データベースの利用
■ ディレクトリサービス。 分散システムにおいて、 リソースの物理的な所在位置を意識することなく、 リソースに付けた名前だけでアクセスできる機能。 ネーミングサービスともいう。 ディレクトリサービスは、アプリケーションプログラムの所在情報を管理する。 アプリケーションプログラムを移動した場合でも、デ ィレクトリサービス自体がその移動を検知するので、再登録は不要である。 ディレクトリサービスにアクセスするためのインターフェースとしては、 LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)が標準になりつつある。 ■ データウェアハウス。 マネジメントの意思決定を支援するために、 目的別に、統合化された、時系列的な、更新処理をしない特性を持つデータの集合。 企業におけるデータウェアハウスは、 企業複数の基幹システムの情報を全社的にまとめた保管庫であり、 データ基盤としてデータが体系化されていることが重要。 生データの寄せ集めではなく、統一コードによる体系的なデータ基盤でなくてはならない。 あくまで、企業内部で活用するべきものであり、外部に情報提供するためのものではない。 ■ データマイニング。 大量の履歴データから、中に潜む法則や関係などの意味情報を発掘すること。 人工知能や統計学などの高度な数学的手法が用いて、 過去のデータから将来を予測しようとするもの。 例えば、あるスーパーマーケットで大量に蓄積されたPOSデータを分析した結果、 一見何の関係もない商品がひんぱんに同時購入されている事実を発見し、 同じワゴンに陳列することで販促に成功した事例がある。 このために、大量のデータを高速に処理する機能と 自動的なルール発見アルゴリズムを備えたソフトウェアが開発されている。 ■ データマート。Data Mart。 企業全体の情報を統括するデータウェアハウスから、 各部門/各ユーザにおいて必要な情報に、さらに絞り込んだもの。 以上。 2004/03/10 pm