ピンポーン。
『銀河星系行きの搭乗手続きを開始します。ご利用のお客様は……』
宇宙港内のロビーにアナウンスが流れた。
ランサーたちの表情が僅かに強張った。
「…そろそろ時間だ。行こうか、みんな」
ただ一人何事も無かったようにメルビナ全員に呼びかけた。
少女たちは小さく頷く。
「……」藤田は無言のまま少女たちに頭を下げた。
「ほ、補佐官さん?」
パティが驚きの声を上げる。
「みんな、すまない。俺にもう少し力があれば、こんな風に地球から追い出させはしなかった……」
藤田は無念な想いで一杯だった。
藤田はちょうど1年前、GPOのライバル組織である『維新組』から市長の命令によりGPOの補佐官としてGPOの指揮を取った。
しかし、それは名目上のことで、本来の目的は他星系の人間にEMP市の治安を預けることを疎ましく考えたEMP市長海道の策によるスパイとしてだった。
当初はスパイという立場に嫌気を感じながらもGPOを軽んじてた藤田は志こそ違えど、GPOの排斥には賛成だった。
しかし、メルティランサーと呼ばれる少女たちの、ひたむきにこのEMP市を守ろうとする姿勢に心打たれた藤田は次第にGPOの為、いや、彼女たちの為に奔走するようになった。
しかし、それから1年後。またも地球の危機を救ったはずの少女たちへの地球からの返答は『GPOスタッフの一新』というあまりにも不義理な答えだった。
「それは、心得違いだな。言っただろう、これはGPOの方針だ」
メルビナは諭すように言ったが、藤田は真実を知っていた。そのGPOの方針は度重なるEMP市長の政治的な裏工作によるものだと……
「わたしたちの仕事は、地球がはやく銀河文明になじめるよう、お手伝いすることだったんです」
シルビィは微笑みながら言った。
「それが済んだんだから、仕事はおしまい、さよならってわけ」
ナナは意識してぶっきらぼうに言った。
「おそらく……今度は、別の星で同じような仕事をすることになります。わたくし達を必要とされる星々は、まだまだたくさんあるのですから……」
サクヤはいつものように穏やかな口調で言った。
「出会いと別れの繰り返し……ま、それが人生ってやつだもんな」
ジュンは芝居がかったように言った。
「今度はどんなところなのか、アンジェラ、ワクワクしてるのだぁ!」
アンジェラは、はしゃぎながら言った。
「ええ、そうです。わたし達、星のお世話をできるんですもの」
パティはアンジェラの言葉に同意して言った。
「だが、お前たちはそれでいいのか!?」
藤田は叫ぶ。あまりにも物分かりの良すぎる少女たちの為に。
「地球人は、それがメルティランサーのお陰なことを忘れようとしているんだぞ!」
「……あなたが覚えていてくれますから。それなら…寂しくなんかありません」
シルビィは寂しげに藤田を見た。
そこで藤田は悟った。彼女たちもまた、耐えていることを。
悔しくて、腹立たしくて……それでも、自分達の守った星を誇りに思っているのだ。
「さらばだ、補佐官殿。縁があったらまた会おう」
メルビナの言葉を合図に少女たちは一路搭乗口へと向かった……
メルティランサー3.01
プロローグ
作:御巫吉良(KIRA・MIKANAGI)
ゆっくりと、しっかりとした足取りで搭乗口へと向かう7人のランサーたち……その時。
ドゴーーン!!
