Chapter 2 インターネットクライアント
■ FTP。File Transfer Protocol。 Binaryモードは、プログラムファイルやアーカイブファイル、 画像ファイルなどの転送時に、ディスクのイメージをそのまま転送するモードです。 FTPを利用して画像ファイルのアップロードを行なうには、 Binaryモードで転送します。 ASCIIモードでは、テキストファイルの転送時に、 行末コード(UNIXでは0Ah、DOS/Windowsでは0Dh,0Ah)に関する変換や、 漢字コードの変換を行なうモードです。 ■ FTPコマンド。 ftp FTPを起動します。接続先を指定します。 user 指定したユーザ名でログインします。 pass ユーザのパスワードを指定します。 dir FTPサーバ上のディレクトリ内とサブディレクトリの一覧を表示します。 port データコネクションで使用するIPアドレスとポート番号を指示します。 get FTPサーバから指定したファイルをダウンロードします。 put FTPサーバへ指定したファイルをアップロードします。 pasv パッシブモードに移行します。 bin バイナリモードに移行します。 asc アスキーモードに移行します。 bye FTPサーバとのセッションを終了し、FTPコマンドを終了します。 参考URL http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/netpro11/ftp-command.html ■ Gopher。 分散型マルチメディア文書の検索、閲覧システム。 またはそれに使用するクライアント/サーバ型のプロトコル。 RFC1436で定義されている。 インターネット上に設置したGopherサーバに、 文書や画像、音声、バイナリ・ファイルなどをツリー状に格納しておき、 それをGopherクライアントを使ってツリーをたどりながら閲覧したり、 文書内容を検索して目的の文書を見つけたりする。 大抵のWebブラウザは、Gopherクライアントの機能を持っている。 1980年代後半に、ミネソタ大学で開発されたもの。 主にテキストしか扱わないため、システムは非常に軽い。 WWWやFTPに類似するため、現在はほとんど使われていない。 以上。 2003/12/08 pm