次のコラム 前のコラム バックナンバー一覧 ホームへ戻る

岩隈

大阪近鉄バファローズの岩隈久志の防御率は、5月28日現在、1.89である。
投手受難の今年、両リーグの規定投球回到達者のなかで、防御率1点台は岩隈だけ。
開幕から登板した9試合すべてに勝利し、うち6試合に完投と驚異的な活躍だ。
彼の活躍ぶりを数字で見てみたい。

  試合 完投 完封 無四 勝利 敗戦 勝率 打者 投球回 安打 HR 四球 死球 三振 失点 自責 防御率
2001 9 1 1 0 4 2 0.667 192 43 2/3 46 3 13 3 25 28 22 4.53
2002 23 2 0 1 8 7 0.533 594 141 1/3 132 10 42 8 131 62 58 3.69
2003 27 11 0 1 15 10 0.600 809 195 2/3 201 19 48 3 149 85 75 3.45
2004 9 6 1 2 9 0 1.000 295 76    54 4 13 5 68 18 16 1.89
通算 68 20 2 4 36 19 0.655 1890 456 2/3 433 36 116 19 373 193 171 3.37

これが岩隈の実際の成績。
2004年は5月28日までの成績である。
いわずもがな、「無四」は無四球、「自責」は自責点。

  防御率 スタミナ 安打/9 被打率 四球/9 安+四/9 HR/140 三振/9
2001 4.53 4.85 9.48 0.267 2.68 12.78 10 5.15
2002 3.69 6.14 8.41 0.254 2.67 11.59 10 8.34
2003 3.45 7.25 9.25 0.269 2.21 11.59 14 6.85
2004 1.89 8.44 6.39 0.199 1.54 8.53 7 8.05
通算 3.37 6.72 8.53 0.253 2.29 11.19 11 7.35

実際の成績をいろいろいじくってみた。
「スタミナ」とは、1試合あたりの投球回である。
7.25でも一流なのに、今年はさらに1イニング以上長く投げている。
「安打/9」、「四球/9」とは、それぞれ9回あたりの被安打、与四球である。
「安+四/9」は、9回あたりの被安打と与四死球の合計。
「HR/140」とは、140回あたりの被本塁打数で、「三振/9」とは、9回あたりの奪三振数である。

こんな傾向が感じ取れないだろうか。
2002年は力でねじふせる投球。
翌2003年は、制球に気をつけて、やや力をぬいた大人のピッチング。
そのため被打率が少し悪くなり、被本塁打が増え、奪三振が減った。
一方、四球が減ったため被出塁は変わらず、より長いイニングを投げられるようになった。
そしていよいよ今年。
力の投球でありながら大人の投球でもあり、まったく死角がない。
どこまで連勝をのばすのか楽しみだ。

対戦チーム 試合数 防御率
西武 3 1.73
日本ハム 3 1.44
オリックス 2 3.38
ロッテ 1 1.00

これは岩隈の対戦チーム別成績。
とくに弱いチーム相手だけに登板しているわけではない。
下の表は球場別の成績だ。
これもとくに偏りはなさそうだ。

球場 試合数 防御率
西武ドーム 2 2.12
札幌ドーム 1 1.00
ヤフーBBスタジアム 1 7.71
千葉マリンスタジアム 1 1.00
大阪ドーム 3 1.08
東京ドーム 1 1.00

次のコラム 前のコラム バックナンバー一覧 ホームへ戻る

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル