IPv4からIPv6への移行


■ IPv4からIPv6への移行技術

  ある日突然、IPv4からIPv6に切り替えるというものではなく、
  当面は、IPv4とIPv6が共存し、
  両方が適切な領域で使われるものと考えられている。

  IPv4からIPv6への移行技術には、
  デュアルスタック、トンネリング、トランスレータ、6to4などの方法がある。

■ デュアルスタック

  IPv6とIPv4の両方を実装する機器を使用し
  IPv6/v4バイリンガルなネットワークを構築する

  IPv6/IPv4デュアルスタック網で障害が発生した場合、それが
  IPv6の障害なのか、IPv4障害なのか、切り分けが必要である。
  切り分けを容易にするために、ホスト名をIPv6ホストと容易に識別
  できるような名前にするのが望ましい。

  デュアルスタックの場合、IPv6対応アプリは、IPv6接続を試みた
  後に、ダメだったら、IPv4接続を試みる。あるいは、IPv6接続がダ
  メなら、そのままタイムアウトとするものもある。

■ トンネリング

  IPv6通信をIPv4網にトンネリングする技術
  ホストがIPv6パケットをIPv4ヘッダでカプセル化する
  ルータがトンネルブローカとしてヘッダを落とし
  IPv6網に接続するというもの

■ トランスレータ

  IPv6網とIPv4網の間にトランスレータという機器を挟むもの

  IPv6のアドレス数に対応するだけのIPv4アドレスは無いので
  NATと同様の問題が発生し、通信が片方向になってしまう
  つまりIPv4網側からIPv6網側へは通信を開始できない

■ 6to4(シックストゥフォー)

  トンネリング技術の一種
  IANA(アイアナ)が定めた6to4専用プレフィックス(16ビット)と
  網側から付与された自身のIPv4アドレス(32ビット)を使用し
  IF識別子(64ビット)を加えて、IPv6アドレスを生成するもの
  6to4専用プレフィックス=「2002::/16」

  KDDIが実験を始めており
  「www.6to4.jp」にKDDIサービスの設定方法が書かれている

  WindowsXPに、この機能が乗せられており
  マイクロソフトのマニュアルに設定方法が記載されている
  良ければ試してみてもらいたい

[ つづきはこちら ]

2004/03/24 pm


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