*・゜総士のポエム゜・*
ここでは、総士のオサレでクールなポエムを紹介します。


第一話
第二話
第三話
第四話
第五話
第六話
第七話
第八話
第九話
第十話
第十一話

最終話


 
第一話
これが僕たちの旅の始まりだった。
もしも僕たちが生き残れるなら、今日までの笑顔を忘れないでいよう。
またいつか、この島が楽園にもどる、その日まで。
 
第二話
人は全てを知ったとき、世界の果てを知る。力の限界を知る。
夢など、いつか覚めてしまうことを知る。
しかし僕たちは、そんな事など乗り越えられると思っていた。この時までは。
 
第三話
いつからだろう、人が空の飛び方を忘れてしまったのは。
いや、忘れたのではなく、怖くなったんだ。この惑星(ほし)の空は、人のものではなくなったから。
その空に、僕たちは翼をひろげた・・・。
 
第四話
旧い船を、今動かせるのは、新しい船乗りではない。
しかし、新しい航路を見つけるのは、いつも無垢な船乗りだった。
でも、無垢な僕たちが見つけたのは、空から落ちてきた、苦難への道のりだった。
 
第五話
約束を守る者も、約束を破る者も、未来永劫この鎖から逃れることはできない。
しかし、約束は一人だけのものじゃない。このとき、解っていたんだ、彼女だけは・・・。
 
第六話
見上げてごらん。あの日、晴れた日に雨が降ったね。
でも、雨に濡れる僕たちに、彼女はそっと、笑顔の傘を差し出してくれたよ。
空よ、泣かないで、と・・・。
 
第七話
そのとき、僕たちにあったのは、戦いで生き残った喜びなどではなかった。
誰か一人を犠牲にしたという現実。
それを受け止めるだけで、皆精一杯だった。
 
第八話
ただ乗り越えたかった。かつてできなかった事を、やろうとしていた。
そうすれば償えるのだと、自分に言い聞かせながら、
僕らは、さらに深い闇へと沈んでいった・・・。
 
第九話
失ってはならないものがあった。
それを守るためなら、目の前にある小さなものなど、幾らでも捨てられた。
そのせいで、結局は全てを失うことになると分からず、
小さな自分を、守り続けていた。
 
第十話
お互いがいない場所で、どうすれば分かりあえるのか、答えを探していた。
理解できないことを、言い訳にはしたくなかった。
そして僕らはまたひとつ、何かを失った・・・。
 
第十一話
何度も感情を共有した。痛みや傷でさえ、ひとつの絆だった。
それなのに、自分を知って欲しいあまり、相手がそこにいることを忘れてしまっていた。
どうすれば取り戻せるのか、まるで分からなかった。


゜・*:.。. .。.:*・゜十二話〜二十五話、ポエム無し゜・*:.。. .。.:*・゜

 
最終話
今ならわかる・・・たとえ苦しみに満ちた生でも、僕は存在を選ぶだろう。
もう一度お前と出逢うために・・・。
お前が信じてくれる限り、いつか必ず帰る。
お前が居る場所に・・・。











































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