「「「「「「「え?」」」」」」」
7人が素っ頓狂な声を上げて立ち止まった。
「ふ、船が……」
7人は呆然として炎上する自分たちが乗るはずだった船を見ていた。
「…は! 何をしている、みんな! 爆破事件だぞ!」
真っ先に我に帰った藤田の声で7人のランサーたちが正気を取り戻した。
「もーー! せっかくカッコ良く決まったところだったのに!」シルビィが訳のわからない文句をブツブツと言いながら銃を取り出す。
「アンジェラの船壊した奴、捕まえるのだー!」言葉とは裏腹に楽しそうに愛用の棒(本人談)を構えるアンジェラ。
「地球での試練はまだ終わっていないと言うことですか…」サクヤはアーカネストの聖印を胸の前で切る。
「ちっくしょう! あたしたちの乗る船を狙うとはとんでもねえヤローだぜ!」一瞬にしてパワード・スーツを装着して指をバキバキとならす潤。
「このあたしを怒らせるとはいい度胸してるわね!!」肌身はなさず持っている魔法のステッキを取り出して憤然とするナナ。
「ブツブツ……やっとランディと会えると思ってたのに……」小銃を取り出しながら暗い声でブツブツと何かを言っているパティ。
「我々を狙ったのか…それとも別件か…いずれにしても運の無い連中だな」戦闘形態に変身して、愛用の名剣を構えるメルビナ。
「補佐官! 指示をお願いします!」シルビィは藤田に向けて言う。
「お、おい。俺はもう補佐官じゃないぞ! それにメルビナ長官もいるのだから……」
「それを言うなら私もすでに長官ではない。今の私は一介のランサーでしかない。貴公は新生GPOのメンバーの一人だ。今現在、このメンバーの中でEMP市での職権を持つのは貴公だけだ。貴公が指示するのが自然だろう」
メルビナの言葉で藤田は合点がいった。
EMP市のGPOのメンバーが維新組に変わった時点で、彼女たちはEMP市での職権を失っているのだ。
つまり勝手に独自の行動で犯人逮捕は出来ないのだ。
しかし、現GPO所属の藤田が『協力を求めた』となれば、彼女たちが犯人を逮捕してもなんら問題はない。
「わかった……アンジェラ、ジュン、メルビナ長官は正面より突撃! シルビィとパティは向かって左側より、サクヤとナナは右側より回り込め! 三方より挟み撃ちにするんだ!」
「「「「「「「了解!!」」」」」」
「あらあらあら〜〜。どうやら作戦はうまくいってるみたいね〜♪」
「リーダー、本当にこんなことしていいんですかあ? あいつらがいなくなれば地球征服はずっとやりやすくなるのに…」
「チ・チ・チ……わかってないわねー、リゲル君。このまま勝ち逃げされたんじゃ、あたしたちは未来永劫あいつらに負けた事になるのよ! そ・れ・に。やっぱり悪の組織としてはそれなりに手強い正義の味方がいてこそ花があるんじゃな〜い♪」
「…おい、グリアノスも何とか言えよ! これは小説なんだから喋らないといない事にされるぞ!」
「……問題ない。あの男とも決着がついていないからな……」
「あの男って、藤田とかいう元補佐官の事か? あいつと戦うのになんでランサーのお嬢さんがいるんだよ」
「あの男は実直な男だ……必ずやランサーのお嬢さんたちを追ってこの星を出るだろう……それでは決着がつけられない」
「あらあら。グリアノスは随分、あの男に惚れ込んだみたいね〜。さあ、リゲル君はどうするの?」
「はいはい。わかりましたよ、やりますよ! それじゃあ、僕は市長の方をやりますから、こちらはお願いしますね」
「オッケェ〜イ♪ 頑張ってね〜〜♪」
(はあ……どーして僕はこんな役回りばっかなんだろう……)
爆破犯は瞬く間に捕まった。
なぜか爆破した飛行機を前に呆然と突っ立っていたからだ。
爆弾のリモコンを持っていたのですぐに逮捕した。
口々に、「俺は知らない!」とか「気が付いたらここにいて…」と訳のわからないことを言っていたのが気に掛かったが……
藤田は犯人を宇宙港の警備員に引き渡してこの事件について考え込んでいると、
「いやあ、藤田くん! よくやってくれた!」
「し、市長? なぜここに?」
いつになく明るい表情の海道市長とその後ろの大勢のマスコミと思しき一団の登場に藤田は面食らった。
「それにしても、さすがはGPOのランサーは違う。これほどの大事件を一瞬にして解決してしまうとは」
芝居がかった口調と仕草で海道市長は振り返って報道陣に体を向ける。
「やはりこのEMP市には彼女たちの存在は欠かせない! どうでしょう、もう一度彼女たちをこのEMP市に迎え入れては!!」
報道陣が一斉にカメラのフラッシュをランサーたちに向けて放ち、周囲の野次馬は大きな拍手と歓声があたりに響き渡った。
(ん?……)
あまりの展開に呆然としていた藤田はふと、海道市長の左手に注目した。
そこには見覚えのある指輪があったのだ。
(あれは確か『ヴァネッサーズ』のリゲルの……! そういうことか……)
藤田はこの事件の顛末にようやく気が付いた。
海道市長が付けている指輪……あれは以前にリゲルが海道市長を操る為に彼が潜伏していた特殊な指輪だった。今もあの中からリゲルが海道市長を操っているのだろう。
彼らはどういう理由かはわからないが、ランサーたちがこのEMP市を離れる事を好ましく思っていないようだ。
