お囃子が、ちょっと面白い祭りがある、という情報を小耳に入れ、昨年、新潟県長岡市深沢町
の秋祭りに行ってきました。また、花火も上がると聞き、取材?を慣行しました。
毎年 8月、第3週の土、日曜に行われるそうです。
町内は4ブロック(1丁目〜4丁目)になっており、昔は、それぞれ固有の地区名があった
そうです。
1丁目:河内(こうち)、 2丁目:日溝(ひみぞ)
3丁目:新保(しんぼ)、 4丁目:町新田(まちしんでん)
祭りは、深沢神社の秋季大祭として執り行われ、それぞれの地区から山車が出ます。特に河内
地区の山車は、「めっこんじさ」と呼ばれるユニークなもので、米寿のお爺さんが喜び踊
る様を再現したものだそうです。各町内の山車には、それぞれテーマがあるようです。
1998年の山車です
それぞれの山車は、各々町内を引き回した後、神社に奉納?する形式です。山車を引回す際に
お囃子が演奏されます。驚いたのは、お囃子が、何曲も存在するということです。さらに、各
地区とも同じお囃子なのに、細部で微妙に違っているのです。お囃子は、笛、太鼓(大・小)、
鐘で形成され、哀愁を帯びたものから、小気味のよいものなど、多岐にわたります。歌詞が
付いたものもあります。夜の7時頃、各町内から神社へと山車が引かれてきます。町内の山車
が勢揃いすると、「しゃぎり」という催し物が行われます。花火は尺玉も揚がり、神社から
ちょっと離れた町内の田んぼから打揚げられてました。神社のすぐ脇は小学校で、学校の
グランドで、最後の花火が揚げられます。小さいながらも、ナイアガラやスターマインが
ありました。 普通の田舎町の祭りですが、江戸時代頃まで遡る歴史があるそうです。
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テープ録音した、お囃子の一部を紹介します。
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