Proxyサーバ
■ プロキシサーバ。HTTP Proxy Server。 他のサーバへのアクセスを中継するサーバ HTTPを中心に、HTTPS、FTPなどをサポートする。 一般的なプロキシサーバは、 インターネット上のサーバと社内クライアントとの中間に置かれ、 クライアントの通信を一旦引き受けて、 代理人としてインターネット上のサーバに要求を出す。 代表的なプロキシサーバソフトとしては、DeleGateやSquidなどがある。 ■ プロキシサーバの効用。 プロキシサーバを導入することにより、下記のような効果が期待される。 (1) セキュリティ確保 社内の送信元ホストを隠蔽することができる インターネット側から社内への直接アクセスを封じることができる。 社内ホストがワーム等に感染した場合、外部への拡大を防ぐことができる。 (2) キャッシュによる効果 プロキシサーバは一度読みこんだデータをキャッシュに保存する。 これを再生することでデータへのアクセス時間を短縮し、 上位へのトラフィックを軽減することができる。 ■ DeleGate。 プロキシサーバの代表格。 産業技術総合研究所の佐藤氏が開発したもの。 非常に多機能なフリーソフトウェアであり、 FTP、HTTP、POP、SMTP、IMAP、TELNETなど、 多数のプロトコルのプロキシとして動作する。 UNIX版のほかWindows版、OS/2版があり、 頻繁にバージョンアップされている。 ■ リバースプロキシ。 Webサーバ側に置かれるプロキシサーバのこと。 リバースプロキシは、インターネットの向こう側の 不特定多数のクライアントからのWebアクセス要求を一旦まとめて引き受け、 これをローカルネットワーク上に置かれたWebサーバに中継する。 ■ リバースプロキシの効用。 Webサーバの構成を外部から隠蔽して、 柔軟な負荷分散やサーバ構成の変更などに対応することができる。 以上。 2004/03/16 pm