File No.053
ムジナタケ
Psathyrella velutina (Pers.) Sing.
(ハラタケ目ヒトヨタケ科)

沢筋に新しくできた遊歩道を歩いてみた。
西はりまの町には、もとの里山地形を残した遊歩道がいくつか作られている。
「自然とふれあうため」ということだそうだが、歩いてみると、切り通しの道を作るため、
道の山側の木の根がざっくり切られていたり、土がむき出しになっていたりして、
イグチ類の観察にはよさそうであるが、あまり気分のいい感じがしない。
つまり、林道と同じような作りになっている。
木の根があったら迂回するとか、もうちょっとつつましい作り方ができなかったものかと
思うのだが、道を作るというのはこういうものなのだろうか。
各地にある「自然探究路」のようなものも、今でこそ植物で覆われているが、
作ったばかりのときはこんなだったのだろうか。

下りはじめはこういう感じであるが、数百メートル歩いて、道が平らになると、
露骨な切り通しはなくなり、沢沿いということもあって、きのこが出そうな雰囲気になってくる。
そう思いながら目についたのがムジナタケだった。
公園などでもふつうに見るきのこだが、山の中では、森の中というより、
林道のわきなどで見ることが多いような気がする。
林のふちのぱっと明るくなったような場所が好きなのかもしれない。

[データ]
採集日:2001年6月3日
発生地:兵庫県新宮町

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