「『ヴァネッサーズ」……この一件、貸しにしておくぞ」
割れんばかりの拍手の中、小さく呟くと藤田は一躍ヒーロー扱いを受けているランサーたちへと足を向けた。
「やれやれ……やっぱりあの男は気が付いたか……まあ、二度目だからなあ」
冷や汗を拭いながらリゲルは指輪の中にある一室から藤田の後姿を見詰めていた。
「やれやれ、これからの処理が大変だ……彼女たちの復帰申請も、僕がしなきゃならないんだろうなあ……」
宿敵を助けることに未だに抵抗のあるリゲルは手続きの面倒さもあって、再びため息をついた。
「補佐官ー!ちょっと助けてくださいよー!」
藤田が少女たちの元へ来た時、マスコミの海の中から金髪のポニーテールが見えた。
「シルビィか!? こっちだ!」
藤田は人ごみの中からシルビィの手を掴むと彼女を引き寄せた。
「キャ!」
「シルビィ、とりあえず逃げるぞ!」
「は、はい!」
藤田とシルビィは喧騒渦巻く宇宙港ロビーを連れ立って駆け出した……
「ほ、補佐官! ここまで来ればもう……」
「そ、そうだな……」
ようやく立ち止まった二人は息を整えた。
「ふう……ここは、どこだ?」
「さあ……宇宙港の建物から出たところからよく覚えてませんが……」
二人は改めて回りを見回した。
そこは人工的な森林公園のような場所だった。
先ほどまでの喧騒が嘘のように人気の無い静かな場所だった。
「宇宙港の近くにこんな場所があったとはな……」
感嘆しながら藤田は周りを見回していると、
「あ、あの……補佐官。もう手は離しても……」
赤くなってモジモジしながら遠慮がちにシルビィが自分の左手を指差す。
藤田はシルビィの手を掴んだままだった。
「あ、す、すまん……」
「い、いえ……」
突然恥ずかしくなって二人は黙り込んでしまう。
「あ、あの!」「な、なあ!」
同時に言葉を発して思わず顔を見合わせる藤田とシルビィ。
「な、なんですか?」「な、なんだ?」
またも同時に言う二人。
「そ、そちらから、どうぞ」
「い、いや、大したことじゃない。シルビィの方から言って良いぞ」
なおも逡巡していたシルビィだが、やがてゆっくりと口を開く。
「……わたし達、またここで、EMP市でお仕事できるんでしょうか?」
「そうだな、他ならぬ海道市長の働きかけに加えてあのマスコミ報道だ。きっと復帰できるだろう」
「何だか……あまりに突然で信じられません。何で市長はああも心変わりしたんでしょう?」
「さ、さあな……」
藤田は『ヴァネッサーズ』の策であったことはあえて伏せておいた。
「良いじゃないか、理由なんて……それとも、嬉しくないのか?」
考えてみれば一度は彼女たちを追い出そうとした星である。そこを藤田は懸念したが、
「そ、そんなことないです! 本当は悔しかったし、自分たちは何の為に戦ってきたのかって、落ち込みました……でも、この星は私の父の故郷……もう一つの故郷です。それに、補佐官もいるし……」
「え?」
突然自分の事を持ち出されて藤田は戸惑った。
シルビィは顔を真っ赤にしながら、藤田の瞳をジッと見る。
藤田の瞳を見るシルビィの瞳は潤んで見えた。
「補佐官……」
シルビィはそっと藤田に近づき……
「ああ! シルビィ見〜〜つけたのだぁ!」
突然の大声に思わず二人は慌てて後ろに飛び退いて離れた。
「ア、アンジェラ!?」
シルビィの言葉に導かれるようにそばの植木からアンジェラが顔を出した。
「わ、ホサカンもいる! お〜〜い、みんなあ、二人を見つけたのだぁ!!」
大きな声を上げてアンジェラが後ろに手を振る。
「まあ、こちらにいらしたのですか」
「やれやれ、ひでー目にあったぜ…」
「アンタ達だけ逃げるなんてズルイわよ!」
「まったく……追いかけられる方の身にもなって欲しいな……」
まもなく、サクヤ、ジュン、ナナ、メルビナが不満を口にしながら近づいてきた。
「……ところで、補佐官さんとシルビィ先輩はこんなところで何をしていたんですか?」
遅れてやってきたパティがそんなことを口にした。
「え、あの、これは、その……」
目に見えてうろたえるシルビィに全員の目が集中する。
「アンジェラ知ってるよ! シルビィはホサカンにこうしたかったんだよね!」
そう言うなりアンジェラは補佐官に抱き付いた。
「「「「ああああーーーーーー!!!!」」」」
思わずシルビィ、サクヤ、ジュン、ナナが大声を上げた。
「アンジェラ、ホサカンだ〜〜い好きなのだぁ!」
「ちょっとズルイわよ、アンジェラ!」
「ア、アンジェラ、補佐官も困ってますわ、離れて……」
「ええい! まどろっこしい! アタシも!」
「ちょっと、みんなして何バカやってんのよ! バカザルも早く止めなさいよ!」
シルビィ、サクヤ、ジュン、ナナが一斉に藤田とアンジェラの元に集まりてんやわんやの大騒ぎになってしまった。
「あ、あの……長官。わたし、余計な事言っちゃいましたか……?」
パティはあまりの惨状に恐る恐るメルビナに訊ねる。
「まあ……今日のところは浮かれるのも仕方が無いだろう。それにしても……」
補佐官に群がる少女たちを改めて見る。
(本当に、この問題児たちに慕われたものだな……果たして誰を選ぶのかな、補佐官殿?)
