文化人類学的 |
海外での「ねこまんま」は如何なる物でございましょうか? もちろん、その国によって呼び名は変わるでしょうけど。 たとえば、宗教上の理由により豚肉を食べられない家で飼われている猫は、その生涯で豚肉を食べることはあるんでしょうか? 米を食べない国では猫は「カツオぶしぶっかけ飯」も「みそ汁ぶっかけ飯」も食べられません。 海外での「ねこまんま」を研究することによって、日本の「ねこまんま」への道が開かれるかもしれないではないでしょうか? トチロー氏 |
日本文化としてのネコまんまを研究してきたところではあるが、
さすがにこの光景を目の当たりにすると・・・・
あるホテルでの朝食中。 アメリカから団体で宿泊していた旅行者の中の1人、上品そうな老婦人の行動である。 彼女がまず、いったいどんな外人ばなれしたことをやってみせてくれたか、については、こちら( 2001年11月18日付け「所感」)をお読みいただこう。しかしこれに引き続いて行われたことは、やはりここで語るべきである。
ごはんが半分ほどの量になったとき。 衆人環視の中、まったく自然に行われたその行為。 嗚呼。 めりい(研究室長) |
OH,MY GODっ!!!
国際的視野でネコまんまを語る。
ネコまんまに鰹節は、近代社会のもたらした幻想である。鰹節以前のなまり節をよく冷えたメシにからませたものが、より原型に近いものと思われるがここらへんは、ポリネシアとの関係を比較してみないとはっきりしたことはいえない。 鰹節の原型は、スリランカにもコモロ諸島にもあるという。 古代メソポタミアのネコは何を食べていたのか? そのネコがシルクロードや、海の道を伝って日本へ来た時に、何を食べていてのか、それを追求せずには、文化人類学的とはいえないのではなかろうか? 冷食というのは、人類にとって古来よりあるものをさす。 かの孔子ですら、こう言っているではないか。 高原冷食、少なしジン。 大意:登山途中の高原のような場所では、暖かい物を食べる事が難しい。 どうしても冷食となる。こんな時、頼りになるのは酒だけだが、山の中で飲めるような野蛮な酒はいやだ。都会を思い出させてくれるジンが飲みたい のだが、誰もがそう思うのか、ジンの在庫はすぐになくなってしまう。 国立民族博物館学術員をも震撼させる論文を期待するものである。 通りすがりのMac使い氏(Mac使い) |
国内文化人類学から世界文化人類学へと飛翔する。
かつおぶしが「モルジブ・フィッシュ」の名でモルジブ共和国に存在するのは有名な話である。しかし彼の国で「ネコまんま」が存在するかどうかははなはだ疑問である。彼らは「米食」なのか?仮に米食であったとしても、「味噌汁ぶっかけご飯」としてのネコまんまが存在しないことは明白である。やんぬるかな。 古代中国においてネコまんまは存在したのか? |
やはりこの報告もあった。
私は現在韓国で日本語教師をしています(現在一時帰国中)が、向こうは汁物の中に白い御飯を入れるのは当たり前のことです。 クッパも、御飯が汁と別に出てきて、自分で入れることもあります。 隣国は偉大なるネコまんま文化の国、W杯共催の年に是非体験して下さい!! ののまる氏(国語教師) |
そう、ここで我々は気づかねばならない。 さきほど何気なく記述したが、韓国には2つの有名な「混ぜご飯」がある。 ビビムパブとクッパブ 。 前者とかつおぶし系、後者と味噌汁系、そこになにかがあるのではないか。あると考える方が自然なのではなかろうか。 |
白飯+味噌汁派には,2系統に分類できるが,その起源は,遠く太古まで,つまり,日本人の起源にまでさかのぼれる。 飯に味噌汁をかけるグループ:縄文人由来 縄文人は,フィリピンなど南方諸島から黒潮に乗り,南西列島を経て,日本本土に渡来。証拠=フィリピンには,シニガンという具沢山のスープがある。(トム・ヤム・クンから唐辛子を抜いたような酸っぱい味)同地の人々は,飯(インディカ米)にシニガンをかけて食す。ただし,どばっとかけるのではなく,スプーンでかけつつ,混ぜて食う。もっとも南方諸島のネコが酸味を好むかどうかの確証は未解明。 味噌汁に飯を入れるグループ:弥生人由来 北方から中国,朝鮮半島を経由して渡来。 証拠=牛肉味のカルビクッパを見よ!明らかにスープに飯を入れるタイプだ。 これら各地から日本に渡来した民たちが,わが国において,独自の進化をとげ,味噌汁を発明し,今に至ったが,そのDNAは,脈々として受け継がれ,飯に味噌汁をかけるグループと味噌汁に飯を入れるグループとして出現しているのだ。 goddila氏(半公務員) |
味噌汁派の「作法」に、先祖からの記憶が! |
「米食」あるところに「ネコまんま」あり!!