Chapter1 ネットワークの基礎知識
■ ノード。 ネットワークに接続されているマシンの総称。 エンドポイントに接続するクライアントやサーバーのほか、 これら装置を接続するネットワーク上の接合点(スイッチ)や、 インターネットワーク上の中継点(ルータ)を含む。 なおリピータは、単に電気信号を増幅するだけなので、ノードではない。 ■ トポロジ。 本来、位相幾何学、地形学のこと。 ここから派生して、物の繋がりや構成などを表す言葉に。 物理トポロジ=コンピュータや周辺機器の物理的な接続構成。 論理トポロジ=データの流れを表す。 ■ シリアル伝送。 1本の通信回線を用いて、データを1ビットづつ順番に伝送していく方式。 通信信号のずれがなく、長距離間の通信に向いている。 代表的なものとして、RC-232Cなどがある。 ■ パラレル伝送。 複数の並列な回線を用いて、データのビットをまとめて伝送する方式。 高速な通信が可能だが、長距離の通信には不向きである。 また一般に、シリアル伝送よりもコストが高い。 代表的なものとして、セントロニクス、SCSIなどがある。 ■ NAS。Network Attached Strage。 ネットワークに直接接続する形式のストレージデバイス(サーバ)。 LAN経由で一般ユーザのコンピュータとデータのやり取りを行なう。 第3層にTCP/IPやIPX、上位層にNFSやSMBなどを用いる。 NASへのアクセスが集中すると、LANトラフィックを圧迫することがある。 ■ SAN。Strage Area Network。 ハード・ディスクなどの外部記憶装置同士、 もしくはサーバと記憶装置の間を高速に結び付けるネットワーク。 通常はファイバ・チャネルが用いられ、伝送速度は数百〜数千Mbps。 上位層プロトコルを規定しておらず、TCP/IPを使うことができる。 以上。 2003/12/09 pm