苦笑しながらいつまでも続く騒ぎを見つめていた……
それから僅か3日後。正式に7人のEMP市のGPOとして復帰が決まった……めでたしめでたし。
「めでたいことあるか、ボケェェェェェ!!!」
「れ、玲華さん、落ち着いてください!」
ここはEMP警察の片隅の仮設小屋。
隙間風と部屋の古さが貧乏臭い。
「何でウチらがこんなとこで仕事せなアカンのや〜〜〜〜!!!」
そのボロ小屋は『維新組』の新たな駐屯地……つまり本拠地だった。
「しょうがないじゃないですか……前の『維新組』の本部は取り壊してしまったんですから……」
怒りの治まる様子のない御堂玲華――『維新組』の隊長を副官にして恋人の相馬真也は必死になってなだめていた。
彼ら『維新組』のメンバーはランサーたちが去った後の新生GPOとして赴任することになっていた。
ところがメルティランサーの突然の職場復帰によって宙に浮いてしまったのだ。
以前の『維新組』の本部は老朽化が進んでいたこともあって、建物はすでに取り壊されてしまったのだ。
仕方が無く、EMP警察の隅にあった物置小屋を片付けてここを本部とすることになってしまったのだ。
「んなもん、納得がいくか〜〜〜〜!!!」
「ちょっと、恭馬さん! 落ち着いていないで助けてくださいよ!」
必死に玲華の体を抑えながら落ち着いて茶などすすっている副長の葦名恭馬に助けを求めた。
「うむ! 真也よ、これもまた試練だ。甘んじて受け入れるしかあるまい」
とても25歳には見えない外見と貫禄を持って恭馬が言った。
「だから、そういう事は玲華さんに言ってくださいよーーーー!!」
真也は悲鳴を上げながら恭馬に反論するが、恭馬はそ知らぬ顔でまた茶をすすっている。
(……恭馬さん、逃げましたね……)
恨みがましい目で恭馬を見ながら真也はなおも玲華を抑えてる。
「くっそ〜〜!! GPOめぇーー!! ぜったい、このままでは済まさんでぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
続く
あとがきみたいなモノ
吉良「どーも、読んで頂いてありがとうございます。作者の御巫吉良です」
シルビィ(以下シル)「……ちょっと、何なのよ、このSSは」
吉良「お、来たな。今回の犠牲者のシルビィくん」
シル「ぎ、犠牲者って……」
吉良「ウム、このSSは続編モノなので毎回SSの犠牲者に出演してもらうことになってるのだ」
シル「どちらかと言えば玲華さんの方が犠牲者のような気がするけど……」
吉良「まあ、私もそんな気もしたが……いきなり脇役がゲストというのもなんだしな」
シル「それはそうと、何であんな良い場面で邪魔させるのよ! せっかくムード満点のロマンティックなシーンだったのに……」
吉良「馬鹿モン、それではプロローグにならんではないか。言っておくがこのSSはラブコメだ。あそこで邪魔が入るのはお約束という奴だ」
シル「ええーーー! アナタがラブコメ!! アナタは暗いモノか馬鹿丸出しのギャグしか書けないんでしょう!」
吉良「エライ言われようだな……ついでに言うならこう言うラストを決めないで続編モノを書くのも初めてだぞ。これは私の新たなる野望の一歩であ〜る!」
シル「……という事は、これからしばらくわたし達はアナタのおもちゃにされるのね……他にいくらでもマトモな作家さんはいるのに何でアナタなんかに書かれなきゃならないのか……」
吉良「まあまあ、気にするな。私は君の事もメルビナ長官、ジュン、グリアノスの次くらいには好きだぞ」
シル「……わたしは、グリアノス以下なの? シクシク……」
吉良「な〜に、大丈夫だ。腕力ならお前の方が勝ってるぞ」
シル「乙女に向かってなんてこと言うのよ!『超筋力開放』!」
(シルビィ、吉良の首をギリギリと締め上げる)
吉良「ぐ、苦しい…そ、そのパワーを使うから、『ゴリラ女』って言われる…」
シル「まだ言うか、コイツはぁ!」
ゴキュ。
シル「え!? あ、あれ、なんか鈍い音が……」
(手を離すシルビィ。吉良、ピクリともせずに地に落ちる)
シル「え、えと、あの、と、とにかく、作者の御都合主義で、長官とパティ以外はみんな補佐官を狙っているけど、次回こそは補佐官のハートはわたしのモノよ! そういう訳でよければ掲示板、メールか、感想用フォームで感想をよろしくね(はぁと) そ、それじゃあ次回をお楽しみに〜♪」
(シルビィ、吉良を引きずりながら退場)
99/9/19作成