資格いろいろ
せっかく勉強したから、試験でも受けてみるかな、ということで。
ぼちぼちとやっとります。
目次
NTTコミュニケーションズ ドットコムマスター☆☆
公式ホームページは
こちら。
2003.7.6に受験。
ルータやスイッチならCCNAだけど、
サーバの機能とか運用なら、このダブルスターが結構いいと思う。
仕事でサーバ管理してる人なら、退屈かもしれないけど。
名称がドットコムマスターというだけあって、
企業が自らサーバを立ち上げて、ECサイトを興すことを前提としている。
ECサイトの企画担当や管理スタッフにとっては、
これほどぴったり来る試験はないだろう。
このため、商業的、法律的な知識も要求される。
生粋の技術者にとっては、それがとってもうるさいようだ。
こんなのは暗記試験だ!と悪態をつく人も少なくない。
さて試験準備。
公式テキストを購入し、蛍光ペンを片手に2回通読。
その後、アスキーの予想問題集を2回。
これだけやっとけば、もう完璧さ。と余裕綽々で試験日を迎える。
いよいよ試験当日。
昼過ぎから第1部と第2部の試験がある。
なんで、12時30分に集合しないといけないのか、大いに疑問。
落ち着いて飯食う時間くれよ>NTTコム。
第1部の問題を解いていくが、やたらに難しい。気のせいか?
本当にもう帰ろかな、と思った。ガツンとやられた感じ。
何とか気を取り直して最後まで粘ったが、正直、受かった気がしない。
若干へこみながら帰宅する。
合格発表日。Web上で合否を確認。うー、受かってるー!
ま、試験なんて、要は気合だな、と改めて思う。
合格するとNTTコム謹製合格キットを注文できる。
あんなもん、ただにしろよ>NTTコム。バッジもらって何に使うんだ?
参考書籍 「
.com Master ☆☆ 2003 公式テキスト 」 NTT出版
参考書籍 「
.com Master ☆☆ 2003上期 完全予想問題集 」 アスキー出版
シスコ技術者認定 CCNA 640-607J
公式ホームページは
こちら。2003.8.4に受験。
CCNAの勉強をすると、
今まで謎のブラックボックスだったルータやスイッチと、
お近づきになれます。
さて勉強方法ですが、教科書選びは悩む必要ないでしょう。
定番「CCNA認定ガイド」で決まり。
訳本なので、理論よりも日本語の理解に苦しむこと請け合いです。
実際、誤訳としか思えない部分も沢山あり、相当苦しみます。
でも「これは間違いだ」といえるまで他で調べると、逆によいです。
CCNA試験では何といっても、IOSコマンドをしっかり憶えることが重要です。
認定ガイドでも、第4章以降コマンドが出てきますが、
ここは「バーチャルラボ」をオススメします。
Windows上で、Ciscoルータの設定練習ができるソフトです。
値段はすこし高いですが、これを使えば知らないうちに指が憶えます。
CCNAのポイントはもう1つ。
ごく一般的なTCP/IPやイーサネットの知識以外に、
IPX、HDLC、フレームリレーなどの古いプロトコルを真面目に覚えなくちゃいけない。
ここが大変といえば大変です。何しろ馴染みがないから。
認定ガイドだと、第8章や第10章にあたります。
一通り終わったら、問題練習をします。
認定ガイドの章末問題は、飛ばさないで真面目に解いてください。
本試験の問題と、かなり当たってました。
その他では、解説の詳しさや問題の的中率から言って
インプレスが一番だと思います。
2回ほどやって本試験に臨みました。
最後に、余裕があれば、
シミュレーション問題への作戦を立てておいた方が良さそうです。
私の作業手順はこんな感じです。
いよいよ試験当日。はじめてのプロメトリック試験で少し緊張。
しかし、問題はあっけなく解ける。
ドットコムマスターの惨劇がまだ頭に鮮明に残っていただけに、拍子抜けした。
合格すると、Ciscoの専用ロゴが使える。
こんど会社で資料を作るときは、あのシスコのルータの絵を堂々と使ってやろう。
※ これから受ける方へ。
受験前にシスコネットプロ
に登録しておきましょう。
ポイントプログラムでシスコのロゴ入りマグカップがもらえます。
