Chapter5 TCP/IP (IPv4)
■ hostsファイル。
一般的なTCP/IP環境において、
ホスト名とIPアドレスとを相互解決するための設定ファイル。
静的なIPアドレスとホスト名の関連付けを記述したファイル。
■ LMHOSTSファイル。
マイクロソフトNetBT環境において、
NetBIOS名とIPアドレスとを相互解決するためのファイル。
静的なIPアドレスとNetBIOS名の関連付けを記述したファイル。
なおLMHOSTSとは、LAN Manager Hostsを指す。
■ NetBT。NetBIOS over TCP/IP
マイクロソフトWindowsネットワークが用いるプロトコル。
コンピュータ名(NetBIOS名)とIPアドレスとの解決が必要になる。
この解決方法として、以下の3つが使われる。
1)Bノードブロードキャスト。
ローカルネットワークにブロードキャストを投げることにより、
接続先コンピュータを発見し、IPアドレスを教えてもらう。
2)LMHOSTSファイル。
コンピュータ名とIPアドレスの対応を静的に登録したファイル。
3)WINSサーバ。
コンピュータ名とIPアドレスの対応を動的に登録するサーバ。
■ ループバックアドレス。
IPv4ではループバックアドレスとして、127.n.n.n.が予約されている。
慣例的には127.0.0.1を用いる。
IPv6ではループバックアドレスとして、0:0:0:0:0:0:0:1が予約されている。
連続する0は::で表現可能なため、::1と表記される。
■ 169.254.n.n(255.255.0.0)。
DHCPサーバが正しく動作していない場合など、
DHCPクライアントとDHCPサーバとの通信に失敗した場合に、
マイクロソフトTCP/IPソフトが、自動的に割り当てるIPアドレス。
以上。
2003/12/09 pm