謝罪文 -山田南平 2000年9月7日8時39分(#2792) 謝罪文(続き) -山田南平 2000年9月7日8時42分(#2793)
謝罪文 |
投稿者 | : 山田南平 <メールアドレスは伏せます・過去ログ管理人> |
登録日 | : 2000年9月7日8時39分 (#2792) |
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これは謝罪文です。色々な人に謝りたいと思います。 やっと掲示板が落ちついてきた今になって、こんな書き込みを私自身がするのは、遅いのかも知れません。 また楽しくない湿っぽい雰囲気に戻ってしまうかもしれません。 それでも謝っておかなければと思ったので、申し訳ありませんが少しお付き合い下さい。 ここの掲示板はここ数ヶ月、楽しい場所ではありませんでした。 原因は様々ですが、その全てに私が関与しています。 まずは1番その事に対してごめんなさい。 不快な気分にさせてしまった方、怖い思いをさせてしまった方、ごめんなさい。 嫌な雰囲気を何とかしようと頑張ってくれた方、有難うございました。 私が出て来て一言謝罪すれば済む問題まで遠回りさせてしまったこと、ごめんなさい。 ここで私は何度か軽はずみな発言をして、色々な人を悲しませたり不快にさせたり、不安にさせたりしました。 1番気にかかっていたことは、「紅茶王子」番外編のコミックス収録が先送りになるかもしれなかったことを確定では ないのにここに書いて、何人かの人に損をさせてしまったこと(損をしたと思わせてしまったこと)でした。 中学生の読者さんが、私の『コミックスに載らないかもしれないよ』という発言を見て、少ないお小遣いから交通費として 何千円ものお金を出して雑誌を買ってしまったという書き込みを読んだ時は、すまないことをした、悪かった、と思いました。 すぐにそれを謝ればよかったのにしなかったのは、その書き込み自体に私が疑いを持っていたからでした。 あの時期ここには、とある匿名性の掲示板で書き込みをしていた方達が書き込みをしていました。 正当な批判批評として筋の通った書き込みをしてくれる方々もいましたが、中には、傷ついている中高生の読者さんを かたって偽の書き込みをして、ここが混乱するのを楽しんでいた方達もいたようです。 正直に言って、私はどれが本当の傷ついた読者さんなのか、傷ついた読者さんをかたった偽の書き込みなのか区別が付け づらくなっていて、そのどれもを斜め読みしていたのです。 それが、私が自分の意地やプライドに振り回された結果にやらかしてしまった、一番大きな間違いだったと、今は思います。 たとえばそれが偽の書き込みだったとしても、言いたいけども言えなかった同じ思いの読者さんは確かにいたかもしれない。 だとしたら、私がそのことについて謝罪をすれば、その隠れてはいたけど傷ついていた人達も安心できたのかもしれない。 偽の書き込みでなかったならなおさら謝罪は必要でした。 だったら私は変な意地は張らないで、見えない読者さん達に対して謝るつもりででも謝罪をすればよかったのです。 そのことがずっと引っかかっていました。 それでもわたしは自分で書き込みする事は避けて仕事をしていました。 (続きます) |
謝罪文(続き) |
投稿者 | : 山田南平 <メールアドレスは伏せます・過去ログ管理人> |
登録日 | : 2000年9月7日8時42分 (#2793) |
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(記事番号 #2792へのコメント) 私の発言に傷ついたり、私自身が出て来て謝罪や弁明をしないことに憤慨して、私の作品を素直に読めなくなったという方も いたと思います。 でもそれならなおさら、私が慎重に推敲を必要とする謝罪や弁解の書き込みに多くの時間を費やしたり、それに伴う精神的負担 が影響したりして、普段よりクオリティの低い作品を発表することになるわけにはいかないんじゃないか、と思っていました。 それで私自身は全ての書き込みを避けて、マネージャーの夫に代弁を頼んで、仕事に専念していました。 それでも仕事をしている間、ずっとここのことが気になっていました。ずっと引っかかっていました。 仕事の合間にここの書き込みをチェックして、そのたび気持ちを引っ掻きまわされ、一人でずっとここのことを考えながら仕事を する羽目になって、ああそれなら、書き込みをするために時間を使ったりしたって一緒じゃないか、だったら謝罪の書き込みを、 したらいいんだ。そう思って、ちゃんと自分の言葉で、自分の時間を使って、今これを打っているわけです。 漫画家は漫画を描くことが仕事です。 わたし自身は、プロなのだったら読者さんに「体調悪いのかな」「精神状態良くないのかな」「時間なかったのかな」と悟られる ような作品を世に出すのは恥だと思っています。 掲示板に逐一目を通し、逐一レスや謝罪や弁明をし、なおかつクオリティの高い作品を世に出せる自信は私にはありませんでした。 今も実はありません。 私は文章を考えるのが下手です。 いくら推敲して慎重に言葉を選んでも、人を傷つけたり怒らせたりしがちなようです。 もしもこの書き込みを見て、悲しい、傷ついた、怒りがわいた、という方がいましたら、そのことにたいしても、ごめんなさい。 今現時点では、この書き込みが私の精一杯です。 そのことも、色々な方に、ごめんなさい。 仕事を、頑張りたいと思います。 この書き込みと私がこの書き込みをした結果の反応が、次の「紅茶王子」にクオリティの低下として現れないことを、私が 1番望んでいます。 「読者さんや匿名掲示板の反応が怖い。何を書いても何か言われる。何を書いても満足してもらえない。もう描けない」 1週間前、そう電話口で泣いた時に、「だったら今回は私のために描いてよ。私は、あなたの漫画は全て好きだから」と 言ってくれた友人のためにも、同じ気持ちで私の作品を待っていてくれる見ず知らずの読者さんのためにも、私の仕事を、 頑張ろうと思います。 |