モノスキーいんぷれっしょん

試乗当日の日記に書こうかと思ったのですが、 そういえばこちらのページが開店休業状態で工事中のままだったので、コンテンツにでっち上げてみました。

ですから、いつもの日記の延長です。 拙い文章力ですから読みづらいかもしれませんが、お暇でしたらどうぞ。

デザインが日記と変わらないのは、手抜きだからです(− −;)

見た目

今回モノスキーと呼んでいるのは、TRANSONIC の JAMTRICK union 4X4 というモデルです。 写真はここを見てもらうとして、第一印象としては

思ってたより短い!

思ってたより細い!

つまりもっとデカいかと思ってたです。

見た目・サイズともに、まさに「水泳プールで使うビート版を縦に2枚並べた感じ」でした。 その後ろ側のビート版に両足を揃えて固定する金具が張り付いていると思ってください。

まずは持ち主による試乗

所有者SnowHead氏が初乗りします。

両足を固定した途端爆笑。はたから見てると不思議さんです。 どうやら、普通のスキーと感覚がまったく違う模様。

滑ります。おー進んでrコケます。その後も 踏ん張りきれないような横倒れ・すっぽ抜けるように後ろ倒れ・トップが新雪に引っかかって前倒れと、 種類豊富に転び続けます。

1本降りるだけで相当疲れたようです。

それでも2本目あたりで、ジャンプパラレルのようにして小刻みにターンすれば降りられるようになりました。 なんか後ろから見てるとイマイチ乗れていない印象ですが・・・

そしてmorimも

リフトが混んでいることもあり、数本滑って疲れたSnowHeadさん。morimにも体験させていただける事になりました。 待ってました。喜び勇んで貸していただきます。

片足固定じゃリフトに乗れない

リフトに乗る前に、スノーボードのように片足だけ装着し、もう片足は乗せるだけで降りられないかと ゲレンデ下方で試してみます。

・・・乗れない・・・

固定している左足に力が入り、その結果固定されていない右足の側に重心が行ってしまうようで、 意図せずとも曲がっていってしまいます。

なので、リフト降り場では右足はダッシュです。バランスさえ取れれば・・・ 上達すれば片足固定でも滑っていけるようになるものと思われます。

(後日注:SnowHead氏は降りられるようになりました。)

両足装着

リフト降り場から離れたコース端で、いよいよ両足を装着します。

ビンディングを締めた瞬間爆笑しました。 両足が同時にしか動かない事の新鮮さといったら。 最初は立つだけでも心許ない です。 倒れかけた先に足を出そうとしても、軸足と一緒にくくられているから出せないのです。 当初の不安定さは想像以上。気分はムカデ競争二人三脚です。

滑り出し

恐るおそる滑り出します。 当たり前のことながらハの字に開けないので、スキーのくせにボーゲンできないです。 最初から完璧に足の揃ったパラレルのみ。拘束具矯正具ですね。

少し進んで、いつものように外足に重心をかけtコケます。 ガウアーのお陰で、気楽なカーブでは外足に体重をかけるだけ、 などという癖が染み付いているmorimにはちとキツいです。

曲がってみる

当然、何度も転びます。 でも転ぶ事自体が面白かったりして。雪に遊んでもらってます。

何度か転んで、だんだん感覚が掴めてきました。 結局はスキーなんです。 morimがスキー理論を語るなんて片腹痛いですが、普通のスキーと曲げ方は同じです。 外向傾姿勢なのです。後傾厳禁なのです。といっても外足加重すると倒れてしまうのです(−−;

圧をかけるとき・抜くときのいつでも、ちょっとでも重心が後ろにいくと簡単に、板が前にスッポ抜けます。 しかもちゃんと圧がかからないと回らない

ガウアーをはじめとしてショートスキー系統は、 長いスキーをより簡単に気楽に乗れるようにしたもの、という感じがしてたんですが、 これは逆にある意味難しくしたものという感じです。 ちょっとした手抜きにきっちり反応してくれます。

専門家から見たら間違いだらけ だったりすると恥ずかしいですな。

斜滑降してみる

コースの端から反対側まで斜滑降してみます。

これまた難しい。

morimは斜滑降するときに谷足に多く体重を乗せる癖があります。 モノスキーでこれをやると、谷側に転げ落ちます。 気を抜くとすぐトップが谷側に流れていく ・・・のを防ごうとすると後傾してしまってスッポ抜け倒れたり。

ターンしてみる

最初にSnowHead氏が乗っているのを観察していたときの違和感は、このターンが原因でした。

一般のスキーであれば、ボーゲンのようにターン外側の足に体重を乗せれば自然に曲がってくれますが、 モノスキーでコレをやるとやっぱり転げ落ちてしまいます。

SnowHead氏はこれに対処するためにジャンプパラレルのような動きで両足に乗っていた模様です。

で、じゃ曲がるにはどうするのかというと、すこぶる上手にパラレルターン です。 前傾姿勢で圧を加え、ターン中盤で足を外側に突っ張り、カーブ後に圧を抜くときも後傾しない。 そんな正確なターンに慣れていないのでえらく大変です。

総じて

見た目にも目立つし、履いただけで新鮮です。

普段のスキーが後傾ぎみな御仁ではなかなか思うようにターンできないので、後傾チェッカーとしてもいいかもしれません。 悪い癖があると如実に無理・不自然な挙動になって現れてくれます。

これが上手に乗りこなせるようなら、普通のスキーもかなり上手に乗れる事でしょう。

難点としては・・リフトに乗り辛い(上手くなればこなせるかも)、スキーに比べてコケてから起き上がりにくい、 えらく疲れるくらいでしょうか。

難点なんて可愛いものです。機会があったら乗ってみてください。装着しただけで笑えました から。

ついでに

忘れられない一言を言われました。。

「進もうがバランス崩そうが、気持ち悪いくらい足が揃ってるのが見ていると異様」

確かにコケる時まで足が揃っているのは、傍目にもかなり面白いです。


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