三 デエト

十三

他者との物理的接触に由来する高揚が、不眠とそれに付随する徹夜明けの不快を実現するに相違ないという松本の予期は、結局の所、生理的希求の強烈な彼の身体によって破壊され、松本は世のひとびとが勤労を開始する時間に達してもなお、高いびきを発し続けていた。彼が失神から回復する頃には、世間は正午前を目前に控え、その活動を頂点に上げんと爆走を続けていた。松本の隣には何処かの中学の指定通学服を着用したさをりが、正座をして彼の覚醒を待機していた。

「さをりさん?」

「お早うございます。お兄さま」

「その格好は何ですか?」

「ご存じ、せえらあ服ですわ。白いリボンが可愛いですわ」

「貴女、今おいくつですか」

「もお、おにいさま。レディに年を聞くのは過剰に無礼ですわ」

「わたくしより年齢が上との過去の発言を参照すれば、少なくとも二十代半ば前後には達している筈。それで中学生のコスプレを」

「似合っていないのですか? せえらあ服がお嫌いなのですか?」

「犯罪的に似合っているから、余計に罪が深いのです」

「嬉しいですわ、お兄さま」

「海は深いのです」

「――? まさか寝ぼけていらっしゃるのですか」

「動転しているだけです」

「うふふのふ〜〜」

「楽しそうですね」

「お兄さまの寝顔、かわゆかったですわ」

「をを、何と云う事を」

松本は経験した事のない恥辱に襲われ、顔を布団で覆った。彼は恥の多いにんげんだったので、ここで言う未経験と云うのはその質量の事を必ずしも意味しては居なかった。むしろ、質的に、今まで経験のない類の恥辱であった。それは、恥辱という不快に他ならぬ事象であるには違いないのに、何か甘く切なく、また心地の良さを些かに含有しているが如く感ぜられた。松本は、己自身がまだ知らぬ未知なる属性としての自虐趣味というものを予感した。混乱した彼は、布団の中から問いを投げかけた。

「どうして、そんな格好を?」

「社会の目をくらます巧妙なる偽装ですわ」

「なぜ偽装の必要が」

「だって、お兄さまがわたくしのような可愛げな美少女と連れだって外を歩くなんて、何処から見ても犯罪ですわ。何度となく職質の憂き目に遭うかわかったものではありませんわ。でも、せえらあ服なら大丈夫。何処から見ても仲の良い麗しき兄と妹ですわ〜」

「その理屈が納得の行くものかどうかは保留しておくとして、真っ昼間にせえらあ服だと、余計にまずいのでは。学校はどうしたのですか」

「創立記念日ですわ」

「休日のプライベートにせえらあ服は着用しないでしょう。余計に人目につくのでは」

「お兄さまはせえら服がお嫌いなのですか」

「先程を申し上げたとおりです」

「では問題ありませんわね。早く外出の準備をなさって下さい。でも、その前に朝食か昼食か解らないご飯ですわ。アジの開き+おみそ汁」

「をを、『アジの開き+おみそ汁』」

健康的な食生活には過剰に反応して止まない松本は、その如何にも健康そうな言葉に興奮を催して、不条理なせえらあ服の事など忘却の彼方に追いやるのであった。


十四

「ところで、どうして動物園なんですの?」

平日で閑散を満喫する駐車場の真ん中で、さをりに問われた松本は、デートの場所に動物園を選んだ己の深層についてしばし思索を促され、間の抜けた顔をさらして突っ立った。

「お兄さま? 聞いていらっしゃるのですか」

「ああ、ええ。動物園というのはデエトに不向きな場所なんですか?」

「そうは思いませんけど」

「今にして思えば、某ギャルゲーの主人公が汎用メイドロボと最初で最後のデエトせねばならなかった時、その場所に選んだのが遊園地だったのですよ。だからデエト→遊園地!という発想が浮かんだのですが、世間に疎いわたくしでは、近くの遊園地と云ったら、猫が天敵の小型哺乳類の薄気味悪い着ぐるみが待ちかまえている所しか、思いに至らないのです。そんな所まで行く労力を考えただけで狂いそうになるのです。しかも長時間、せえらあ服の少女らしき人間と人目にさらされるなどと。公安機関の目は何処に光っているか解りません。見つかったら即座に捕縛連行ものなのです。ところが動物園でしたら、二駅向こうになぜかあったりするのです。天佑と云うべきでしょう」

「ふ〜ん」

「それに此処は、中学生まで入場無料というたいへん素晴らしい所です。まさしく、さをりさんのためにあると云っても過言ではないかとわたくしは思うのです。ちなみに、入場料は大人360円。あと130円あれば、牛丼屋で鯖味噌煮定食を頂けますなあ。あはははは」

