データベース言語
■ データベース言語。 データベースの定義や操作を行なうための言語。 ユーザやプログラムは、 この言語を用いてスキーマを定義したり、 データベース中のレコードを検索したり、読み書きしたりする。 関係データベースでは、 データベース言語として、主にSQLが用いられる。 ■ SQL。Structured Query Language。 構造化クエリー言語。 関係データベースを処理するための、非手続き型プログラム言語。 1987年にISOとJISにより制定された。 SQLのコマンドは、比較的単純で理解しやすい。 たとえば、表に記録されているデータを検索する場合には、 以下のようなSELECT文(問合せ文)を使用する。 SELECT 検索する列の名前 FROM 検索の対象とする表の名前 WHERE 検索条件 SQLが行なうデータベース操作として、集合演算と関係演算がある。 ■ 集合演算。 (1) 和。Union。 列の名称と数が等しい複数の表から、 2つの表のいずれかに含まれている行を抽出して、 新しい表を作る処理。 (2) 差。Difference。 対象となる表から、他の特定の表に含まれている行を除く処理。 (3) 積。Intersection。 対象となる2つの表から、両方の表に含まれている行を抽出する処理。 (4) 直積。Cartesian Product。 演算対象とする2つの表のすべての組合せを得る。 ■ 関係演算。 (1) 選択。Selection。 目的とする表から、条件に合致する行を抽出する処理。 (2) 射影。Projection。 目的とする表から、条件に合致する列を抽出する処理。 (3) 結合。Join。 複数の表を結合する処理。複数の表に共通する列を選び、 値が一致する行を結び合わせて新しい表を作る処理。 (4) 商。Division。 2つの表の特定の列を比較し、 一方が他方のすべての要素を含んでいる行だけを抽出する。 以上。 2004/03/10 pm