《各種記憶媒体》
Create:2002/02/11
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   記憶媒体によって記憶容量が異なる。

   ・FD(3.5インチ2HD) 1.44MB
   ・MO             128MB〜640MB
   ・CD−R           650M B
   ・DVD−RAM   片面   2.6GB
              両面   5.2GB


   記憶装置のアクセス速度と容量の関係を以下に表す。
   速度が速いものほど容量は小さくなり、一般的には高価になる。

     速度 容量
      ↑  ↑
     速│ 小│ ・レジスタ    
      │  │ ・キャッシュメモリ
      │  │ ・主記憶(メモリ)
      │  │ ・半導体ディスク
      │  │ ・磁気ディスク
      │  │ ・光ディスク
     遅│ 大│ ・磁気テープ
      ↓  ↓

   この記憶階層と各装置の概要はチェックしておく必要がある。

【光ディスク装置】
   光ディスク装置の特徴や用途としては、以下のようなものがある。
   保管性や耐環境性に優れているので,データの長期保存に適している。
   書き込みには磁気を使うが読み出しには磁気を使わない。
   アクセス速度はハードディスクよりも遅い。
   書きこみの方が時間がかかる。
   書きこみ → ディスクの表面をレーザ光線で変化させ、表面の凹凸によって
          情報を記憶する
   読み出し → レーザ光線による凹凸の読取り
   再生専用型、追記型及び書換え型があり、画像情報などの多量のデータを保存するのに
   使用される。 
   アクセス速度は磁気ディスクより遅いが、大容量の記憶が可能である。
   記録方法によって、読み出し専用型,追記型,書き換え可能型がある。
   読み出し専用型としては、CD−ROM(Compact Disk - Read Only Memory)がある。
   追記型は、ユーザが一度だけ情報を書き込むことができる。
   一度書き込んだ情報は変更できない。
   書き換え可能型としては、光磁気ディスクがある。

   光ディスクを分類すると以下のようになる。

     名称     |DVD-ROM |DVD-R        |DVD-RAM |CD-ROM
            |     |(バージョン1.0規格) |    |
     片面1層記録 |4.7GB  |3.95GB       |2.6GB  |650MB
     片面2層記録 |8.5GB  |          |    |
     両面各1層記録|9.4GB  |7.9GB        |5.2GB  |

     再生専用型=DVD-ROM,追記型=DVD-R,書換え型=DVD-RAM 

     相変化記録方式:レーザー光を用いて結晶構造を変化させることでデータを記録
     する光ディスク。
     結晶構造の変化(結晶、非結晶)によって反射率が異なることを利用して「0」と
     「1」を記録する。

【DVD (Degital Video Disc)】
   データをレーザー光線によって読み出す光ディスクである。
   サイズはCDと同じ。
   片面 2 層記録方式の場合、8.5 GB であり、CD-ROM の約13.6倍
   データの記録には,光を利用する。
   再生専用型,追記型,書換え型の 3 種類がある。
   再生専用型:DVD-ROM,DVD-Video,DVD-Audio
       追記型  :DVD-R
     書換え型 :DVD-RAM,DVD-RW,DVD+RW
   CD-ROM 装置では読取り不可能。
   DVDドライブで読み取り可能

【CD−R】
   複数の書込み方式がある。

【磁気ディスク(ハードディスク)】
   アクセスとデータ転送が比較的高速で,仮想記憶を実現するために
   大型コンピュータからパソコンまで幅広く使用されている。 

【光磁気ディスク (Magneto Optical Disk)】
   データの読み書きにレーザー光と磁場を利用した書き換え可能型の補助記憶装置。
   一般的にはMOの名で知られている。
   データの記録/更新が自由にできることに加え、大量のデータを記録することが
   できるという利点がある。
   アクセス速度は読み書きともハードディスクよりは遅い。

【フロッピーディスクなど(外部記憶媒体)】
   媒体は少量のデータの保存用として使用され、小型で低価格であり
   信頼性も高い。媒体交換が容易であるという特徴をもつ。 

【磁気テープ装置】
   補助記憶装置の中では初期のころから使われており、情報交換及びファイル
   の保存用として使用されている。現在ではオープンリール型よりも
   カートリッジ型が主流になっている。 

【DAT】
   カセット式の磁気テープを利用した大容量の記憶が可能な装置で、1本のテープで
   数百MBから数GBの記憶が可能。
   主にハードディスクのバックアップに使用する。

   DDSの規格には現在DDS−4まであり、それぞれの最大容量(無圧縮時)は
   以下の通り。
    ・DDS  : 2GB
    ・DDS−2: 4GB
    ・DDS−3:12GB
    ・DDS−4:20GB

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