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ヒデロー係数

所沢駅前の居酒屋にて

酔っぱらいA 「おらが村の野球団の松井稼頭央が外国に行っちまうらしいべ」
酔っぱらいB 「なんでもメリケンという遠い国だと」
酔っぱらいC 「メリケン!あの黒船の!おそろしやおそろしや」
酔っぱらいA 「稼頭央はむこうでもちゃんと野球できるだべか」
酔っぱらいB 「大丈夫じゃ。百万石の野球大名になるんでないかい」
酔っぱらいC 「いんや、今ごろは赤鬼に生き血を吸われてるべ。なんまんだぶなんまんだぶ」

これが所沢の人々の代表的な会話である。
やはり地元のスター松井稼頭央が大リーグで活躍できるのかどうか気にかかり、彼の成績をあれこれ予想したくなるのだろう。
しかし、残念ながら酔いによるわずかな事実誤認があることが否めない。
非常に惜しいのだが、彼らの予想は当たらない可能性がある。

その点ぼくの予想はひと味違う。
なぜならぼくは一切アルコール類を摂取しないからだ。
冴えた頭のぼくは、まず日本人野手大リーガーの先輩、松井秀喜の成績を分析することにした。

松井秀喜 打数 得点 安打 2B 3B HR 打点 四球 三振 盗塁 打率
大リーグ1年目 623 82 179 42 1 16 106 63 86 2 0.287
日本通算 623 123 189 33 2 45 121 115 127 6 0.304
ヒデキ係数 1.00 0.67 0.95 1.26 0.46 0.35 0.88 0.55 0.68 0.32 0.95

一番上の段の数字が、松井秀の大リーグ1年目の実際の成績。
2段目は松井秀の日本での通算成績を、623打数あたりに換算したものだ。
そして、1段目÷2段目をしたのが、1番下のヒデキ係数。
たとえば本塁打は、45本から16本へと35%になったということだ。

イチロー 打数 得点 安打 2B 3B HR 打点 四球 三振 盗塁 打率
大リーグ1年目 623 114 218 31 7 7 62 27 48 50 0.350
日本通算 623 113 220 36 4 20 91 66 57 34 0.353
イチロー係数 1.00 1.01 0.99 0.84 1.82 0.35 0.68 0.41 0.83 1.47 0.99

続いてイチローについても抜かりなく分析する。
比較がしやすいように、イチローの成績も623打数あたりに換算した。

打数 得点 安打 2B 3B HR 打点 四球 三振 盗塁 打率
ヒデキ係数 1.00 0.67 0.95 1.26 0.46 0.35 0.88 0.55 0.68 0.32 0.95
イチロー係数 1.00 1.01 0.99 0.84 1.82 0.35 0.68 0.41 0.83 1.47 0.99

ヒデキ係数とイチロー係数を抜き出して並べてみた。
本塁打はぴったり0.35!
よってここにヒデロー係数は0.35だと宣言する。
ヒデロー係数とは、日本での通算本塁打にかけると大リーグでの本塁打数がわかるというものである。
しかし本塁打以外はあまり一致しない。
安打(=打率)がやや惜しい程度か。

松井稼頭央 打数 得点 安打 2B 3B HR 打点 四球 三振 盗塁 打率
日本通算 623 102 192 36 7 20 76 51 101 41 0.309
ヒデキ係数 623 68 182 46 3 7 67 28 68 13 0.292
イチロー係数 623 103 191 31 12 7 52 21 84 60 0.306

いよいよ松井稼頭央の大リーグ1年目の成績を予想したい。
1番上の段は、松井稼の日本通算成績を623打数あたりに換算したもの。
2段目は、日本通算にヒデキ係数をかけたもの。
3段目は、イチロー係数をかけたもの。

本塁打は7本で決まりだ。
その他はヒデキ、イチローどちらが妥当だろうか。
打順、タイプからいってイチロー係数のほうに軍配を上げたいが・・・

なんだか自信がないので、あとは皆様のご判断におまかせしたい。
いいかげんなまとめだが、ぼくも酔っているので仕方がない。
なに?アルコール類は摂取しないはずではだと?
たしかに摂取していない。
ただ、野球に関する数字に酔いしれてしまっただけだ。

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