長らくアナログ回線+モデムの生活を続けていましたが、 ついにmorimにもブロードバンドネットワークの光が差しました。
これは、インターネット常時接続環境への移行をかいつまんでお伝えする、
感動のドキュメンタリー風味 です。(偏った)愛と
前フリはほとんどぢぢぃの昔話です。 飛ばしたい方はこのへんから読み出すとよろしいかと。
そんな昔まで遡らんでもねぇ。
「インターネット」という単語が「ブラウザを使ってWebサイト閲覧」の 意味という気持ちの悪い認識が日本中に広まりだした頃。 morimの通信環境は、
「主に大学の 常時接続回線でWebサイト巡回・ ダウンロードしたイロイロを自宅のPC−9801FA(改)で使用・ 気が向いたら2400bpsのモデムで学校に接続してtelnetな感じで mnewsやらLynxやらを駆使」
という、その時期でさえ前時代的環境で過ごしていました。
数年後の2001年。
「インターネットする」が定着し、 「メールする」なんて新しい不気味動詞も普及し、 広告には頻繁にURLが記載され、 i-mode携帯電話が幅を利かせ・・・・なんて状況の中、morimの通信環境は。
「学校卒業しちゃったから 自作PCに内蔵モデムでダメプロバイダにアクセス、 遅いわ切れ易いわ電話代はかかるわだけど、 自前Webページの更新もメールのやり取りもWebサイト巡回も全部これでこなす。 DCモデムも使えるしPSOワーイワーイ」
いろんな意味で大変でした。
そんな生活を「もうイヤ、こんな生活!」とどこぞのCM並 に見限りたかったmorim。 選択肢が3つほどありました。
スピードネット。 それは、まだADSLも実験段階だった時期に発表された、インターネット常時接続回線サービス。 morimにとってのそれは、当時から
と、とても魅力のあるものであり、サービス開始までそう長くはなさそう でしたので、
これを待つことにして
ADSLも実験どころか普及し始め、 いい加減諦めてADSLにしようかと思った6月(だったと思う)、 morimの住む地域へのサービスがようやく始まることを伝え聞きました。 12月開始と。 さらに半年頑張って耐えることを決定しました・・・・
待ちに待って12月。
メールチェックを怠ったせいで、サービス開始通知メールが来ている事に気づきませんでして。
そのメールを読んだ日に即申し込みましたが、
申し込み開始から数日経った
さらに翌日
待つこと2日の工事の日程が決まりました。
決戦は式の日取り
朝からバタバタと、工事するための空間確保に奔走し、
やっとスペースを空けて業者を迎えます。迎撃
やってきたのは2人組。
仮に、リーダーらしい方をを児玉さん、
部下らしい方を友野さんと呼ぶことに致しましょう。下っ端
まずは電波チェックです。 設置場所で本当に使えるのか、実際に電波の強さを計測して判定します。 ・・・・ってアレ?児玉さん? 取り出したそれ、ずいぶん小型なんですね。 文庫本2,3冊を縦に引っ張り伸ばしたくらいの大きさ。 業者って、もっとこう、ノートPCにオシロスコープみたいな、 ごっつい装備じゃないんですか?
morimの不安をよそに無線機は友野さんの手に渡り、 同じく実物らしきアンテナと接続して何やら測定しています。
友野「M点灯でしたっけ?」
児玉「いやL点灯」
・・・どうやら、電波を拾うのに苦戦しているようです。 MとかLって何の略でしょう?疑問ばっかりワラワラと沸いてきます。
児「L点灯で安定するならそれでいいよ」
それはホントに大丈夫なんですか・・・
児「電波拾えましたから工事始めます。 エアコンのホースカバーに穴をあけることになりますが、云々・・・」
児玉さんから工事内容を説明され、工事が始まります。 ここまで待ってやっぱりNGなんて憂き目に遭うのだけは避けられたようです。
工事といっても、アンテナはベランダ天井に吊られているエアコン室外機支持器具に括りつけるだけですし、
ケーブルは同じくエアコンの接続穴を通すので、そう大規模なことではありません。
半分以上は 友野さんに児玉さんが指示を出す形で行われます。丁稚の
児「ケーブルの扱いに注意してな。おまえこの間手を抜いて(云々)・・・・ それじゃダメだろう(云々)・・・」
そういう打ち合わせは来る前にこなしておいてください
・・・やや不安になれましたが、
作業自体は 丁寧にやってくださっていますのでまぁいいでしょう。不器用ながらも
友野さんが苦戦してる間に、ちょいと児玉さんと雑談してみます。
morim「検波するのにもっと物々しい装備を使うのかと思ったら、 ずいぶん小さいんですね」
児「えぇ、これ宅内無線機そのものなんですよ。 こいつイスラエル製で機密が多くて、 あまりにも仕様が不明で困ってるんです。 ケーブルさえ指定の専用ケーブルしか使えないんです」
morim「パッと見、普通の5D−2Vあたりにしか見えないですけど」
児「そうなんですけどね〜。コネクタも特殊形状なんで・・・」
イスラエル製で機密が多く、ケーブルさえ入手面倒・・・ 気分は軍事兵器。 蓋開けたら国家権力に消されるんじゃあるまいか。
ちゅ〜か業者用の電界強度計くらい支給しようよ・・・
友野さんがアンテナ括りつけたあとの調整に 苦戦したりしましたやっぱりここは僻地かが、 測定から工事修了まで約2時間といったところでした。
最後に機器の説明と、工事内容の確認をします。
児「アンテナはベランダに既設の金具に括り付け(云々)・・・ これが無線機で、ここから先はお客様に接続をしていただくことになります」
へいへい、ルータも準備してあるし、あとはケーブル一本挿すだけですね。
児「無線機の説明ですが、(各部説明・・・) そしてこのシグナルランプ、High/Middle/Lowの順になります。 よく誤解されるのですが、信号の強さは回線の速度に関係ありません。 Lでも点灯すれば通常の速度で通信できます。 それを御納得いただいた上、このようにM点滅〜L点灯となっておりますことをご確認いただいて、 工事確認書のほうに云々・・・」
・・・・まぁデジタル信号ですから、信号が受信できる時点で速度に関係は無いということでしょう。
そりゃぁ、H点灯とM点灯で差がないのは分かります。 が、信号が受信できるかどうか微妙らしきウチの環境では、 一部パケットをロスって再送 なんてことを繰り返せばやっぱり速度落ちるのではないかと。
そんな考えは頭の隅に追いやり、サイン。
児玉・友野組が撤収したところで、早速接続実験。
PPPoEクライアントソフトを入れるのが面倒なので直PC接続環境は試さず、 とっととルータをつないで設定・・・?? 説明書にPPPoE設定値が書いてない?
