ネットビジネスの様々なサービス
■ クリック&モルタル。 (1) ブリック・アンド・モルタル。 レンガとモルタルの意。 倉庫や店舗などの現実の営業基盤を持つ企業のこと。 (2) クリック・アンド・モルタル。 すでに築き上げた既存の店舗、流通基盤、顧客との信頼関係を基に、 インターネットで消費者サービスを補完したり、 オンライン販売を行ったりするビジネス戦略。 またはそうした戦略を採る企業。 (3) ピュア・プレイヤー。 ネット上でのみビジネスを展開する企業。 ■ DRM。Digital Rights Management。 デジタル著作権管理。 映像や音楽などの圧縮技術に、 暗号化技術や配信管理技術などを組合わせて、 総合的に管理する技術。 (1) Microsoft社が開発した技術 音声圧縮技術=WMA(Windows Media audio) 著作権管理技術=Windows Rights Management (2) ソニーが開発した技術 音声圧縮技術=ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3) 著作権管理技術=OpenMG ■ EDI。Electric Data Interchange。 企業間の受発注情報の交換を通信回線を経由して行う仕組み。 インターネットを経由しWebブラウザを利用する場合は、特にWeb-EDIと言う。 今後はXMLの適用が期待される。 (1) 調達型取引 1:nの企業間取引で、調達側(Buy Side)が主導権を持ち入札を募る。 (2) 販売型取引(企業向けオンラインショップ) 1:nの企業間取引で、商品を保有する販売側(Sell Side)が主導権を持つ。 (3) 取引所型取引(e-マーケットプレース) 中間事業者が主導となり手数料収入を得る。 また、これらを統合し、調達から販売までを鎖のように連結したものを、 SCM(Supply Chain Management)と呼ぶ。 ■ ASP。Application Service Provider。 ビジネスに必要な各種のアプリケーションを ネットワーク経由で提供するサービス。 具体的には、グループウェアや営業支援ソフトを始め、 ECサイトを手軽に構築できるソフト、 社員教育向けのe-ラーニングといった情報系アプリケーションや、 ERP(統合業務パッケージ)などの基幹系アプリケーションを提供する。 また、導入のコンサルティングやカスタマイズを提供する。 ユーザはWebブラウザを用意するだけで、 必要な業務アプリケーションを導入でき、 サーバ設備やソフトのメンテナンスが不要になる。 ■ MSP。Management Service Provider。 企業のネットワークシステムやセキュリティなどの運用監視を 24時間・365日の体制でサポートするサービス。 具体的には、事業者側の専任の技術者が、 企業のサーバやネットワーク機器を常時監視し、 万一の障害時には、企業の管理者への通知や障害対応を行うほか、 トラフィックの状況を分析したレポートを定期的に提出するなどの サービスを行っている。 ■ SSP。Strage Service Provider。 大容量のストレージシステムを提供し、 システムのトラブルや災害などから企業データを保護するサービス。 具体的には、 事業者がIDCなどに大容量ディスクのストレージ機器を設置し、 顧客企業が低コストにディスク領域を使用できるよう提供するほか、 顧客企業データの定期的なデータ・バックアップや、 障害時のデータ復旧などを提供する。 ユーザは、 自社でストレージシステムを保有することなくディスク容量を柔軟に増やせるほか、 災害時のリスクを分散するディザスタ・リカバリーの手段として 企業から注目されている。 ■ SeSP。Security Service Provider。 企業のサーバ等に対するセキュリティ違反や ネットワークの悪用を監視するサービス。 システム構築時には、セキュリティ面でのコンサルティングも行う。 以上。 2004/03/15 pm