「何がおかしいですの? それにさをりは中学生ではないですわ。手取り二十万を超える立派な大人ですわ」

「そんなに怒った顔をなさっても無駄なのです。何処から見ても中学生ですよ。どうせ貴女の事ですから、学生証までも偽造している念の入れ方だと推測もされるのです」

「お兄さまがそんなにくそったれな人だなんて、知りませんでしたわ」

「はははっ。気づいた時はいつも手遅れなのです。それはそうと、何だかかわゆい動物さんたちと会えると思うと、足取りも軽くなって参りました」

「まっ! こんなにかわゆい美少女が隣に居るというのに、それを差し置いて動物如き畜生にうきうきですとお?」

「さをりさん、言葉が怖いです」

「お兄さまは動物がお好きなのですの?」

「かわゆいものをかわゆいと云って何が悪いのですか。動物園なんぞ小学生低学年以来ですよ。最近は妙に行きたい心地にも誘われていたのですが、外出が億劫でした。しかも、わたくしみたいな人間が独りで動物園を彷徨くと、幼女狙いと思われて、色々と都合が悪い事になってしまうような気もするのですよ。何とも物騒な世の中です」

「同情致しますわ」

「その同情は、なんだか腹立たしく思えるのですが」

「きっと、気のせいですわ。早く入る事に致しましょう。ちゃんと、おにぎりとサンドウィッチも用意してありますわ。流石わたくしですわ」

「おにぎりとサンドウィッチでは、栄養素が似通っているのでは? 普通どちらか片方かと。それに、朝食だかお昼だか境界の不明な食事を消化したばかりなのに、これだと三時のおやつか夕方ごろの微妙な時間帯に――」

「こんなにかわゆい美少女のやる事にケチをつけるなんて天罰ものですわ」

『もう罰は十分に下っていると思います。罰は明確ではないから罰なのです』

「何ですのそれは?」

「わたくしの師匠の言葉です。よくわからないです」

動物園のゲートをくぐる時、松本は係員の訝しげな視線に怯え果てた。さをりが「おにいさまあっ」とがっしりと腕に絡み付きくねくねするものだから、余計に怯えた。松本は日常の生活において信仰をまるで持たない男であったが、非常時には一転して熱烈に名称の不明な宗教を信仰する健全な近代人であった。彼は内心で創造者の名前を連呼しながら、己がこの少女の為にあらぬ罪科を疑われ、呼び止められぬ事がないよう祈り続けた。


十五

奇跡的に――少なくとも松本にはそう思えた――入園を果たす事に成功した彼は、その躁鬱の激しい気性の赴くままに、園児の如く喜んだ。彼は檻から檻へと行き交うと思えば、ずっと静止して檻の前で固まったりして、さをりの手を焼かせた。

「見て下さい、さをりさん。ベンガルトラですよ。巨大な猫科です。恐ろしいとは思いませんか。近所のかわゆい野良猫さんが、あの仲間だなんて」

「そうですわね。怖いですわ」

「をを、恐ろしい。看板に『トラの小便注意』と書いてあります。あのトラは人様に尿を浴びせる気ですよ。嗚呼、小水いい。女王さまっ」

「お兄さま、何を空想なさってるのです?」

「こちらは、アムールヒョウです。ああ、木で爪を研いでますよ。猫まんまに背伸びをしていますよ。怖い。実に怖い。自然の神秘です。そうは思いませんか、さをりさん」

「そうですわね。自然の神秘ですわ」

「なんと云う事でしょう。ライオンが居ます。百獣の王です。でも巨大な猫にしか見えません。実に気持ちが悪い。はわわっ、雌が雄を足蹴にしています。怖いです。怖いです、さをりさん。助けて下さい」

「そうですわね。助けが必要ですわね」

「ぬおおっ、ホッキョクグマです。プールを泳いでますよ、恐ろしい。あの気持ち良さ気な表情が恐ろしい。まさに白い悪魔です」

「そうですわね。まさに白い悪魔ですわ」

「グラントシマウマですよ、さをりさん。シマシマです。完全にシマシマです。シマシマすぎて頭がおかしくなりそうです。恐ろしさの極地です」

「そうですわね。恐ろしさの極地ですわ」

何か動物を眺めるたびに、愚かな松本は喜ばしい恐怖でさをりの背中に隠れ、暫く震え、また落ち着くと顔を出して何やらぶつぶつ文言を発するサイクルを飽きることなく繰り返した。が、人間の心理に関して一風変わった感受性を持つ彼でも、時間の経過に従い、さをりの言葉数が減少の一途を辿っている事には気づきせしめられた。松本はさをりを、その外見と言辞にもかかわらず、彼が動物に夢中になって彼女を放置してしまうのを許容できるほど大人な女性と心理の深層で仮定していたのではあるが、実際に口数を減らして、ご機嫌な斜めモードな体を成している様子を見ると、その想定も危うく思われた。こんなにもかわゆい娘を放置して動物に溺れてしまった事を、本気で彼女が怒っているのではないかと云う想像は、松本に別なる恐怖を与えた。あるいは、デエトが他者との享楽を共有すべき活動にもかかわらず、己独りの享楽に成り果ててしまった事に、彼女が教育者風の生真面目な説諭心で一杯になっているのではないかと云う空想に、やはり恐怖を感じた。

