Chapter10 ネットワークセキュリティ対策
■ ファイアウォール。 インターネットなどの外部ネットワークから、 社内LANなどの内部ネットワークへの不正アクセスを防止するシステム。 動作の仕組みによって、パケットフィルタリング型、 サーキットゲートウェイ型、アプリケーションゲートウェイ型等の種類がある。 ■ パケットフィルタリング型。 OSI参照モデルのネットワーク層で動作するファイアウォール。 IPパケットのヘッダ情報を基に、そのパケットの通過可否を判断する。 処理速度が速いが、設定が煩雑で、安全性も低い。 ■ サーキットゲートウェイ型。 OSI参照モデルのトランスポート層で動作するファイアウォール。 クライアントPCから発信されたTCP/UDPの接続要求を、 ファイアウォール上で受信してデータの通過可否を判断した上で、 目的のPCに向けて改めてTCP/UDPの接続要求を送信する方式。 安全性が高く、設定も比較的容易である。 ■ アプリケーションゲートウェイ型。 OSI参照モデルのアプリケーション層で動作するファイアウォール。 FTPやWWWといったアプリケーションごとに、 インターネットへの中継プログラム(プロキシ)を使用して、 社内ネットワークと社外ネットワークを切り離す方式。 安全性は高いが、導入コストが高く、処理速度も遅い。 ■ サージプロテクタ。 雷雨時などに発生する電圧変動の影響が、 コンセントを経由してコンピュータ機器にダメージを与えることがある。 こうしたサージやスパイクから、コンピュータを保護する装置。 以上。 2003/12/09 pm