《RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)》
Create:2002/02/11
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   ハードディスクを複数台並列に接続し、それら全体を1つのディスク装置のように制御する
   ことにより、データの読み書きを高速化したり、障害に対する耐久性を上げた外部記憶装置、
   またはその方式のこと。
   こうした装置をディスクアレイともいう。
   RAID−0からRAID−5までの6種類があり、RAID−0,1,3,5が製品化されている。

【RAID−0】
   データを複数のハードディスクに分割することにより、読み出し・書き
   込みの速度向上を図ったタイプ。
   速度・価格は有利だが,信頼性,耐障害性は低下する。
   ストライピング(Striping)と同じ。冗長性(redundancy)が無い。

【RAID−1】
   二台のハードディスクに同じデータを記憶することで、片側が壊れても動作するように
   データの安全をを高めた装置。
   ミラーリングがこれに該当する。
   信頼性では有利だが、速度や価格は不利である。

【RAID−2】
   データ修復情報としてハミングコードを利用する。ハミングコードは
   誤り訂正用のコードで、元々はデータ伝送で使われていた。
   複数の検査ビットを用いて、誤りの検出と修正が可能になる。
   実データをビット分割してそれぞれディスクに格納し、ハミングコードも
   別個のディスクに格納する。

【RAID−3】
   データ修復情報としてパリティ方式を利用する。
   バイトなどの単位ごとに分割されたデータを記憶する複数のディスクと
   パリティビットを記憶する1つのパリティディスクから構成される。

【RAID−4】
   データ修復情報としてパリティ方式を利用する。
   RAID3との違いは、バイトなどの単位でデータを分割する
   のではなく、ブロック単位などのRead/Writeの単位で
   分割する点である。

【RAID−5】
   データ修復情報としてパリティ方式を利用する。
   RAID3,RAID4との違いは、パリティをパリティディスクではなく
   データディスク上で管理する点である。

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