「さっ…、さをりさん。御免なさい。後生ですから哀れなるわたくしめをお許し下さい」

「なぜ謝るのです!」

「だって、超絶的にかわゆい美少女である所のさをりさんをついつい放置して、かわゆい動物さん達に走ってしまったのですわ――って、嗚呼すいません。またしても語調を真似してしまいました。出来心です。許して下さい」

「本当に非道いお兄さまですわ、もう知りません」

松本の貧相な記憶に依れば、さをりは怒った時、と云うよりも会話全般において、彼女を特徴づける大きな瞳で松本を迷いなく見据えるような娘で、その視線がまた彼の心拍を上昇せしめていたはずだったのだが、今の彼女は松本から視線を逸らしていて、松本に心の取っ掛かりを与えた。それは怒りのバロメーターの様にも思われた。顔が紅潮しているように感ぜられるのも、その証左と考えられた。

「さをりさん、出来れば、こうまっすぐ見詰めて叱ってほしいのです」

「えっ?」

「その方が被虐心を煽られて、痛気持ちいい〜な感じが――」

「おにいさまのう゛ぁかあ! うんこ!」

さをりは俯いたまま彼を罵った。こういう場合に如何なる行為を取ればと良いのか皆目見当もつかない松本は、おろおろせざるを得なかった。


十六

松本の思い出にある、みさ子の発言を参照するに、さをりは今晩、またしても松本宅で外泊を試みて、彼を苦悶の体に追い込むと推測された。松本は、なぜかお怒りのさをりが、今夜こそ何か彼の想像もつかない凄惨な結果に至る行為を、己に及ぼしはしまいかと、只でさえ心配な人生を益々心配にせしめていた。しかし、家路を言葉数少なげに――例によって松本は、気まずい沈黙というものを少しも気にしなかったが――連れだって歩行するさをりは、このまま彼と一緒にフラットへ帰還する事を否定した。

「ちょっくら仕事に戻らねばならないのですわ。お兄さまの生態を赤裸々につづる報告書を書かねばならないのです」

「何だかすごくイヤな気持ちです。でも、お忙しそうなので、今晩はお泊まりは、なしですね」

「大丈夫ですわ。寝込みを襲いますわ」

「年頃の娘がそんな言葉を使うものではありません。お兄さんは悲しいです」

「例え寝込みを襲わなくても、さをりはいつでもお兄さまと一緒ですわ」

さをりは、挨拶もそこそこに、凄まじい勢いで松本の視界から走り去っていった。あの娘の何処にあんな脚力が備わっているのかどうか、松本は不思議な心持ちになった。


さをりは手近な駅まで、その小さな身体を酷使して走り抜いた。電車の中の彼女は俯き通しで、もし誰かが彼女の表情を窺おうとしても、それは果たせなかっただろう。五つ駅向こうで彼女は電車を乗り換えた。彼女は階段を効果音の似合う勢いで下り、そして駆け上り、それから電車に乗って、四つの駅を通過して、ホームに着地し、階段を駆け上り、地上に出て、300メートルばかり滑走して、せえらあ服のコスプレをした少女然の社会人には、不似合いな場所へ到達した。松本の通うキャンパスである。さをりは、学生相談室のオフィスが入る建造物めがけて突進した。彼女が相談室の扉を蹴破ると、みさ子が相も変わらずニコニコしながら仁王立ちをしていた。さをりは堪らずみさ子の胸に飛び込んだ。

「非道いですわ、酷いですわ、あんまりですわ、みさ子さん」

「うふふ、さをりさん。どうでしたか、まさよしくんは。そのご様子だと、相当アレでナニだった様ね」

「アレでナニどころではないですわ。愚図で、のろまで、怯えて、惨めで、将来性皆無。人の目を見て会話が出来ない。隣近所と挨拶も出来ない。友達を作れない。就職が怖い。電話をするのも怖い。人見知り。道に迷っても人に聞けない。会話のやり方がよくわかっていない。殆ど引きこもり。しかも童女嗜好の変態。なのに自分がかわゆくてしょうがなくて、健康には異様に気を遣う。そんな事をしても無駄なのに」