考えてみれば当たり前です。 スピードネットは指定のクライアントソフトを使った接続のみサポートしているので、 そんな設定値なんぞ説明書に必要ないわけで。 こちとら、それじゃ困るわけで。
説明書を端から読んでいくと、 MacOSXの設定として記述がありました。 ビバOSサポート。おかげで助かった。
ブラウザ使用でルータ設定を終え、 試しにGoogleに行ってみたらあっさり繋がりました。 ビバ、トホホ無し。
しばらくその速度に歓喜しました。
いよいよ速度の測定です。 まずは比較対照として、これまでのモデムでの通信速度の測定結果を大公開。
(メインPC)
測定サイト http://speed.on.arena.ne.jp/ v2.0.7
測定時刻 2001/10/29 02:48:08
回線種類/線路長 アナログモデム(〜56kbps)/-
事業者/プロバイダ -/その他
ホスト1 WebArena 14kbps(17kB,9.6秒)
ホスト2 fas.ne.jp 14kbps(17kB,9.7秒)
推定スループット 14kbps(2kB/s)
(ノートPC)
測定サイト http://speed.on.arena.ne.jp/ v2.0.7
測定時刻 2001/11/26 02:23:15
回線種類/線路長 アナログモデム(〜56kbps)/-
キャリア/プロバイダ -/その他
ホスト1 WebArena(NTTPC) 20kbps(17kB,6.8秒)
ホスト2 at-link(C&W IDC) 21kbps(17kB,6.3秒)
推定最大スループット 21kbps(3kB/s)
むしろ大後悔。特にメインのデスクトップPCがすばらしきことに。
では肝心のスピードネットでの測定開始。ぽちっとな。 おわぁ速ぇぇ。測定終わるまでの時間からして段違い・・・・
測定サイト http://speed.on.arena.ne.jp/ v2.0.7
測定時刻 2001/12/16 11:11:36
回線種類/線路長 無線/-
キャリア/プロバイダ speednet 無線サービス/speednet
ホスト1 WebArena(NTTPC) 800kbps(333kB,4.0秒)
ホスト2 at-link(C&W IDC) 700kbps(195kB,2.2秒)
推定最大スループット 800kbps(100kB/s)
800kbps!
すげぇ速さだ・・・ 実に、ノートの38倍、 メインとの比較に至っては57倍・・・・ そりゃ異常に速度差を感じるわけだわ・・・
とはいえ、他のブロードバンドサービスと比較すると大したことなかったり・・・・
児玉さん、家人に何も言わずにエアコンの室外機に乗るの、 やめたほうがいいですよ。 強度のありそうな角にしか乗らなかったんでツッコミませんでしたが、 普通は怒ると思います。
・・・・もしかして、スピードネットに連絡したら工事代金割引してもらえるかしら?・・・・
morimは低速でも常時接続なだけでも幸せなタイプなので、今のところはこの速度で満足です。 ・・・・そういえば上りの速度は測定してないなぁ。
特殊電話でADSLが使えないとか、 そもそも一人暮らしで電話回線引いてないという方には、 電話線自体を使いませんので勧められるかな、と思います。 (もっとも後者の場合は、NTTには加入しないけどADSLは使う、っていうのが可能だったりする) 距離の遠いADSLよりは速度出てるみたいですし。
逆にADSL使えるけれどもこちらも考えている、という方にはオススメしません。 「上りも速いほうがいいんだ、理由はないけど」という奇特な人種(私)でもなければ、 距離にもよりますがADSL8Mのほうが速いし、工事も不要です。
申し込みから使用可能までの期間もかなり短いと思いますが、 最近はADSLも速くなってますし年単位で待てる人が何を言ってもねぇ。
速度はそこそこ出るし、何よりADSLよりマイナーなので、 morimとしては満足しています。
次は光ファイバーを入れたいなぁ無駄に。
morimにメールを頂ける?→flea@chan.ne.jpへどうぞ。