(合格してから登録しても、もらえません。)
参考書籍 「
Cisco CCNA認定ガイド 第3版 」 日経BP社
参考書籍 「
徹底攻略 Cisco CCNA問題集 640-607J対応 」 インプレス
参考書籍 「
CCNA バーチャルラボ Gold Edition 」 デジタルアーキテクト
テクニカルエンジニア(ネットワーク)
公式ホームページは
こちら。
2003.10.19に受験。
これまでに培った
ルータやスイッチ、サーバの機能に関する理解をベースに、
ネットワークデザインの世界に突入します。
まずは午前問題です。
コンピュータシステム全般が出題範囲になります。
私のように情報処理技術者試験を初めて受ける場合には、
不慣れな出題内容が多いです。むしろ、午前問題の方が心配でした。
午前で十分に点数が稼げれば、午後に突入する気合が違いますよね。
午前の問題の対策は、一から積み上げるつもりでやりました。
基本情報技術者のテキストと首っ引きでした。
最後に3年分ほど過去問をやって、しっかり憶えておけば、問題ないです。
午後問題については、
この辺の内容がだいたい理解できいてれば、
知識としてはOKです。
このほかにも、待ち行列やトラフィック計算など、
独特な出題もあるので、これだけしっかりやりましょう。
とにかく過去問を1問でも多く解いて、出題形式に慣れるのがいいと思います。
満点を取る試験ではないので、半分から7割で十分です。
すごく難しそうな問題が出ても、時間いっぱい悪あがきできる。
そういう精神力を鍛える、ということが本筋になります。
あと、午後Iの問題は4問中3問を、
午後IIの問題は2問中1問を、選択しないといけません。
問題を見てから決められるので、少しでも有利な問題を選びたいのですが、
試験時間が短いので、全部読んでから決めるのは無理です。
そこら辺のカンも、過去問や模擬試験で養っておくと、
楽な戦いになると思います。
参考書籍 「
2003年版 基本情報技術者 標準教科書 」 オーム社
参考書籍 「
2002〜2003 ネットワーク技術 」 アイテック
参考書籍 「
2003 ネットワーク記述式・事例解析の重点対策 」 アイテック
参考書籍 「
2003 ネットワーク予想問題集 」 アイテック
CompTIA i-Net+
コンプティアと読みます。
公式ホームページは
こちら。
2003.11.5に受験しました。
今回、この試験で、初めてピアソンVUEを利用しました。
ビューと読むんだそうです。
VUEの試験会場の方が、時間に融通が利くので、気に入ってます。
会社から歩いて2分のところにVUE会場がありました。楽です。
個人経営のパソコン教室、だと思うんですが、
会場のおじさんが微妙に気弱そうなところと、
教室全体の気の抜けたまったりとした感じが、好きかもしれない。
さてi-Net+ですが、
試験範囲は、IPレイヤからWebアプリケーションレイヤです。
Webマスター向け、ってことでしょうか?
問題数は74問で、
55問(73%)以上正解すればOKということになっています。
難易度的には、正直、どうってことない試験です。
制限時間は90分ありますが、40分程度で十分回答できます。
試験準備ですが、
ドットコムマスター☆☆合格者なら、何もしなくてもOKです。
これからという方、DAI-X出版からテキストと問題集が出ています。
良くまとまってますので、1〜2回サラっとやってください。
上記の3つの後だと、気合をこめるほどの難易度ではないです。
参考書籍 「
i-Net+ COMPLETEテキスト Webサイト構築編 」 DAI-X出版
参考書籍 「
i-Net+ COMPLETEテキスト セキュリティ&eビジネス編 」 DAI-X出版
参考書籍 「
i-Net+ COMPLETEトレーニング 」 DAI-X出版
CompTIA Network+
コンプティアと読みます。
公式ホームページは
こちら。2003.12.10に受験しました。
Network+って、i-Net+とどこが違うんだろ?
