記憶媒体によって記憶容量が異なる。
・FD(3.5インチ2HD) 1.44MB
・MO 128MB〜640MB
・CD−R 650M B
・DVD−RAM 片面 2.6GB
両面 5.2GB
記憶装置のアクセス速度と容量の関係を以下に表す。
速度が速いものほど容量は小さくなり、一般的には高価になる。
速度 容量
↑ ↑
速│ 小│ ・レジスタ
│ │ ・キャッシュメモリ
│ │ ・主記憶(メモリ)
│ │ ・半導体ディスク
│ │ ・磁気ディスク
│ │ ・光ディスク
遅│ 大│ ・磁気テープ
↓ ↓
この記憶階層と各装置の概要はチェックしておく必要がある。
【光ディスク装置】
光ディスク装置の特徴や用途としては、以下のようなものがある。
保管性や耐環境性に優れているので,データの長期保存に適している。
書き込みには磁気を使うが読み出しには磁気を使わない。
アクセス速度はハードディスクよりも遅い。
書きこみの方が時間がかかる。
書きこみ → ディスクの表面をレーザ光線で変化させ、表面の凹凸によって
情報を記憶する
読み出し → レーザ光線による凹凸の読取り
再生専用型、追記型及び書換え型があり、画像情報などの多量のデータを保存するのに
使用される。
アクセス速度は磁気ディスクより遅いが、大容量の記憶が可能である。
記録方法によって、読み出し専用型,追記型,書き換え可能型がある。
読み出し専用型としては、CD−ROM(Compact Disk - Read Only Memory)がある。
追記型は、ユーザが一度だけ情報を書き込むことができる。
一度書き込んだ情報は変更できない。
書き換え可能型としては、光磁気ディスクがある。
光ディスクを分類すると以下のようになる。
名称 |DVD-ROM |DVD-R |DVD-RAM |CD-ROM
| |(バージョン1.0規格) | |
片面1層記録 |4.7GB |3.95GB |2.6GB |650MB
片面2層記録 |8.5GB | | |
両面各1層記録|9.4GB |7.9GB |5.2GB |
再生専用型=DVD-ROM,追記型=DVD-R,書換え型=DVD-RAM
相変化記録方式:レーザー光を用いて結晶構造を変化させることでデータを記録
する光ディスク。
結晶構造の変化(結晶、非結晶)によって反射率が異なることを利用して「0」と
「1」を記録する。
【DVD (Degital Video Disc)】
データをレーザー光線によって読み出す光ディスクである。
サイズはCDと同じ。
片面 2 層記録方式の場合、8.5 GB であり、CD-ROM の約13.6倍
データの記録には,光を利用する。
再生専用型,追記型,書換え型の 3 種類がある。
再生専用型:DVD-ROM,DVD-Video,DVD-Audio
追記型 :DVD-R
書換え型 :DVD-RAM,DVD-RW,DVD+RW
CD-ROM 装置では読取り不可能。
DVDドライブで読み取り可能
【CD−R】
複数の書込み方式がある。
【磁気ディスク(ハードディスク)】
アクセスとデータ転送が比較的高速で,仮想記憶を実現するために
大型コンピュータからパソコンまで幅広く使用されている。
【光磁気ディスク (Magneto Optical Disk)】
データの読み書きにレーザー光と磁場を利用した書き換え可能型の補助記憶装置。
一般的にはMOの名で知られている。
データの記録/更新が自由にできることに加え、大量のデータを記録することが
できるという利点がある。
アクセス速度は読み書きともハードディスクよりは遅い。
【フロッピーディスクなど(外部記憶媒体)】
媒体は少量のデータの保存用として使用され、小型で低価格であり
信頼性も高い。媒体交換が容易であるという特徴をもつ。
【磁気テープ装置】
補助記憶装置の中では初期のころから使われており、情報交換及びファイル
の保存用として使用されている。現在ではオープンリール型よりも
カートリッジ型が主流になっている。
【DAT】
カセット式の磁気テープを利用した大容量の記憶が可能な装置で、1本のテープで
数百MBから数GBの記憶が可能。
主にハードディスクのバックアップに使用する。
DDSの規格には現在DDS−4まであり、それぞれの最大容量(無圧縮時)は
以下の通り。
・DDS : 2GB
・DDS−2: 4GB
・DDS−3:12GB
・DDS−4:20GB