CPU
■ CPU。Central Processor Unit。 中央処理装置。 コンピュータの5大装置のうち、演算装置と制御装置を合わせたもの。 たんに処理装置とも呼ばれる。 ■ RISC。Reduced Instruction Set Computer。 縮小命令セットコンピュータ。 CPUの処理を高速化するための技術の1つ。 CPUがサポートする命令セットを簡単にし、また種類を限定することで、 マイクロプロセッサが高速処理をできるようにする設計様式。 RISCでは、サポートする命令を使用頻度の高い20%程度に限定し、 のこり80%の命令に関しては複数の命令を組合わせて実行する。 IBM社のジョン・コックによって1974年に考案され、 1990年代以降は、主流のアーキテクチャとして普及している。 ■ パイプライン処理。Pipeline。 CPUの処理を高速化するための技術の1つ。 複数の命令を少しづつ段階をずらしながら同時実行するもの。 プロセッサに与える個々の命令を複数のステージに分解して、 各ステージを担当する処理機構に独立して処理させることで、 命令を同時並行で処理する。 ■ MIPS。Million Instructions Per Second。 CPUの性能を表す数値。 1秒当たりの実行命令数を100万単位で表したもの。 1MIPSは1秒間に100万命令を処理できることを表す。 MIPS =(実行した命令数)/(実行にかかった時間)×10-6 なお、1つの命令を実行するのにかかった時間は、 1命令あたりの必要クロック数とクロック間隔の積で表される。 (実行時間)=1命令あたりのクロック数×クロック間隔 =1命令あたりのクロック数/クロック周波数 ■ 命令の実行手順。 1.命令フェッチ(IF) 主記憶から命令を取り出す。 2.命令の解読(ID) 取り出された命令を解読する。 3.オペランドフェッチ(OA/OF) 命令のオペランド部から主記憶上の実行アドレスを計算し、 その実行アドレスから処理の対象となるデータを取り出す。 4.命令の実行(EX/RF) 機械語の命令コード部の指示により命令を実行する。 また、演算結果を主記憶等へ格納する。 以上。 2004/03/10 pm