うーん。正直よくわからない。
i-Net+は、IPレイヤからWebアプリケーションまでの高いレイヤを扱うので、
どちらかといえば、軟派な感じがします。
でもNetwork+は、LAN/WAN技術からIPまでのレイヤの低い話題を中心に扱うので、
ちょっと骨太な感じがします。
すいません。受けたけど、そんな説明しかできません。
問題数は72問で、52問(72%)以上正解すれば合格です。
制限時間は90分でした。十分余裕があると思います。
テクニカルエンジニア(ネットワーク)に合格していれば、
ほとんど勉強は要らないと思いますが、
Windowsオンリーのプロトコル(NetBT、Kerberos)や
NetWare、Apple、UNIXオンリーのプロトコルが出題されるので、
その点だけ注意して置いてください。
DAI-X出版からテキストと問題集が出ています。
良くまとまってますので、余裕があれば1〜2回サラっとやってください。
参考書籍 「Network+ COMPLETEテキスト LAN技術 」 DAI-X出版
参考書籍 「Network+ COMPLETEテキスト WAN技術およびネットワーク設計編 」 DAI-X出版
参考書籍 「Network+ COMPLETEテキスト 通信プロトコル編 」 DAI-X出版
参考書籍 「Network+ COMPLETEトレーニング 」 DAI-X出版
CIWインターネットワーキングプロフェッショナル
公式ホームページは
こちら。
2004.1.25に受験しました。
CIWのカリキュラムでは、
CIWファンデーションという試験を受けて、
CIWアソシエイツという資格をもらわないと、
次のステップに進めないことになっています。
しかし"i-Net+ 2 CIW プログラム"なるものが存在し、
i-Net+の合格者に限っては、既定の手続料(95$くらい)を払えば、
CIWアソシエイツの認定をもらえることになってます。
普通だと15,000円かかりますから、こちらの方がお得です。
CIWのWeb上から申請できるのですが、
いきなり英語サイトにジャンプするので、少しビビリます。
何とか解読して必要事項を記入し、クレジットカードで支払うと、
1ヶ月くらいで認定書が届きます。
これでようやく準備が整ったので、
プロメトリックでCIWインターネットワーキングプロフェッショナルを申し込みました。
もちろんピアソンVUEでも受けられます。
さっそく書店で対策本を探したのですが、一冊も見つからない。
まあ、いいや、実力で勝負するか。
いとも簡単にあきらめて
出題範囲 をチェック。
何てことはない。ふつうのTCP/IPが中心になっています。
へー、どうってことないじゃん、と勝手に油断してました。
さて試験日。
コンプティアなんかと同じ感じで、パソコンで淡々と進みます。
問題数は60問、制限時間は75分です。
最初は余裕綽綽だったのですが、だんだん額に汗がにじみ出てきます。
この試験、IPv6やICMPv6に関する出題が非常に多いんです。
IPv6ヘッダとIPv4ヘッダの同異点や、
IPv6のICMPv6とIPv4でのICMP/IGMPの同異点などがいっぱい出るんです。
えー。そんなー。ていうか、やばいし。
普通のTCP/IPの中では、SNMPに関する出題が目立ちます。
SNMPのメッセージ、しっかり暗記しときゃよかった。
ほかはDNS、DHCP、ARPなどですが、
これらは基本的なことばかりなので、回答に迷うものはないです。
さすがにちょっと、ひやひやしましたが、
なんとか80%(48問)のスコアをあげることができました。
合格ラインは75%(45問)ですから、結構ギリギリだったわけです。
なんとかしのいだ、という感じでした。
でも、これからのインターネット技術者にとっては、有用な感じで、
いい試験だったなと思います。
参考書籍 なし
おわり。 次はMCPかな。