第73話 「真夜中に愛の歌を」 (監督:竹林進 脚本:小川英/中野顕彰)

町工場に勤める学は、作曲家を夢見る青年であるが、彼の書いた曲は師匠に盗作されてしまう。学は、共謀して曲を奪った師匠を殺害しようとする。しかし、石塚刑事達に追いつめられる。

「だまされた俺が悪い!」と叫び散らす学に対して、石塚刑事は「人を信じることが若者の特権だ…俺みたいなお人好しはそう信じないと生きてこれなかったんだ!」と反論する。この言葉に感極まった彼は人質を放し、「うぅ〜」と石塚刑事に抱きつく。

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 第74話 「ひとりぼっちの演奏会」 (監督:石田勝心 脚本:長野洋)

ドラムに青春を懸ける青年・隆夫は、不仲からバンドのリーダーを殺害してしまった。

隆夫を怪しいと考えた内田刑事は彼に接近するが、次第に隆夫は内田刑事に惚れ始める。やがて、自分に容疑をかけられていることを知った隆夫は、逃走をしてしまうのだが、内田刑事にはライブ会場に一人で来てくれと伝える。しかし内田刑事はボスにこのことを連絡をするのであった。

会場で山村刑事や野崎刑事達が近づいてくると隆夫はすべてを悟った。「あんた汚ねぇよ!」と隆夫の言葉がむなしく響いた。

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 第76話 「おふくろ」 (監督:児玉進 脚本:鎌田敏夫)

母親を手術ミスで殺された勇一は、手術に加わった医師や看護婦を次々と殺害し、院長の息子を誘拐。院長をおびき寄せて殺そうと画策する。だが、逃げまどう院長を殺害しようとする寸前に、勇一はジーパンに射殺される。

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 第95話 「愛のシルクロード」 (監督:木下亮 脚本:長野洋)

シルクロード走破に己の青春を傾けていた真面目な学生・敬一(21)は、アルバイトを重ねてその費用をためていたのだが、チンピラのゆすりたかりに遭遇しその夢は挫折する。

夢を奪われてしまった敬一の暴走は始まり、チンピラの一人を殺害してしまった。

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 第101話 「愛の殺意」 (監督:竹林進 脚本:鎌田敏夫)

兄に対する歪んだだ愛情を持った酒井和歌子は、兄の恋人を殺害しそれを兄の犯行に見せかけようとした。彼女は兄貴が刑務所に入れば、もう女は寄りつかないだろうと考えたのである。

しかしその殺人を目撃した男が現れた。酒井はその男を殺害するだけでなく、その殺害現場に駆けつけた島刑事までもスパナで殴り殺そうとする。

ところが島刑事を殴打しているところを通りかかった子どもに目撃されたため、酒井は子どもまでも殺そうと突進するが、島刑事に射殺される。

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第102話 「愛が終わった朝」 (監督:木下亮 脚本:市川森一)

覚醒剤密造グループの一員・昭(19)に少年課の婦警・秋子はメロメロになってしまった。

秋子は昭に狂うあまり警察の内部情報を流すが、そのことをきっかけに昭は警察にマークされるようになった。そして、秋子が裏切ったのではないかと疑心暗鬼になってしまった昭に、彼女は刺し殺されてしまう。

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第107話 「光のなかをあゆめ」 (監督:木下亮 脚本:柏木敏之)

目の見えない妹を持つ少年院帰りの青年・修司は、妹の手術費を稼ぐため真面目に働くが、周囲は自分のことを虫けらとしか見てくれなかった。

やけを起こした修司は保険金目当てに当たり屋などをやるがそれもうまくいかず、ついに仲間と強盗をやってしまう。強奪した金を独り占めして、妹の手術に当てようとする修司だったが、仲間に見つかり射殺される。

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第111話 「ジーパン・シンコ、その愛と死」 (監督:山本迪夫 脚本:小川英)

無口で気の弱い青年・実は、自分の婚約者が金持ちの男と結婚したため自暴自棄になる。、やくざにそそのかされた彼は強盗やり、しまいにはやくざにさらわれ殺されそうになる。

不幸にまみれた実に対して、ジーパンは深い同情を覚え、激しい銃撃戦の末さらわれた彼を救出する。しかし、気の動転した実は助けに来たジーパンの腹に発砲して逃走する。

あとに一人残されたジーパン(内田刑事と婚約したばかり)は、自分に身に起こった不条理な事態を理解できないまま殉職する。

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