IPv6を試す
■ IPv6への対応状況。
(1) クライアント系OS。
WinXP、MacOSXで対応済みである。
(2) サーバ系OS。
FreeBSD、NetBSD、Linux、Solarisが対応済み。
(3) サーバアプリケーション。
DNSはbind9、MTAはSendmailやPostfix、
POPではQpopper、HTTPではApache2が、IPv6に対応済みである。
(4) ルータ。
Cisco(シスコ)、Juniper(ジュニパー)などの専用ルータや
Zebra(ゼブラ)等フリーウェアとして提供されているルータが対応。
■ IPv6 ホストの設定方法。
WindowsXPの場合。
(1) ホストにIPv6を追加し、起動させる
インストール → DOSプロンプト → ipv6 install と入力
アンインストール → DOSプロンプト → ipv6 uninstall と入力
(2) 本当にIPv6に対応しているかを確認する
DOSプロンプト → ipv6 if 6 ("6"はインターフェース番号を指す)
(3) 経路表を表示させる
WinXPの場合 ipv6 rt
(4) 任意ノードへのパケットの到達性を確認する
WinXPの場合 ping6
(5) パケットがどこまで届いているかを確認する
WinXPの場合 tracert6 (トレースアールティーロク)
(6) その他。
ipv6 if・・・ IPv4のipconfigのようなもの。
ping6・・・ IPv4のpingに相当。
tracert6・・・ IPv4のtracert(traceroute)に相当。
nslookup・・・IPv4コマンドだが、
DNS(AAAAレコード)にIPv6アドレスを問い合わせるのに使う。
> set type=AAAA
> www.kame.net
telnet6
■ IPv6 ルータの設定方法。
シスコルー他の場合。
(1) ホストとの通信をIPv6に対応させるため
必要なインターフェースにIPv6アドレスを設定し
さらにRAを使用するためのデーモンを起動する
ipv6 unicast-routing
interface+インターフェース名
ipv6 enable
ipv6 address アドレス
RAはデフォルトで通知するので設定不要
(2) インターフェースのIPアドレスを確認する
show ipv6 interface+インターフェース名
(3) 他のルータとの通信をIPv6対応させるため
使用する経路制御プロトコルを宣言する
interface+インターフェース名
ipv6 rip ncg enable
ipv6 router ncg
(4) 経路表を確認する
show ipv6 route
■ KAMEプロジェクト。
KAMEプロジェクトのホームページ(www.kame.net)では
IPv6アクセスの場合は”踊る亀(the dancing kame)”を見る事ができるが
IPv4アクセスの場合は見られない(モザイクがかかる)仕掛けになっている
[ つづきはこちら ]
2004/03/24 pm