【重複チェック】
特定の項目について重複が生じていないことをチェックする。
【ニューメリックチェック】
数値であるべきフィールドに数値以外が入っていないことをチェックする。
【フォーマットチェック】
フォーマット(書式)のチェックである。
例)
日付のフィールドでは、”1999/10/31”、”99/10/31”、
”19991031”などのフォーマットが考えられるが、このデータが適切な書式であるか
をチェックする。
【論理チェック】
フィールド間またはフィールドのデータと他の値との整合性の論理的なチェック。
例)
注文日が入力日以前の営業日かどうかをチェックする。
【チェックディジット】
コード入力のミスを防ぐために付与している桁(ディジット)。
最終桁があてられることが多いが、一定はしていない。
例えばモジュラス11などの計算方法によって得られた結果を商品コードなどの末尾に付加し、
入力の誤りを入力データだけから発見できるようにする方法があるが、この末尾に付加される
ものをいう。
例)
8桁の口座番号のうち、最後の1桁をチェックディジットとした場合は、口座番号の最後の
1桁を除いた前半の7桁でチェックディジットを求めて、最後の1桁とする。
例)
4桁のIDがあるとする。仮にこれを4853とする。このIDの番号を一定のルールに
基づいて計算し1桁の数字を導き出す。これを特定の位置に付加する。
ここでは次のルールにする。
(1)各桁に先頭から、3,7,9,1という重み付けを行う。
(2)各桁ごとの数字と重みを掛け合わせて合計する。
(3)合計した数値を10で割った余りを計算する。
(4)得られた数字を最後の桁に付加する。
手順にしたがって、計算していく。
4×3+8×7+5×9+3×1 (下線を付した個所が重みである)
 ̄  ̄  ̄  ̄
=12+56+45+3
=116
この116を10で割った余りは6になるので最後の桁に6を付け加える。
48536
がチェックディジットを付加したIDとなる。
試しに計算して見ればわかるが、どの桁でも1桁入力ミスをするとチェックディジットの
値が変わってくる。
そのため、入力エラーと判断できる。