Chapter 4 各種サーバとサービス
■ SOAレコード。Start of Authority。 ゾーン全体に影響するパラメータを定義する。 DNSゾーンを定義する名称、 レコード情報が更新されているかを管理するシリアル番号、 DNS管理者の情報などが記述されている。 ■ MXレコード。Mail Exchanger。 利用するドメイン名宛ての電子メールの配送先であるホスト名を定義する。 また、ドメインで利用されるメールサーバの情報を登録するレコードでもある。 メールサーバはこの情報を元に、送信先を検出する。 ■ TFTP。Trivial FTP。 簡易型のファイル転送用プロトコル。 主にルータのファームウェアのアップデートなど、 同一ネットワーク上で小容量のデータを転送するときに使用する。 FTPではTCPを使用するが、TFTPではUDPを使用する。 このため、オーバーヘッドが少なく転送速度が早い反面、信頼性に劣る。 また、ファイル転送に先立つ認証の機能もない。 ■ L2TP。Layer 2 Tunneling Protocol。 ダイアルアップ通信で、 PPP通信をトンネリングするために開発されたプロトコル。 マイクロソフト社が開発したPPTPと、 シスコシステムズが開発したL2Fを統合したもの。 ■ nslookupコマンド。 Windows NT/2000/XPおよび UNIX系のOSには標準機能として用意されているが、 Windows 95/98/Meには搭載されていない。 ■ IMAP。Internet Mail Access Protocol。 IMAPはPOPと違い、 サーバ上にメッセージを残したまま、読みたいメッセージを選択して、 個別に電子メールをダウンロードすることができます。 また、検索コマンドを使用することができるため、 タイトルやヘッダ、本文の内容を元に、メッセージを検索することもできます。 ■ LDAP。Lightweight Directory Access Protocol。 TCP/IPネットワーク上で、ディレクトリサービスを実現するプロトコル。 複雑で汎用性の高いX.500ディレクトリサービスを簡素化し、 そこで、Webブラウザやメールソフトから簡単に利用できるようにしたもの。 ポート番号は、TCP/UDPの389番を使用する。 以上。 2003/12/08 pm