「さをりさん、そこまで謂わなくとも」

「ここまで謂っても、まだ謂い足りませんわ。何なのですの、あの化け物じみたらぶらぶ光線は! あれはまるで……、まるで天使ですわ。天使に違いありませんわ。アレが、いえ、あの人が、もうすぐ失われようとしてるのですの? あんまりですわ。不条理の極みですわ」

さをりは、みさ子の胸の中で啜り泣きを開始していた。みさ子は彼女を抱っこして撫で撫でした。

「それを食い止めるのが、貴女のお仕事なんですよ〜〜、さをりさん」

「さをりは、これまで一度だって、あのやさしいお兄さま方を救って差し上げられなかったのですわ。お兄さま方は、いつもいつも、空っぽの部屋とさをりを残して、世界から退去なさるのですわ。もうこんなのイヤです。耐えられません」

膝の上で嗚咽するさをりを、みさ子は撫でるという動作を以て、慰藉を試み続けていた。その景観は、かなり非日常じみていたが、みさ子の同僚達は誰も特別の注意を誘起せられなかった。それは人々の冷淡の証明と云うよりは、むしろ、斯様な非日常が日常に埋没するほど、その職業に携わる人々が世界の変容の前線に投じられていた事の例証と考えた方が良い様に思われた。


十七

師匠の私生活は謎に包まれていた。より的確な言辞を用いれば、松本は師匠の私生活を一方的に謎に包んでいた。松本の築き上げた、世界に対する彼独特の流儀は、他者に対する感傷を無意識のうちに破壊しつつあったが、同時に、他者の詮索を節度の欠損として、厳しく戒める志向もあった。もし彼が師匠の日常を問い詰めれば、師匠は語ってくれたかも知れない。ただ、師匠は師匠で、己の日常を松本に進んで語るような人でもなかった。松本から見れば、師匠はペーパーを増産するような、学術生命体とはほど遠い人であった。ゆえに、師匠のオフラインな生活が如何様な様態を呈するのか、大きな謎が投げかけられていたのだった

そんな師匠に対する松本の空想を、大いに膨張させたイヴェントもあった。アルコールの摂取を師匠と共に試みた後、金の払いを済ませる師匠の財布の中に、かわゆいお姉さんの写真が保管されているのが、松本の視界にたまたま認められたのだった。彼は単純に案外の念に感じ入った。師匠が写真を持ち歩くような情緒を保有する人には見えなかったし、また、写真を持ち歩きたいと願うような親近を他者に抱くような人にも見えなかった。師匠は、松本の驚きを感知して、少し不可解な顔をしたが、何を彼が驚かせたのか、すぐに解したようだった。

「ああ、この写真ですか」

「どなたですか、そのかわゆい女性の人は。まさか、奥さん」

「まさかとは何ですか。私が妻帯者たる資格に欠けるとでも云うのですか」

「先生に奥様がいらしたなんて。わたくしは何だか裏切られた心地でブルーになりつつある己を今発見しつつあります」

「と云っても、今は独り身です」

「逃げられたのですか、やっぱり」

「喜色のある声を出して、やっぱりとは何ですか」

師匠は松本はたしなめつつ、並行して苦笑もしているように思われた。

「前に私は云ったよね。君には未来が残存してると」

「その未来が恐ろしいです」

「そうだね、裁判官の寓話だね」

「?」

「彼は判決を下した瞬間、その選択に未来を拘束されます。人生の進捗は、多々の決断の累積をわたしたちに要請します。今、私たちが存在を続けている、その瞬間瞬間に、膨大な選択肢が消尽されつつあります。未来は、その無意識の膨大な運動によって、ある種の構造が与えられます。その構造の多様性は、いまこの世界に存在する私たちの運動の有り様に規定されるのでしょう。でも、それと共に、現在私たちが行いつつある、選択肢の消費のアルゴリズムは、構造化された未来に由来する予感なのです。存在は、循環する時間の濁流に解体の恐怖を抱かねばなりませんが、同時に、その運動が、存在が存在として認知の対象たるを保証しているのです」

「随分と息苦しいお話のように思えるのですが」

「結局、運動の行き着く先が閉塞だからです。では、閉塞の先にあるものは何か? それが死と云う存在のありかたを根底から変えてしまうイヴェントなのかも知れません。自己矛盾を抱え閉塞した体系は、境界単位の小手先とも云える改変で、テクニカルコアの延命を計っても、いずれ終わりがやってきます。でも、果たしてそれは解体だったのでしょうか? 原初から、始まりも終わりもなく、消えたものは、私たちの認知できない有り様に変わっただけで、本当は何も失われていないのかも知れません。しかし、それにもかかわらず、私は死ぬのが怖い。この写真の人はね、きっとそんな私を笑っているに違いないと思います。私は君に未来を語る資格なんて、悉く持ち合わせてないのです。私は彼女にいつも許しを請うています。でも、彼女はきっと私を許して呉れないでしょう」


つづく


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