究の余地があろう。

もちろんヒトが食べる場合については、「好み」の問題である、と言ってしまってはよろしくない。

こんなこだわりにも注目したい。

私、かつぶしとみそ汁ぶっ掛けの双方をネコまんまと呼ぶことを存じておりますが、わが家ではネコまんまと言えばかつぶしかけご飯でした。みそ汁かけごはんのことは、みそ汁かけごはんと呼んでおりました。

暖かいご飯の場合なら、
ごはんをよそう
かつぶしをのせる
醤油を「の」の字にちょろりと回しかける
まぜまぜしつつ食する

冷たいご飯なら、
小鉢にかつぶしをいれる
醤油をたらして、よくかき混ぜる
ごはんをよそう
醤油味のかつぶしをご飯の上にぶちまけ、まぶしつけつつ食する。

冷たいごはんと温かいごはんでは、ごはんのほぐれ具合に差があるため、調理法が異なります。ネコまんまは母は好んで食していましたが、父はみそ汁かけご飯のほうを好んで食していました。優しかった父母の姿が瞼に浮かびます。

私はみそ汁かけごはんはたしなみますが、ネコまんまはさほどたしなみません。
妻はネコまんま派です。

野外調査から帰り、ぬか漬けでビールを1本飲み、みそ汁かけごはんをたしなむのが私の至福のひとときでございます。

三十路越え ちちはは恋し ネコまんま (季語なし)

ひろし氏(地質学者)

 

家庭内で嗜好が異なるのは、戦後の社会構造では当然のことである。
いや、そんなことではなく。

ごはんの温度により、調理法が異なる。
かつおぶしが踊るか踊らないかで、調理法を変える。
味噌汁派における「ごはんに味噌汁」vs「味噌汁にごはん」と並ぶこだわりである。
いや、これはもう、こだわりではない。この単純な料理に対する「愛」そのものであり、この愛こそが「達人」へ通じる唯一の道しるべなのだ。

 

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