File No.031
オサムシタケ
Tilachlidiopsis nigra Yakushiji et Kumazawa
(バッカクキン目バッカクキン科)

六月のきのこ観察会の折、淵野辺公園近くの雑木林の中で、あちこちに見つけられました。

湿った黒っぽい地面の上で、それは白くめだっていて、遠目だと、ポワポワとなんだかやわらかくてかわいらしいものに見えました。
が、よーく見るとグロテスク…。
顕微鏡で見ると、更にグロテスク!! (オサムシ部分が。)
子実体の、待ち針状の白い先端だけ見れば、かわいいのですが…。

本で調べると、”外皮を残し、内部の臓器、組織は完全に消化され、白色固形の菌糸体で充満していく”
”菌糸体は虫体の頚部や粘膜質の口部、腹部を突き破ってきのこ状の子実体を出す”とあり、空恐ろしいです。
しかし、このきのこは、他の昆虫に寄生することはありえないそうで、オサムシのどこがそんなに気に入ったのか、
他の虫ではどうしてだめなのか、とても興味深くもあります。

[データ]
採集日:2000年6月25日
発生地:神奈川県相模原市

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